9:27分 栗駒山山頂出発
山頂から来た道を引き返して秣岳へ向う。
9:43分 天狗平分岐
この先は栗駒山から西に伸びるなだらかな尾根を秣岳に向って進む。右側の展望が開けてくると、右側後ろに昭和湖、右側前方に龍泉ヶ原の湿原が見えてきた。気持ちの良い尾根道、足元にミツバオオウレンが咲くフラワーロードを進む。登山道に「サラサドウダン街道」と書かれた板が落ちている。秣岳へと続くこの登山道、サラサドウダンの名所らしいが、今はムラサキヤシオが満開、見頃を迎えている。なだらかな小ピークを越えると鞍部に向って下ってゆく。
10:33分 鞍部着
最初の鞍部に到着、この先も広い尾根の中央を日差しを浴びながら進む。小さなアップダウンを繰り返しながら秣岳に向って高度を稼いでいく。
栗駒山、秣岳縦走コース2
所在地 岩手県、秋田県、宮城県境界
標 高 栗駒山 1627.4m
秣 岳 1424.0m
2008年06月10日(火) 晴れ
↓焼石岳
↓経塚山
秣岳縦走コースから昭和湖方面を眺める ↑
秣岳縦走コースから秣岳と龍泉ヶ原を眺める ↑
←昭和湖
←龍泉ヶ原
↓秣岳
最初の湿原↓
←二番目の湿原
11:00分 最初の湿原着
尾根の上に広がる平坦な湿原に到着。湿原の中央に設置された木道の周囲は、ヒナザクラとタテヤマリンドウが見頃になっている。振り返るとなだらかな栗駒山の山頂がくっきりと見えている。虎毛山も湿原の向こうに見えているが、こちらは霞んでいて山頂の避難小屋や湿原が見えない。
湿原の先にあるピークを乗越えると秣岳山頂が見えてきた。そして秣岳の手前にもう一つ湿原があった。
最初の湿原にはヒナザクラ主体に咲いている ↑
最初の湿原を振り返る→
11:17分 2番目の湿原着
こちらの湿原も中央に木道が整備されている。こちらの湿原にはタテヤマリンドウが満開。最初の湿原がヒナザクラ、そして2番目の湿原がタテヤマリンドウ主体になっている。夏になったらこの湿原にはどんな花が咲くのだろうか?
東斜面の雪渓を登ると間もなく秣岳の山頂に着いた。
2番目の湿原から栗駒山を眺める ↑
↓栗駒山
11:32分 秣岳山頂到着
栗駒山から4.4km、須川湖側登山口まで1.4km
山頂からは360度の展望が広がっている。眼下の須川湖、栗駒山、須川温泉辺りまではくっきりと見えているのだが、焼石連峰、虎毛山は霞んでいて輪郭がぼんやり見えているだけ。栗駒山頂からは見えていた鳥海山、神室連峰はもう見えない。神室連峰の写真を撮ろうと楽しみにしてきたので少し残念。それでも快晴無風の好天に恵まれ、花見物もできたのだから最高の山行には違いない。
この先は栗駒道路の須川湖側登山口に下って、須川温泉まで戻ることにする。山頂をくだって間もなく、登ってくるご夫婦と交差する。栗駒道路に車を止めて今日は秣岳までの予定とのこと。栗駒道路の須川湖側登山口から秣岳まで1.4kmの距離なので、短時間で花と栗駒山の展望を楽しみたい時には最適なコースなのだろう。紅葉のシーズンには秣岳からの展望は素晴らしいことだろう。
秣岳山頂から須川温泉方面を眺める ↑
↓須川高原温泉
栗駒山荘↓
↓須川湖
←この栗駒道路を須川温泉まで戻る
11:58分 秣岳分岐着
秣岳まで0.5km、須川湖側登山口まで0.9km、皆瀬村境登山口まで2.2km
直進すると栗駒道路の国道398号線よりの登山口に下るルート、須川湖側登山口へは右のルートを下る。しかし直進するルートは刈払い等の整備がされていないので、殆ど利用されていないように見える。右のルートを下ってゆくと次第にブナの森になる。タムシバの白い花を眺めながら下り栗駒道路へ到着。
12:30分 秣岳栗駒山須川湖側登山口着
須川温泉まで2.7km
この先は栗駒道路を歩いて須川温泉に戻る。この登山口には駐車場といえるようなスペースは見当たらない。登山口の反対側の路肩に2〜3台分といったところだろうか。周囲の山を眺めながら舗装道路を歩く。道端にズダヤクシュの群落が咲いていた。そしてタムシバの白花もポツリポツリと見える。
13:12分 須川温泉駐車場着
下山後は秋田県側にある「栗駒山荘」で入浴、歩いてきた秣岳を眺めながら汗を流す。
須川湖側登山口に下山する ↑
栗駒山荘駐車場から秣岳を眺める ↑
須川温泉登山口→16分→名残ヶ原→44分→昭和湖→40分→天狗平分岐→22分→栗駒山山頂→26分→天狗平分岐→50分→鞍部→27分→最初の湿原→17分→二番目の湿原→15分→秣岳山頂→58分→須川湖側登山口→42分→須川温泉登山口
須川温泉登山口→2時間02分→栗駒山山頂
須川温泉登山口→5時間57分→須川温泉登山口(休憩時間含み)
えんど