花巻市街から県道12号線を西和賀町方面へ向かう。鉛温泉、豊沢ダムを過ぎて山道を進むと県道234号線が右に分かれる。更に県道12号線を進み、中山1号トンネルをくぐり抜けると右側に駐車スペースがある。(ここまで県道234号線の交差点から3・2km)この場所が大空滝、中山峠の登り口になる。(乗用車20台弱駐車可)

7:55分  登り口出発
大空滝まで3.4km、中山峠まで6.2km
 旧道の入口には進入防止のため、鍵付きのチェーンが張られている。「土砂崩れのため通行禁止」の表示板が設置されているが、中山峠には無人雨量計が設置されているので、保守管理のために関係機関の車両は中山峠まで進入している。
 砂利道の旧道は中山2号トンネルの入口上を横切り、西側の出口まで南斜面をぐるりと迂回して緩やかに登ってゆく。
8:17分  登り口から1.5km地点着
大空滝まで1.9km、中山峠まで4.7km
 中山2号トンネルの西側出口の上に到着、斜面の左下には県道12号線、小倉山トンネルの入口が見える。落ち葉に覆われた砂利道が続く。道幅は広いとはいえないが、一般の林道並みの幅は充分にある。路肩の整備も充分されているので、雑草が体に触る心配もない。運動靴で気軽に歩けるハイキングコース・・という感じの道が続く。
大空滝〜中山峠
所在地  岩手県花巻市(大空滝)
落  差  83m
所在地  岩手県花巻市、西和賀町境界(中山峠)
標  高  820m(中山峠)
2007年11月27日(火) 曇り
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えんど
県道12号登り口→55分→大空滝下り口→10分→大空滝の真下
大空滝の下り口→52分→中山峠
←大空滝へ
県道12号線 大空滝登り口↑
中山2号トンネルの花巻側入口の上を歩いてゆく↑
←大空滝へ
8:24分  路面が舗装に変わる
 砂利道から舗装道路に変わった。道幅は相変わらず車一台が通れる幅しかない。
8:42分  登り口から3km地点着
大空滝まで0.4km、中山峠まで3.2km
 次のカーブを右に回りこむと、水音が聞こえてくる。左奥に目指す大空滝が木々の梢越しに見えてきた。
8:50分  大空滝下り口着
 旧道沿いの木々の一角が開けて、大空滝の上から下まで見渡せる場所に到着。水量豊富に流れ落ちる滝、幾段かに分かれて落ちる水流を眺める。夏場は木々の葉が邪魔をして滝の全体が見渡せないらしいが、完全に落葉した今、滝の上から下までほぼ見渡すことができる。
登り口から3km地点↑
大空滝下り口に到着↑
↓この間から大空滝が見える
上の写真の場所から↑

←名勝 大空の滝
9:00分  大空滝の真下に到着

 急斜面を下って大空滝の真下に到着。真下から見上げる大空滝は、予想に反して迫力がもう一つといったところ。
大空滝を真下から見上げる→
9:11分  大空滝下り口に戻る
中山峠まで2.8km
 旧道に戻って中山峠へ向かう。大空滝を過ぎると砂利道になる。大空滝の上部付近を過ぎると路面の雪が目立ち始める。
9:40分  中山峠まで1.2km地点着
 路肩に距離表示板が落ちている、金属性の柱に引っかいたような痕が残っているから熊の仕業だろう。積もった雪の上にも熊の足跡が残っている。
 周囲の森は次第にブナの純林へと変わってゆく。濃緑色のミズゴケが幹にびっしりとへばりついたブナ、苔と白い木肌が作り出すコントラストが素晴らしい。森一面がそんなブナで埋め尽くされている。中山峠のブナの森、新緑の季節も素晴らしいことだろう。
中山峠へ近づくと路面に雪が残っている↑
斑模様が幻想的なブナの森→
10:03分  中山峠着
 中山峠に到着、ここまで路肩の雑草やササは綺麗に刈り払われていた。ハイキングコースとしてしっかり整備されていると感じる。中山峠の先、西和賀町側の道はササや雑木が生い茂り殆ど廃道になっている。(西和賀町側の道の様子はこちらのサイトに詳しく載っています→       ) 峠から少し先に進んでみると、和賀岳が木々の間から見える。そして眼下の西斜面にはブナの森ではなく、カラマツ林が広がっている。これにはがっかり。
 中山峠から南側のピークに向かって刈払いされている。ピークの上には雨量観測所が設置されている。雨量観測のための装置にはカバーが掛けられて冬篭りの準備が完了している。ピークからは和賀岳、高下岳方面が見えているが、木々の枝が邪魔をして展望が良いとはいえない。
「中山峠」
中山峠に到着↑
中山峠から西和賀町方面の旧道を眺める↑
この先は廃道になっている
西和賀町へ→
↓雨量観測所のピーク
中山峠↑
中山峠の雨量観測所 ↑
←大空滝へ
大空滝と
中山峠のブナ
(縮小画像です、クリックすると拡大します。800×600ピクセル、ファイル容量は150kb)