11:20分  阿弥陀池避難小屋着
 避難小屋は一階の入口が雪に埋もれているので、梯子を上って二階の入口から出入りしている。小屋には入らず男女岳に向う。強い日差しで男女岳の南斜面の雪が緩んでいる。アイゼンを付けずにツボ足で登る。スキーヤーが男女岳の山頂から急斜面を滑りおりてゆく。男岳から下ってきた山スキーヤーの話では、たざわ湖スキー場のリフト終点から男岳まで1時間半ほどで登ってきたという。下山は8合目小屋を通ってアッスルスキー場へ下る予定らしい。
残雪の秋田駒ケ岳2
所在地  秋田県仙北市
標  高  1637.4m(男女岳)
2008年03月22日(土) 晴
馬の背から男岳、女岳と田沢湖を眺める ↑
↓男岳
↓女岳
阿弥陀池に向って北斜面を下る ↑
阿弥陀池の駒ケ岳避難小屋 ↑
↓男女岳
11:45分  男女岳到着
 山頂からは360度、雲一つ無い大展望が広がっている。秋田側からスノーシューで登ってこられた山形県の単独氏と一緒に山座同定をする。南方には焼石連峰、栗駒山、神室連峰、そしてかすかに月山も見えている。北方には八幡平、森吉山、岩木山、白神山地、八甲田連峰まで見えている。
男女岳山頂から阿弥陀池を見下ろす ↑
男女岳山頂から北方の山々を眺める ↑
男女岳山頂から森吉山を眺める ↑
↓森吉山
↓焼山
↓森吉山
 山頂で展望を楽しみ12時12分下山開始。ピストンで戻る予定だったが、下山の途中に大焼砂で3人の山スキーグループと交差する。この方々は国見温泉を通らずに県道266号から大焼砂沢の右岸沿いに登り、大焼砂に直接登ってきたということだった。国見温泉を廻るコースは距離が長いので、今では利用しなくなったという。私たちが登ってきたスキーのトレースを辿って下れば近道ができますよ・・・のお誘い、こちらのコースの記事は少しだけ目にしたことがあった。これは願っても無いチャンス、早速地図を広げてルートを確認する。
 カンジキを付けて大焼砂の東斜面を、スキーのトレースを辿りながら下ってゆく。樹林帯に入ると所々赤テープがある。そしてスキーとスノーシューのトレースも付いていて、多くの登山者がこちらのコースを利用していることが窺える。
 県道に下る最後の急斜面の手前までくると、先ほどのスキーヤーが下山してきた。私は仙岩トンネルに戻らなければいけないということで、コースから分かれて右寄りの尾根を下る近道を教えていただいた。鞍部から小さな沢を下って鹿倉橋の袂に下山できた。
 そんな訳で、コースの県道側の取付き地点は確認できなかったが、距離的には幾分近いと思う。しかし、大焼砂の東斜面は樹木の無い急斜面なので、雪崩の危険があるような気がする。大焼砂から最初の尾根を下れば良い・・という説明だったが、どれが最初の尾根なのか良くわからなかった。天候の悪い時には下山する尾根を見失わないように、目印の竹竿等の準備が必要だと思う。国見温泉経由のコースは、距離は少し長いが雪崩の危険箇所は殆ど無いので比較的安全なコースだと思う。
15:25分仙岩トンネルに戻る。
大焼砂の東斜面から大焼砂沢を眺める ↑
↓早池峰山
↓南昌山
↓東根山
↓大焼砂沢
↓国道46号線
ブナとダケカンバの原生林から大焼砂を見上げる ↑
県道266号が近づいてくると正面に貝吹岳から地森に続く稜線が見えてきた ↑
↓地森
↓下地森
↓貝吹岳
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えんど
仙岩トンネル入口→55分→国見温泉→1時間02分→横長根→48分→男岳分岐(ムーミン谷入口)→55分→横岳→25分→阿弥陀池避難小屋→25分→男女岳山頂

仙岩トンネル入り口→4時間30分→男女岳山頂
秋田駒ケ岳の写真はこちら→
季節の写真5(2008年)
↓横岳
↓馬の背
↓避難小屋