八甲田山とは、北八甲田連峰の10の峰と南八甲田連峰の6つの峰を合わせた総称らしい。今回は酸ヶ湯温泉を基点として、八甲田山の最高峰である八甲田大岳→上下の毛無岱湿原→酸ヶ湯温泉の周回コースを歩いてみた。
 東北自動車道を黒石ICで下りる。県道102号を十和田湖方面へ向かい、約6.5km地点にある十字路を左折して国道394号に入り酸ヶ湯温泉へ向かう。城ケ倉大橋を渡ると間もなくT字路交差点で国道103号と合流する。信号を右折して酸ヶ湯温泉へ向かう。黒石ICから約26.5kmで酸ヶ湯温泉に到着する。

 午前8時、酸ヶ湯温泉の上にある「酸ヶ湯公共駐車場」に到着。広い駐車場(約100台)は殆ど満車状態だったが、なんとか隙間を見つけて駐車する。駐車場には水洗トイレも完備されている。酸ヶ湯温泉周辺は晴れているのだが、山には厚いガスが掛かっていて展望は無い。南八甲田連峰の山々も裾野がわずかに見えているだけ、山頂からの展望は期待薄かもしれない。
2007年6月23日(土)曇り
所在地  青森県青森市
標  高  1584.4m
八甲田山(大岳)
↓トイレ
↓酸ヶ湯公共駐車場
毛無岱から酸ヶ湯温泉に戻る途中の登山道から見下ろす(下山の時撮影)↑
酸ヶ湯インホメーションセンター↓
↓酸ヶ湯温泉
←大岳登山口
↓毛無岱登山口
↓大岳
酸ヶ湯公共駐車場から大岳を眺める(下山後に撮影)↑
8:12分  駐車場出発
八甲田大岳まで4.2km
 駐車場から国道103号を横切り、続々と登山者が鳥居をくぐってゆく。駐車場の車の数から想像すると今日の登山者は2〜3百人といったところだろうか。
 登山道は良く整備されているが、とにかくこれほど登山者が多いとは思わなかった。地元の方の話では今の時期の週末はいつもこんな感じだという。
 林間の中斜面を登ってゆくと、重そうなザックを背負った地元の方達が下ってくる。タケノコがいっぱい詰ったザック、道端の竹やぶにはニョキニョキと顔を出しているのが見える。山登りは止めてタケノコ採りに変身・・・の誘惑に駆られるが、ここは気持ちを引き締め大岳目指して登る。
鳥居をくぐり、大岳目指して出発↑
登山口から1.7km地点↑
登山口から2.2km地点より南八甲田の山並みを眺める ↑
↓地獄湯の沢
↓南八甲田連峰
8:52分  展望が開ける
八甲田大岳まで2.0km 酸ヶ湯温泉から2.2km
 南側の展望が開けて南八甲田の山々が見渡せる・・はずなのだが、中腹から上には雲が掛かっていて南八甲田の山並みは良く見えない。
 この辺まで来ると硫化水素の臭いが漂ってくる。目の前に見える灰色の沢、斜面の所々が硫黄色をしている。「地獄湯の沢」というらしいが硫化水素ガスを噴出しているという。折れた木橋を渡り地獄湯の沢の左岸を登ってゆく。
↓地獄湯の沢
↑仙人岱へ
登山口から2.2km、地獄湯の沢を渡る→
←仙人岱到着
仙人岱フュッテへ→
↓小岳
9:17分  仙人岱湿原着
 地獄湯の沢を登りきると湿原に着いた。湿原にはチングルマ、ショウジョウバカマ他が咲いている。木道の正面には小岳が顔を出しているが、左手にあるはずの大岳はガスに覆われて全く見えない。木道の分岐から右へ進んで避難小屋に向かう。
9:22分  仙人岱フュッテ着
 避難小屋の外に一組のスキーが立てかけてあった。避難小屋の中では地元の男性が二人、雪渓滑走前の腹ごしらえの最中。大岳の南斜面に残った雪渓で滑るらしい。今頃スキーができるとはびっくり。平屋の避難小屋内部は寝床が3段に区切られている。収容人員は30人ほどらしい、灯油ストーブ、ぽっとんトイレあり。
仙人岱フュッテ ↑
仙人岱フュッテ内部 ↑
9:40分  小岳、高田大岳分岐着
 仙人岱湿原に戻り木道を進むと間もなく小岳、高田大岳方面への分岐に到着する。この先の登山道は雪渓が残っている。登山道に設置されたロープを辿りガスの中を登る。
10:08分  鏡沼着
 小さな沼に到着、登山道脇にはチングルマの群落が広がっている。
10:15分  八甲田大岳山頂到着
 瓦礫の道を登って大岳の山頂に到着。ガスの中、展望は全く無し。証拠写真を撮ってすぐ出発。
小岳、高田大岳分岐を過ぎると雪渓の上を登る ↑
鏡沼の手前の登山道 ↑
大岳山頂はガスで展望なし ↑
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