四角岳は岩手、秋田、青森三県の境界に位置している。      の登山コースをネットで検索してみると、殆ど青森と秋田側の登山コースが出てくる。しかし岩手県側にも登山道があるという。             の山行記録によると、四角岳の中腹にはかつて四角鉱山があり、当時の分教場跡には石碑が残っているという。青森側の登山口から登るよりも距離は長くなるが、鉱山の痕跡を探しながらの山歩きの方が面白そう。岩手県側の登山口へと向かう。
 
 東北自動車道を安代ICで下りる。安代ICから国道282号を鹿角市方面へ約13km進むと「花輪鉱山→」の案内標識が見えてくる。このT字路を右に入り花輪鉱山方面へ向かう。踏切を渡って約1,2km地点のY字路は右へ進む。後は切通川沿いの林道を進むだけなのだが、Y字路から約3.9km地点の橋で林道は通行止めになっていた。
 この先で伐採作業中のために一般車両の進入は禁止、橋の欄干にロープを張り閉鎖してある。作業期間は11月30日までとあるので、今年は登山口まで車での進入はできないらしい。ここから登山口まで5km強はありそうだから、ちょっと歩く気にはなれない。残念だが岩手側からの登山は諦めて青森側の登山口へ向かう。
 地図を見ると、切通川の東隣を流れる根石川沿いの林道を通って、青森県の田子町へ抜ける道があるらしい。国道282号を安代方面へ戻り、田山中学校の脇を通り田子町へ続く林道へ入る。最後の集落を過ぎて一旦砂利道になったが、間もなく舗装路になる。しかし路肩が荒れている、車が殆ど走っていない様子がする。山越の道だからこんなものか・・・と更に走り続けたが、どうもおかしい。結果的に道を間違えてしまい、大幅に時間をロスしてしまった。
 山越えの道は諦めて安代町に戻る。国道282号から県道6号線へ入り、二戸市浄法寺方面へ向かう。浄法寺から県道181号へ入り稲庭岳の山麓を越えて田子町へ向かう。
四角岳・中岳
所在地  岩手県、秋田県、青森県境界
標 高  四角岳 1003m
      中岳   1024.2m     
2007年11月05日(月) 晴れ
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えんど
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「岩手の山だより」
「四角岳」
 県道6号交差点から約23km地点(↑遠瀬1km、田子10km→の表示板あり)熊原川に架かる橋の直ぐ手前から左の道に入り遠瀬集落「花木ダム方面」へ向かう。遠瀬集落を過ぎて県道181号から約7.6km地点の林道別れに、四角岳登山口の案内表示がある。この先は登山口まで林道別れに案内表示がある。
 花木ダムを右に見て1kmほど進んだT字路に、通行禁止の立て看板があった。事故があっても自己責任ということで通させてもらう。途中の路肩が崩れたための通行止めらしい。T字路から4.7kmほどで登山口に到着。(駐車スペースは約7台)
二戸市浄法寺の県道6号線から、左の県道181号へ入り田子町方面へ向かう↑
県道181号から7.6km地点の林道分岐、ここから四角岳の案内表示がある↑
11:05分  登山口出発
四角岳山頂まで約3,4km
 林道はこの先も続いているが、荒れているので車での進入は止めたほうがいいと思う。昨日登ったのだろうか?・・四駆車らしいタイヤ痕が荒れた路面に残っている。林道の終点まで(山頂まで2km地点の少し先)この四駆車は進入できたらしい。
 登山口から歩いても1時間足らずで山頂に着けるのに、そんなに近道をして何が楽しいのやら・・。
11:23分  四角岳山頂まで2km地点着
 山頂まで2kmの標柱を過ぎると間もなく林道が終わり登山道になる。周囲の紅葉はすでに終わっている。殆ど裸になったブナの森が続く。正面に四角岳のなだらかな山頂が見えてきた。
11:35分  四角岳山頂まで1.4km地点着
 山頂まで1.4km地点から一旦右手の斜面を緩やかに下り、山頂から東に伸びる尾根に取り付いてゆく。山頂まで1km地点を過ぎると尾根道が始まる。林間を抜けると、北東から南方の展望が開ける。逆光で岩手山方向は霞んでいるが、八甲田山方面は良く見える。
12:06分  山頂の東端着
殆ど平坦な四角岳山頂の東端に到着。登山道のぬかるみを気にしながら山頂へ向かう。
登山口、荒れた林道はこの先も続く→
四角岳山頂まで2.9km地点の林道のようす↑
林道が終わり歩道になると正面に四角岳の稜線が見えてくる↑
殆ど落葉したブナの森を登る↑
四角岳山頂の東端に到着↑
四角岳山頂の東端付近から登山口方面を見下ろす↑
稲庭岳↓
登山口はこのあたり↓
登ってきた尾根→
12:11分  四角岳山頂到着
 周囲を笹薮に囲まれた山頂に到着。展望は南方が開けているが、北方の青森方面は殆ど見えない。
四角岳山頂↑