◇牧師室より◇

主イエスの苦難と死を記念する受難週祈祷会に出席をお勧めします。この折、教会での葬儀について書きたいと思います。

危篤になった場合、まず牧師にご連絡ください。共に祈ることによって、死を超えた永遠への思いを深め、慰めを得たいからです。危篤を脱するならば、尚さら幸いです。

家族の死を初めて迎える方が多いと思います。どんなことでも、牧師にご相談ください。ご遺体は教会でお預かりできます。安心だと感謝されています。家にお連れしたい方はそうしてください。遺族は精神的にも肉体的にも疲れ切っています。教会に安置することによって負担が少なくなるでしょう。面会したい方には教会をご案内ください。

葬儀は教会で定めた「葬儀の手引き」に添って行ないます。遺族と牧師と葬儀社で話し合い、納得できる形式、葬費を選ぶことができます。

まず、遺族を中心に「納棺式」をいたします。その後、「前夜式」と「告別式」を行ないます。両方の式に列席してもらうのは大変なので、告別式は遺族と親しい者だけで、棺を中央に置いて「出棺式」形式にする傾向にあります。どの式でも列席したい方はもちろん自由です。式典委員が心を込めて奉仕してくださり、大変感謝されています。「お花料」は特別に差し上げたい方は別ですが、教会員の場合は教会から差し上げていますので、不要とお考えください。

主イエスは「儀式」がお嫌いではなかったかと思います。儀式というより、逝去者の生と死を記念し、遺族に慰めを表す「出来事」として、神への思いを深める葬儀をしたいと思っています。