岩手、秋田県境の三森山は、南本内川を挟んで焼石連峰の西側に位置している。山頂からは焼石連峰は勿論の事、真昼山地、和賀山塊まで見渡すことができるという。焼石連峰の西側からの展望を楽しみに登ってみました。

 岩手県西和賀町から国道107号を秋田県横手市へ向かって走る。巣郷温泉を過ぎて岩手、秋田県境(標識有り)から約1.1km進むと左に入るT字道がある。(このT字路角に「三森山登山道まで10km」の案内表示あり)農家が点在する田舎道を進むと、正面に目指す三森山が見える。
 舗装道路を3kmほど進むと道が分かれるが、案内標識に従い右の林道へ進む。舗装はここまで、この先は砂利道になる。林道は良く整備されているので、車の側面や車体の底を擦る心配は無い。
 国道107号から約10.3kmで登山口に着いた。登山口には5〜6台分の駐車スペースがある、トイレは無し。(この林道は岩手県西和賀町の湯川温泉に通じているようだが、県境を越えて岩手県側に入ったとたんに路肩の雑木や雑草が茂って荒れている。車に傷が付くので注意が必要)
三森山
2006年8月31日(木) 晴れ
所在地  岩手県西和賀町、秋田県横手市境界
標  高  1102.2m
国道107号から左折して登山口へ向かう→
←登山口へ
↑横手市街へ
↓三森山
←上の写真の交差点付近から三森山が見える
登山口の様子→

駐車スペースは登山口の少し先にある
登山口に設置されている
登山道案内図↓
10:52分  登山口出発
 山頂まで約1.5km、標高差360m
登山口の案内図によると、平成10年に林業構造改善事業によって登山道が整備されたという。歩道には細かい砕石が敷かれているし、途中に東屋が2棟、休憩用ベンチが20基設置されているという。風雪によってベンチの多くが破損しているが、急斜面に設置されたベンチは、休憩するには快適この上ない。これほどまでに整備されると、登山道と言うよりも遊歩道という感じさえしてくる。
(しかし、登山口近くの東屋から山頂まで0.9km地点の東屋までの間、そして山頂手前の尾根道200mは雑草やササが茂っているので露のある時には濡れるので注意)
11:06分  山頂まで0.9km地点の東屋着
 東屋からは北方の視界が開けている。真昼山地から和賀山塊方面が見渡せるが、和賀岳付近はあいにく雲が掛かり見えない。ここからは林間に入り陽射しが遮られるので雑草が体に触るような所は無くなるが、急斜面の登りになる。
歩道をジグザグに折り返したり、丸太で作った階段が有ったりと大変歩きやすい。息が切れたらベンチに腰掛けてブナの森を眺めながら休む、そして登る。

11:35分  山頂まで0.3km地点着
 よく整備された歩道はこの先100mほどで終わる。尾根の上に着くとササに覆われた道に変わる。しかしそれもほんの少しの間だけで、間もなく林間の歩きやすい道になる。なだらかな尾根道を200mほど歩いて山頂に到着する。
登山口近くにある東屋から山頂方面を眺める→
三森山山頂↓
↑登山道脇に設置されたベンチ
↑細かい砕石を敷き詰められた登山道
11:41分  三森山山頂到着
 山頂からの展望は素晴らしい!目の前に焼石連峰の峰々が南北に連なっている。北方には女神山から真昼岳、和賀山塊まで見渡せる。
 あいにく和賀山塊には雲が掛かって見えなかったが、焼石連峰は北端の仙人山から牛形山、南本内岳、焼石岳、横岳まで見えている。その素晴らしいパノラマを、座ってじっくり眺めてください・・とでも言うようにベンチが4個並んでいる。
地図を広げて山座同定しながら、たっぷりと焼石連峰の展望を楽しんだ。
三森山山頂→

遠景は焼石連峰の峰々
↓焼石岳
↓経塚山
牛形山↓
南本内岳↓
↓三森山山頂から焼石連峰を眺める↑
↓焼石岳
南本内岳↓
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えんど
登山口→14分→山頂まで0.9km地点→14分→山頂まで0.6km地点→15分→山頂まで0.3km地点→6分→三森山山頂

登山口→49分→三森山山頂