牧師室より

イースターおめでとうございます。私たち二人の牧師がこの教会に招かれて1年が経過しました。不慣れな牧師を二人抱え、役員をはじめ、教会員の方たちには、いろいろとご迷惑をおかけしたことと思います。皆様の祈りと助けによって支えられ、2回目の復活日を迎えることができましたことを感謝いたします。

 ところで、イースターは毎年日付が異なりますね。クリスマスのように固定されていません。これは、「春分の日」を過ぎて最初の満月の、次の日曜日を、復活日と定めたことによります(ニカイア公会議325年)。 

キリスト教会の暦の中で、もっとも古い行事ということもあり、キリスト教の暦は復活日を中心に組み立てられてきました。具体的には、復活日の前の46日間を受難節とし、復活日を含めて50日後を聖霊降臨日としたのです。復活日という移動祝日を中心にした96日間の暦がまずあり、その後に定められた固定祝日としてのクリスマス(およびアドベントの期間)がありますので、その狭間にある降誕節(「降誕日」後)と聖霊降臨節は、毎年その期間の長短が異なるのです。

 「主イエスが復活された」。その喜びから教会はスタートしたのです。私たちもまた、その喜びを分かち合いたいと思います。イースターおめでとうございます。   (中沢譲)