牧師室より

先週の聖霊降臨日の礼拝後、第83回教会総会(定期)を持ちました。5月の総会は、昨年度の教会の歩みを、神に報告し、皆で確認、共有し合う総会です。総会資料を読むと、それぞれの委員会が懸命な活動をし、キリストの体が生きて働いている状況がよく分かります。

この5月総会で、私たちの教会にとって、大きな転機になる決議がなされました。来年の331日をもって、私の辞任が承認されました。

19834月に、「洋光台港南台伝道所」に赴任してきました。31年間、伝道、牧会したことになります。長い年月でしたが、皆さんに支えられ、ひたすら走り続けて来たように思います。

1984年に、伝道所から「横浜港南台教会」という名前の第二種教会になりました。そして、1991年の教会創立11周年記念日に、喜びの中で献堂式をしました。会堂建設後は、宣教計画を立てて、新しい希望へと向かいました。教会は急速に成長し、恵まれて歩んできました。

数年前から、牧師交代に備えて、「教職に関する内規」を定めました。後任牧師を迎えるに当たって、諸々の規定を整えました。その内規で、70歳を定年にし、2年毎の更新を認めるとしました。私は、70歳を超え、一期2年が経ちます。この一期で、辞任を決意しました。体も頭もかなり衰え、とても、二期を全うすることはできないと思ったからです。

欠けの多い私ですが、皆さんの祈りに支えられ、歩み続けることができて、本当に感謝しています。

総会で、後任牧師を招聘する委員会設置が決議されました。招聘委員会の務めは、教会員の意見を聞き、集めた資料を整理して、役員会に答申し、役員会の議決に添って候補者と折衝することです。最終決定は、教会員の総意である教会総会でいたします。人事に関しては、他言しない礼儀が求められます。

若い牧師を招き、教会をリフレッシュし、教会総会で決議した宣教計画にのっとり、新たな伝道へ向かうことになります。私たちの教会にふさわしい牧師が与えられるように、祈って備えたいと思います。過去にこだわるのではなく、前を向いて、これからの教会のあり方を追い求める姿勢が大切です。教会は神が臨在し、導いてくださいます。安心して、進めていきましょう。