北上市横川目から県道37号線に入り花巻温泉郷方面へ向って北上して行くと、県道252号線が右に分かれるT字路がある。このT字路を直進して500mほど進むと防雪柵の隙間から左に入る道がある。(花巻温泉郷方面から南下してきた場合は、高村山荘入口から約1.4km地点)T字路の角には「大田ふるさと会」が設置した八方山入口の表示と、八方山にまつわる由来が記された小さな看板が立っている。
 T字路から左に入り、西に900mほど進むと十字路がある。この十字路を左折して道なりに進み、養豚場を過ぎるとまもなく駐車場に着く。(十字路から約700m)この先も林道が続いているのだが、道幅が狭くなるのでここに車を止める。この場所に「八方山長根崎コース」の表示がある。
八方山
所在地  岩手県花巻市
標  高  716.6m
2008年04月05日(土) 晴々曇り
八方山の風景
(縮小画像です、クリックすると拡大します。1000×750ピクセル、ファイル容量は約200kb)
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えんど
駐車場→18分→山頂まで3.4km地点→45分→山頂まで1.6km地点→47分→八方山山頂

駐車場→1時間50分→八方山山頂
イワウチワの蕾
満開のイワウチワ
イワウチワ
ショウジョウバカマ
山頂のブナ林
このT字路から500m先が右の写真 ↑
防雪柵の隙間から左に入る↑ T字路の角に案内板がある
T字路の角に立っている八方山の案内板→
県道37号線から西に入り八方山へ向う ↑
八方山↓
8:12分  駐車場出発
八方山頂まで約4.4km
 赤松混じりの雑木林、林道を進む。道端にはセリバオウレンの小さな花が咲いている。冬山が終わって春山の始まり、今日の目的は花見物。花を探して足元を眺めながら歩く。
8:30分  山頂まで3.4km地点着
 林道歩きは終わり、小さなアップダウンを繰り返しながら尾根道を緩やかに登ってゆく。見頃を迎えたショウジョウバカマのピンクが枯葉の上にポツリポツリと見えている。
8:40分  山頂まで3km地点着
 登山道脇にイワウチワの群落が見えてきた。しかしまだ蕾は固い。咲いているイワウチワは無いかな・・と探しながら歩く。周囲の森はアカマツ、ナラに混じってブナが見えるようになってきた。足元の南斜面を見ると薄いピンクのイワウチワが咲いている。まだまだ咲き始めたばかり、あと一週間もすれば見頃になりそう。
登山口の駐車場に到着、林道はこの先も続く ↑
セリバオウレン ↑
八方山↓
林道を進む↑
見頃を迎えたショウジョウバカマ ↑
登山口から1km地点の登山道のようす ↑
見頃を迎えたイワウチワはまだ少ない ↑
枝越しに山頂が見えてきた ↑
杉林の手前から雪が残っている ↑
山頂に到着 ↑
←八方山へ
9:15分  山頂まで1.6km地点着
 この辺までくると花は無くなる。左手に杉林が見えてくると、登山道に雪が残っている。雪の上には数日前の登山者のものらしい足跡がある。足跡を辿って杉林の中を真っ直ぐ尾根に向って登る。(下山の時に確認したところでは、登山道は杉林の中を左寄りに横切り、杉林を抜けたところで尻平川登山口から登ってくるコースと合流していた)
 山頂直下の急斜面の尾根道は所々雪が残っている。強い風に乗って時折小雪が舞うブナの森を登る。
10:02分  八方山山頂到着
 平坦な山頂の真ん中に小さな石の祠がある。この祠、雨避けの屋根で覆われているところを見ると、よほど貴重なご神体が納められているようにも思えてくる。石の扉を開いて見たわけではないが、こちらのHP      の情報によると祠の中はからっぽだという。約1200年前、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征討のおり、自らの兜に秘めていた十一面観音をこの場所に安置して戦勝を祈願し、お堂を建てたのだという。今ある石の祠は最近作られた新しいものらしいが、遠い昔を思いながら空っぽの祠に参拝する。
 山頂は幹のまだら模様が美しいブナに覆われている。展望は東方向の一部だけ開けているが、今日は霞んでいて登山口付近がぼんやり見えているだけだった。
八方山
山頂からは東方の一部だけ視界が開けている ↑
↑この杉林の上で尻平川登山口から登ってくるコースと合流する
八方山↓