◇牧師室より◇
Y.N兄はタイで、親の養育を受けられない子どもたちや生活苦にあえぐ人々を支える活動をしている。先回、帰国された時、後継者になる良い女性牧師が与えられたと聞いて、喜んだ。ところが、その牧師は弱い人を蔑む言動を繰り返し、止まりそうにない。Y兄は後継者にすることを断念したという報告があった。新しい後継者が与えられるまで、頑張りなさいということではないでしょうかとメールした。ところが先日、嬉しい報告があった。掲載したい。
「元気付けのメールをありがたく拝読いたしました。ありがとうございます。
昨日6月30日土曜日に子どもたちだけで子どもの教会を守りました。
司会 イン
ギター マーライ
讃美歌 5曲
最初のお祈り イン
聖書 ルカ15:11−32 トン
お話 聖書物語から 放蕩息子のたとえ サーイ
ゲーム 全員
頌栄
感謝の祈り イン
イン、トン、サーイ、マーライの4人は6年生です。
子どもたちが主体でみんなが協力して楽しく子どもの教会が開けました。お話は子ども用の聖書物語から6年生たちが放蕩息子のたとえを選び、その物語の聖書箇所ルカ15:11−32までをトンのリードで全員で読みました。以上のように6年生が役割分担をして子どもの教会を自分たちで守ることができました。
今日はノンホイ教会に子どもたちを連れて出かけます。」
Yさんがタイに永住して、12年が経つ。親の愛情を知らずに育った子どもたちを育てるのは並大抵ではない。大きな忍耐と苦労がある。しかし、子どもたちが自発的に礼拝を捧げることができるほど成長していることを知り、本当に嬉しく思った。
「さんたの家」で、元気溌剌に喜んで礼拝している子どもたちの様子が目に浮かぶ。Yさんの身を捨てた信仰が確実に伝わっている。心から敬服する。