◇牧師室より◇
今日から、2001年度の教会の歩みが始まる。昨年度は教会創立20周年を意義深く過ごした。今年度は「宣教の幻」を具体化する話し合いを煮詰める年にしたい。来年には教会債の返済が終わるので、新しい教会の使命を明確にすることが求められている。深い祈りを持って、今までの話し合いをふまえながら、教会員の合意を得ていきたい。これが今年度の最も大きな課題である。
マルコ福音書の講解説教も、命と希望を伝える主イエスの復活の証言に焦点を当てて進める。時代は暗く閉塞状況であるが、だからこそ信じて望む信仰に生きたいと思う。
今年度の特別集会は三つを予定している。
7月にサンパウロ福音教会の小井沼宣教師ご夫妻が一時帰国される。7月8日(日)、國光師に説教していただき、午後「ブラジル宣教報告会」をする。サンパウロ福音教会は、眞樹子師を中心に高齢者のデイサービス活動を始め、参加者は皆楽しみ、生き生きしたサロンが成長している。その報告も聞けるだろう。8
月5日(日)の平和聖日には、女性国際戦犯法廷(以下−法廷)」の事務局長をされたS姉が説教に来てくださる。法廷になった九段会館の大ホールには2000人が集まり、その中に世界の9地域から64人の被害女性がおられた。熱気溢れる法廷であったらしい。企画と準備、また反対、妨害者からの嫌がらせもあり、事務局長は大変な苦労であったに違いない。S姉の体験から「平和観」を聞きたいと思う。10
月28日(土)と29日(日)の特別伝道集会には宮田光雄先生が来てくださる。先生の歴史認識の深さと人間に対する優しさに敬服し、先生の著作に多くを教えられてきた。一度お目にかかりたいとの長年の念願がかなって嬉しい。クリスチャンは他のために時間と労力を惜しまない。全く面識がなくても、お願いの手紙で応じてくださる。本当に感謝である。今回は、先生の教えを受けたU姉の口添えによって、先生の受諾が得られたと思う。10
月23日(火)、H姉とI姉が、Y兄のタイエイズ孤児ケアセンター建設のためのチャリティーコンサートを「横浜みなとみらい小ホール」でしてくださる。二人の練習の厳しさを見てきた。コンサートをしてくださる両姉に心から感謝。皆で協力し、成功させたい。