盛岡市方面から平庭高原を越えて国道455号を岩泉町へ向かう。岩泉の街中に入り、岩泉駅を右に見て更に進むと左側に岩泉郵便局がある。この郵便局から200m進むと小さな川に架かる橋がある。この橋の手前を左に入り川沿いの道を進んでゆく。
(この交差点には宇霊羅山の案内は無い)国道交差点から400m進むと左方向へ鋭角に道が分かれている。ここにも宇霊羅山の案内標示は無いが、左折して上って行くと民家が途切れたあたりから砂利道となる。国道455号の交差点から約1.6km地点まで来ると十字路があり、「岩泉30景 宇霊羅山」の標識が立っている。
この場所が宇霊羅山の登山口になるようだ。駐車場といえるようなスペースは無いが、この交差点付近の路肩に3台、20m先に2台、合わせて乗用車5台分といったところだろうか。標識の→方向には林道らしき道が続いているが、50mほど進むと民家の敷地で行き止まりになっている、車では進入しない方が良いと思う。
宇霊羅山
2006年9月15日(金) 晴れ
所在地  岩手県岩泉町
標  高  600.5m
10:55分  林道登山口出発
 矢印に従って林道を登るとまもなく民家が見えてくる。登山道は民家の手前から左に分かれて雑木林の中を登ってゆく。次第に急斜面になってゆくが、足場の悪い場所にはロープが設置されている。
11:20分  尾根の上に出る
 急斜面を登りきって宇霊羅山の稜線の東端に到着。ここからはコースが分かれるが、左の尾根上のコースを進む。(直進しても山頂の手前で尾根コースと合流する)山頂に向かって尾根の上を緩やかに上って行く。
11:30分  展望台着
 木々が途切れて南側の視界が開けた。足元を覗き込むと断崖絶壁、垂直に切れ落ちている。眼下には岩泉町の町並みが広がり、遠方には北上高地の山々が見える。右手遠方に見えるのは堺ノ神岳だろうか?
11:50分  宇霊羅山山頂到着
 山頂は展望が殆ど無い。宇霊羅山の稜線からは所々南側の視界が開けるのだが、北側の視界は木々にさえぎられて殆ど見えなかった。

この後、宇霊羅山の西にある音床山へ向かってみた。山頂から西に伸びるやせ尾根の上には、荒れてはいるが登山道らしき踏み跡が続いている。やせ尾根からなだらかな尾根に変わると踏み跡が不明瞭になるが、尾根の右側(北側)に沿って進むと尾根が狭まるに従って踏み跡が現れてくる。
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えんど
登山口→35分→展望台→20分→宇霊羅山山頂

登山口→49分→宇霊羅山山頂
12:43分  最低鞍部着
 音床山との中間地点の最低鞍部までは踏み跡があった。しかし踏み跡はここまで、音床山に向かって斜面を登ってみたが踏み跡は見当たらなかった。林床はそれほど荒れてはいないので、尾根筋を忠実に登っていけば山頂に到達できるだろう。しかし最低鞍部付近は古い作業道が入り組んでいるので下山の時がちょっと心配になる。目印テープは持ってこなかったので音床山は次の機会にして引き返す。
 最低鞍部からは、北斜面を古い林道が下っている。そして南斜面にはしっかりした登山道らしい道がある。南斜面を下る歩道は、方角的に麓の林道に通じているようなのでこちらのルートを下ることにした。

13:05分  鞍部から下山ルートに入る
 しっかりした道を下ってゆくと次第に尾根道になり、NTTの電波反射板の建物に着いた。更に赤松の尾根を下ると次第に踏み跡が不明瞭になり、とうとう消えてしまった。雑木の枝や雑草を掻き分けながら更に下ると林道に出た。

13:30分  麓の林道に出る
 この場所は、宇霊羅山の登山口から林道を西へ2〜3kmの位置にあるらしい。今下りてきた道には赤テープは勿論、コース目印になるようなものは全く無かった。登山口へ戻る途中の林道にも宇霊羅山への登り口らしい目印などは見当たらない。
14:10分  林道を歩いて宇霊羅山登山口へ戻る。
国道を左折すると正面に宇霊羅山が見えてくる→
←登山口へ
写真の国道455号から左折して↑登山口へ向かう
↑登山口の交差点、「岩泉30景 宇霊羅山」の標識が立っている
↑登山道はこちら
雑木林の道を登る
急斜面にはロープが設置してある
↓堺ノ神岳?
展望台からは南方の展望が開ける、眼下に見えるのは岩泉の町並
展望台から見下ろす岩泉の町
宇霊羅山頂上→
下山後、宇霊羅山頂上岩泉町民会館から宇霊羅山を眺める