月山
2006年11月17日(金) 曇り
所在地  岩手県宮古市
標  高  455.9m
 盛岡方面から区界峠を越えて国道106号を宮古市へ向かう。宮古市街からは国道45号を釜石方面に南下してゆく。左を見ると宮古湾の対岸に電波塔が立ち並んだ月山が見える。宮古湾の最奥までくると信号十字路がある。信号手前の案内板に、右は津軽石駅へ、左は(県道41号)トドヶ崎、重茂半島(おもえ)の表示がある。信号を左折して県道41号に入り海岸沿いの道を白浜漁港へ向かう。途中で道路工事が行われていてダンプカーが頻繁に通る、道幅が狭いので注意が必要だ。 国道45号から6kmほど進んで白浜漁港に着いた。
 道はこの先海岸を離れて半島の奥へと向かっているが、右カーブの外側に「陸中海岸自然遊歩道」の案内図が立っている。現在地から月山まで5km、月山から重茂半島を横切って太平洋側の鵜磯まで4.3km、更に荒巻まで2.5km、総延長11.8kmの遊歩道が整備されているという。海を見ながら山歩きを楽しめるコース、案内図には現在地から山頂まで登り160分、下り90分とある。
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えんど
遊歩道入口→46分→ベンチの有る休憩所→46分→車道に出る→15分→月山山頂

遊歩道入口→1時間47分→月山山頂
宮古湾沿いの道を白浜漁港へ向かう↑
10:50分  遊歩道入り口出発
 白浜漁港の周辺にはトイレ、駐車場は無いようだ。道路脇に乗用車2〜3台のスペースがやっとといったところか。道端に車を止めて出発。集落の中を100mほど進むと民家の角に案内表示が立っている。路地を入り鳥居をくぐって神社の参道に取り付く、いきなり現れた急斜面を登る。尾根の上に出たと思ったら今度はせっかく稼いだ高度を一気に下ってゆく。赤松と雑木の森の中、左の林間越しに海を見ながら尾根に上り、沢に下りを繰り返しながら進む。
11:25分  バサガ前沢着
11:32分  佐惣沢着
白浜漁港の自然遊歩道入口の様子↓
遊歩道はこちら↑
↑堤防の上は漁師さんの作業スペースなので駐車しない事

←路肩に2台ほど駐車可能
ベンチのある休憩所に到着↓
左に海を見ながらアップダウンを繰り返してゆく↓
11:36分  ベンチの有る休憩所着
自然歩道入口から2.5km、山頂まで2.5km
アップダウンの繰り返しに体が慣れてきた頃、コンクリート製のベンチとテーブルが設置された場所に到着。この場所は山頂までのちょうど中間地点、「ベンチに腰掛けて一息ついてください・・」ということなのかもしれない。木々の間から宮古湾が見える、しかし展望が良いとまではいえない場所だ。せめて海側の一部を伐採して視界を確保して欲しい・・・と思うのは私だけだろうか。
この場所を過ぎるといよいよコース最大の難所が始まる。赤松天然林の山腹をジグザグに折り返しながら登る。尾根上に着くとコンクリート製の擬似木で作られた階段が急斜面の尾根に続いている。階段を登ってゆくと20人ほどの団体さんに追いついた。リーダーの、「道を開けてください・・・」の掛け声で一斉に立ち止まる熟年のお嬢様たち、その前を挨拶を交わしながら足早に通り過ぎるおじさん、少々気恥ずかしい。
左方向に山頂が見えてきた↑
赤松の尾根道に取り付くと階段登りが始まる↑
12:22分  林道に出る
山頂まで0.9km
 急斜面を登りきって林道にでた。電波中継所がある関係だと思うが、山頂まで車道が通っている。この先はしばらく車道を歩いてゆく。
12:30分  車道から分かれる
山頂まで0.3km、鵜磯へ4.1km
 このまま車道を進んでも山頂に着くのだが、登山道は車道の右側へ分かれて山頂への近道になっている。そしてこの場所で鵜磯方面から登ってきた登山道と合流する。50mほど登ると山頂の下にある展望台についた。しかし立ち木が邪魔をして展望はあまり良くない。
12:37分  月山山頂到着
 山頂にはNHK、民放の電波中継所が立っている。NHKの電波塔の裏には展望台があり、西方に早池峰山、宮古湾と市街、北方には峠ノ神山を始めとして北上高地の山並み、荒々しいリアス式海岸、そして東方には太平洋を見渡すことができる。
 車で簡単に登ってくることもできるのだが、麓から大汗をかいて登ってきた後のこの景色は感慨深い。山頂の少し下には駐車場(乗用車約10台)と新しいトイレがあった。
このピークを超えてゆく↓
月山山頂↓
山頂下にある駐車場とトイレ↑
急斜面を登りきると車道に出る↑
山頂に到着↑
山頂に建つNHKの電波中継所、この奥に展望台がある↑
展望台から宮古市街と北方の展望↑
展望台から北方の海岸線と太平洋↓
峠ノ神山↓