牧師室より

新年おめでとうございます。

「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は「神は我々と共におられる」という意味である。

     マタイ123

イエス・キリストにおいて、神が共にいてくださる「神の国」が私たちの信仰の現実です。この現実を喜び、生きる者でありたいと思います。

隆雄は、昨年「食道癌」の手術を受けました。適正な治療によって癌は全て摘出されました。新たな思いで、この年を生きたいと願っています。

悦子は、昨年「結婚40周年」を記念し、夫婦でドイツに行き、三人の名ガイドによってドイツを堪能しました。隆雄の健康回復を感謝しています。

今年もよろしくお願いいたします。

あなたのこの年の歩みの上に主イエスの祝福を祈ります。 

私たち夫婦の今年の年賀状です。私たち夫婦にとって、昨年の大きなイベントは「ドイツ旅行」と私の「癌騒ぎ」でした。双方とも良い学び、良い体験でした。無事に新しい年を迎えられたことを感謝しています。

昨年の安倍前首相の退陣は大きな安心要因でした。「戦後レジームからの脱却」と称して「憲法改定」を目論む安倍前首相の退陣は少なくとも憲法改定議論を遠のかせたでしょう。憲法改定を政治日程にしない人を首相に選びたいものです。

政治家は「国益」と言います。確かに、国益を守ることが彼らの責任と使命です。一方「国際貢献」と言います。国際貢献を果たすなら国益を損なうことを覚悟しなければならないでしょう。しかし、国際貢献を果たすことによって、信頼され国益を増すこともあるでしょう。そして、国際貢献の「国際」はどの国々を指しているかです。また、今すぐの国益なのか、何十年か後の国益なのかを見極めることが大切です。私は、国際紛争を解決する手段としての武力を放棄した憲法9条は長い視点で見て、最大の「国益」、最高の「国際貢献」であると思います。