11:21分 九合目、霧ヶ平着
登山口から5.0km、山頂まで0.7km
イワギキョウ、ハクサンシャジン、アオノツガザクラ、チョウカイアザミ、ミヤマコウゾリナ、ウゴアザミ・・登山道脇に咲く花を眺め、写真を撮りながらのんびりと急斜面を登る。
下山してくる地元の男性と交差、もう少し登るとチョウカイフスマが咲いていますよ・・と教えていただく。上方を見上げると外輪稜線上にコース分岐のケルンと標柱、そして右に虫穴岩が見える。雲海を通過、青空がまぶしい。
鳥海山百宅口コース2
所在地 秋田県、山形県境界
標 高 2236m(新山)
標 高 2229.2m(七高山)
2008年08月06日(水) 曇り〜晴れ
登山道脇に咲くハクサンシャジン→
九合目、霧ヶ平を過ぎるとガレ場を登る↓
虫穴岩↓
12:20分 外輪稜線に到着
七高山まで200m
稜線にたどり着くと、正面に新山の岩山が迫ってくる。2年前に矢島コースを登ってきたとき、山頂はガスの中で新山はおろか、稜線さえも全く見えなかった。
今日は鳥海山の二つの山頂、そして外輪から火口まではっきり見えている。七高山そして新山の山頂にも登山者の姿が見える。稜線にはチョウカイフスマ、イワギキョウ、イワブクロ、ミヤマキンバイが咲いている。写真を撮りながらゆっくり七高山へ向う。(これ以後のコースタイムは参考になりません)
イワギキョウ→
外輪稜線に到着、正面に新山が見える↑
稜線を七高山へ向う ↑
七高山↓
新山↓
12:40分 七高山山頂到着
景色を眺め、花を眺めながら歩いて、200mの距離に20分もかかってしまった。山腹には雲が掛かっていて、どの登山口方面も見えていない。遠方の山々も雲の中で月山、栗駒山さえも見えない。しかし眼下に広がるにかほ市方面と日本海が間近に見えている。微風快晴の山頂、いくら眺めても飽きることがない。
13:05分 外輪分岐から火口へ下る
ガレた急斜面を火口の避難小屋へ向って下る。
チョウカイフスマ→
←イワブクロ
七高山から火口の避難小屋を眺める↓
13:21分 山頂避難小屋到着
避難小屋の前では公衆トイレの工事が行われている。トイレの建物はすでに完成したらしく、重機を使って周辺整備が行われている。避難小屋裏手にある大物忌神社に参拝、神社売店の水槽に浮かんでいるコーラを500円にて購入。スカッとした炭酸を期待して飲んだが、ちょっとぬるくて期待はずれの味がした。避難小屋を覗いて見ると、すでに小屋泊りの登山者が荷物を置いてくつろいでいる。外のベンチに座って景色を眺めているグループも小屋泊まりらしい。今夜の星空は素晴らしいことだろう・・いつか泊まりで遊びに来てみたい。時計を見ると一時半を回っている。日帰り登山者はあまりのんびりしてはいられない、急いでもう一つの山頂新山へ向う。大岩が積み重なった避難小屋裏手のコースを登る。
13:37分 新山山頂到着
鳥海山の山頂は二つあるが、こちらの新山の方が6.8m高い。山頂では二組のご夫婦が休んでいた。灰色のガレキの山がいくつもそびえている。ゴジラの背中・・このガレキの山を麓から眺めるとゴジラの背中に見えるらしい。
遠方の山並み、そして西方に見えるはずの鳥海湖方面の展望が無かったのは残念だったが、期待以上の花々を楽しめたので充分満足することができた。
急いで下山、16:15分大清水園地駐車場に戻る。
山頂避難小屋 ↑
新山山頂 ↑
新山山頂から北方を眺める ↑
えんど