牧師室より

佐野匡師の伝道師就任式が横浜本郷台伝道所で行われた。近隣教会の牧師たち、私たちの教会員など、礼拝堂は溢れんばかりの出席者であった。何より、伝道所の皆さんの喜びが真っ直ぐに伝わってきた。伝道所は依田駿作牧師ご夫妻が始められたが、駿作牧師は4年前に急逝された。大きな痛手であった。その後、康子牧師が担っていたが、高齢になられ、後任問題で悩んでおられた。

佐野師はかなり早くから牧師への献身を願っていた。私は、信徒として教会への奉仕は十分できると言っていたが、熱意に押され推薦状を書いた。独学で牧師への準備を進めていた。未受洗者への配餐問題が起こった時、教団執行部の牧師たちの排除的な発言と姿勢に落胆し、牧師への進路を躊躇していたが、最短で試験に合格し、伝道師になった。

康子牧師から、信徒の説教者を依頼され、受験中の佐野兄に行ってもらった。佐野兄の説教と人柄が受け入れられ、とんとん拍子に赴任が決った。関係教会として共に福音の喜びを分かち合っていきたい。