鳥海山矢島口コース2
200610月27日(金) 曇り
所在地  秋田県由利本荘市、山形県遊佐町境界
標  高  2230.0m(七高山)
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えんど
登山口駐車場→37分→賽の河原→18分→七合目(御田)→16分→七ツ釜避難小屋→19分→康新道分岐→35分→八合目氷の薬師→34分→舎利坂入り口→31分→山頂(七高山)

登山口駐車場→3時間10分→鳥海山(七高山)山頂
9:15分  八合目七ツ釜着
標高1600m、九合目氷の薬師まで1.1km
登山道の左側を流れ下る沢を見下ろすと滝が連続している。水は殆ど流れていないが、残雪に覆われる季節には勢いよく流れ落ちる滝を見ることができるのだろう。七ツ釜、七つの滝つぼということだろうか。
七釜避難小屋のすぐ上にある 康ケルン
八合目の七ツ釜 深い沢に滝ツボが連続している
しかし水が殆ど流れていなかった
9:25分  康新道分岐着
 ここで道が分かれる。矢島口コースは直進、康新道は右へ向かう。
山頂方向の雲が切れて七高山が姿を現した。 ここからは左に大岩がごろごろしている谷を見下ろしながら、右上がりの斜面をトラバースしてゆく。大雪路と記された標柱が立っている。この谷は初夏のころまで雪渓で覆われるらしいが、谷の底を見下ろしても水の流れは見えない。次第に谷が狭まり急勾配の岩場になってゆく、足場に注意して登る。
大雪路から
山頂(七高山)が見えた→
山頂(七高山)↓
大雪路の上部から登ってきたコースを見下ろす。

写真左側の斜面中腹にコースがある↓
10:00分  九合目氷の薬師着
標高1769m、山頂まで1.1km
 狭い谷の途中に九合目の標柱が立っていた。薬師ということだが、それらしい石碑などは見当たらない。 九合目を過ぎると登山道は谷から離れて左の尾根に向かって伸びている。しっかり整備された石畳の道が続く。3列に敷き詰められた石のブロック、これほど大量の岩を運び上げるにはどれほどの経費がかかったものか・・などと考えながら急斜面を登ってゆく。
山頂(七高山)↓
九合目手前の様子、狭くなった谷の右岸を登って行く
九合目を過ぎて尾根沿いの道になると石段が現れる
10:34分  舎利坂入り口着
山頂まで0.4km
七高山の直下、急斜面を登る。さっきまで見えていた山頂は厚い雲に覆われて見えない、振り返ると下界もガスの中・・枯草、岩、黒い地面・・石の階段がくねりながら空へ向かって伸びている。標高2000mぐらいだろうか、汗が出なくなった。
10:50分  舎利坂中間着
山頂まで0.2km
 石畳は舎利坂中間の手前で終わり、ここからは鎖場が始まる。
10:56分  康新道分岐着
山頂まで0.1km
八合目の上で別れた康新道と合流する。すっぽりとガスに覆われてしまった、展望はもちろん100m先にあるはずの山頂さえも見えない。昨夜はだいぶ冷え込んだらしい、山肌に残る花の残骸が真っ白く凍りついている。氷の花・・ガラス細工のようにもみえて綺麗だ。
舎利坂の手前から山頂方向を見上げる↑
←凍りついた枯花の残骸↑
11:05分  七高山山頂到着
 山頂はすっぽりとガスの中。東斜面は無風なのだが、山頂の西斜面からは風が吹き上げてくる。七高山の山頂には別コースから登ってきたらしい単独男性が一人、寒いですねぇ・・・と言いながら足早に下山していった。
 七高山の標高は2260m、鳥海山の最高峰は標高2236mの新山らしい。ガイドブックには新山まで30分と書いてあるのだが・・この天候ではそちらも展望はなさそうだし・・・新山はあきらめて七高山の山頂で天候の回復を待つことにしよう。
 
 気温は2℃、山頂の岩陰は風が殆ど当たらないのでそれほど寒さは感じない。10分も経っただろうか、白いものが落ちてきた。雪だ!これでは天候の回復を待つどころの話ではない、急いで下山する。
 べた雪で滑りやすくなった石段を慎重に下り、9合目まで下りると雪は止んだ。13:45分、祓川ヒュッテまで戻った頃には陽射しが戻り山頂が顔を出した。残念!来年は別コースから新山を目指そう。
下山後は猿倉温泉ホテルフォレスタ鳥海で汗を流す(500円)
鳥海山山頂、(七高山)に到着↓
祓川ヒュッテまで戻ると鳥海山(七高山)が顔を出した↓