牧師室より

新しい年を迎えました。この年の、あなたの歩みの上に主イエスの恵みと祝福を祈ります。今年もよろしくお願いいたします。

「見よ、おとめが身ごもって男の

子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は「神は我々と共におられる」という意味である。

(マタイによる福音書 123節)

主イエスのご降誕は神が共におら

れる世界の出現でした。神が共におられる所は命と共生と平和が守られます。この世界を望んで生きたいと思います。

隆雄は、若振りもせず、年寄り振

りもせず、そのままの私でいきたいと思います。悔いが残らないようにラストスパートをかけています。

悦子は、殆どが非常勤でしたが、

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学で教えてきました。1月で終わりますことを感謝しています。

2013年 元旦

今年の私たち夫婦の年賀状です。

主イエスが示された「神の国」は

命と共生と平和を守り、実現する世界である。人間の罪の現実から、神の国を望んで、その国の住民でありたいと願っている。

プレハブの仮会堂であった「洋光台港南台伝道所」に赴任して、ちょうど30年が経つ。赴任した時、30年頑張れば、会堂を建て、自立した教会になれるという希望を持っていた。その希望は一応達成できた。この30年間は、休む間もなく、走り続けてきた年月であったと思う。

会堂建設が全てに優先した。小さなことまで、話し合いを積み重ね、伝道所開所から11年目に献堂した。会堂建設は思わぬ好機に巡り合って完成すると聞いていたが、巡りきた好機を幾度か体験し、感謝した。建物は20年を過ぎ、経年と共に、バブル期の工事の粗雑さなのか、色々な不具合が出てきている。

新興住宅地に建った教会は多くの人の出入りがあり、急激に成長した。多様な人が集まり、開かれた交わりを作り、多様性の中から大きな活力が生まれた。多少とも、他のために奉仕できる教会に成長できたことは喜びである。しかし今は、礼拝出席者が減少気味にある。高齢化して、ホームに入居される方、病気と闘っている方が増えている。教会は年齢に関わりなく、全ての人に開かれている群れである。10年先を見つめた宣教計画を立てている。主イエスが示された「神の国」を目指す宣教が求められていよう。