牧師室より

教会員のY兄は残された人生をタイのエイズ孤児のために奉仕したいと59歳を期にタイに永住された。バンコクに百人を養育できる「ハッピーホーム」を3年で立ち上げ、地元のYMCAエイズ孤児の養育を委譲した。それ以後の「ハッピーホーム」の活動が私たちに十分に伝わってこない。

Y兄はその後、チェンマイで エイズ孤児と困窮家庭の支援に全力を注いでいる。人任せではなく自らの手で采配し、その活動ニュースを見る度に、働きの素晴らしさに感銘を深めている。

親の愛情を受けることが少なく育った子供の心は荒んでいよう。その子供たちの養育はどれほど困難であるかは容易に想像できる。Y兄は「これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない」というみ言葉に促されて出発された。それは、神さまの愛を知って成長してほしいという願いである。その願いが叶えられる道が開かれた。下記のメールが送られてきた。「『さんたの家』で礼拝をもてるようになりました。これは『さんたの家』開設以来の夢でありましたので私にとっては嬉しい限りです。牧師が神学校卒業の青年3人を伴って来訪下さり、さんたの家の子どもたちと職員の礼拝について、打ち合わせました。」

礼拝は始められ、子供たちが熱心に聞き入っている写真も送ってきた。Y兄は、礼拝のため牧師や教師を招く費用が必要であると言われる。これに可能な限り応えていきたいと思う。