◇牧師室より◇

 教会創立24周年記念合同礼拝を捧げた。洋光台・港南台伝道所の開所式から今日までの教会の歩みを、10枚の写真から振り返った。思い出深い写真を楽しく見た。教会が建つ時には、奇跡と思えるような出来事があると聞いていたが、私たちの教会でも不思議な導きが幾度かあった。神さまの祝福を心から感謝したい。

 パウロは教会を「キリストの体」と言っている。体は各部分が有機的に結合し、機能している。パウロは、教会を一つの体のように、主イエスを頭として召し集められている兄弟・姉妹たちが有機的に結び合って福音を証しする群れとして捉えている。それは、個々人がキリストの体の一部分として働くことへの励ましでもあった。私たちは既に天に帰られた方々を含め24年間、キリストの体を担う働きに参与する喜びを経験してきた。

 午後、新しい宣教に進むために、教会全体一日研修会を持った。私たちの教会は会堂建設が目の前の目標であった。その目標達成が近づいた時、会堂建設の完成が終わりではなく、更なる宣教を目指そうと「宣教の中・長期計画」の話し合いを始め、討論を積み重ねてきた。一昨年、@ 教会生活の充実と宣教 A 地域の人々への宣教 B 開拓伝道 C 対外支援の四本柱を立て方針を定めた。

 今回の研修会はまずアンケートを取り、意見を聞いた。そして@の「教会生活の充実と宣教」を主題にした。その中で 1 礼拝の充実と祈祷会 2 高齢者への配慮 3 教友制度 4 若者への宣教 の四点を話し合いの中心にした。教会員同士の交わりの不足を訴える方は多い。お互いを知り合うことが宣教への力となる。まず、気兼ねなく話し合うことが出発点であろう。少人数の分団に分かれ、様々な意見を出し合った。

 9月に Aの「地域の人々への宣教と Bの「開拓伝道」について、二回目の教会全体研修会を持つ。主イエスは何を求めておられるか、私たちに何ができるかを問いながら、話し合いで出されたことを具体的に進めていきたい。