◇牧師室より◇
クリスマスおめでとうございます。
クリスマスは「キリスト(救い主)」と「マス(祭・礼拝)」の合成語です。ですから、クリスマスはキリスト礼拝という意味です。私たちが毎週守っている主日礼拝はキリスト礼拝そのものです。しかし一般的には、クリスマスは神の子イエスの「降誕日」として受け取られています。幼子イエスが家畜小屋でお生まれになった時、羊飼いたちがイエスをキリストとして最初のキリスト礼拝を捧げました。イエスの降誕日にキリスト礼拝が始まったのです。
紀元後4世紀のローマの行事を記した「フィロカルスの暦」に「12月25日にキリストはユダヤのベツレヘムにお生まれになった」と書かれています。ローマで行われていた異教の「太陽を神とする祭」に対抗して、義の太陽、世の光であるキリストの誕生日を12月25日にし、この日をクリスマスとしたのです。神がイエスをキリストとしてこの世にくださった出来事に私たちも羊飼いたちと同じ信仰をもってキリスト礼拝をして、神に感謝し、み子のご降誕を喜び、祝うのです。