2006年7月14日(金) 晴れ
所在地  岩手県八幡平市
標  高  2038.2m
 岩手山の北斜面に咲くコマクサを見に出かけてみました。焼走りコースは登山口の標高が約570m、(山頂までの標高差約1468m)山頂までの距離が約6.7kmです。馬返し登山口から登る柳沢コースに比べると距離、標高差共に少し遠いようです。 登山口付近には「岩手山焼走り国際交流村」が在り、広い駐車場、キャンプ場、そして日帰り入浴施設「焼走りの湯」もあります。

 東北自動車道を西根ICで下りる。ICから左折して国道282号を八幡平市西根方面へ進む。「岩手山焼走り国際交流村」の案内標識に従って進むと登山口に着く。 9:25分、「焼走りの湯」から100mほど進んで登山口駐車場に到着。
岩手山焼走りコース
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えんど
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↑「岩手山焼走り国際交流村」内にある登山口の駐車場
↓トイレ
登山口→
↓登山口
9:40分  登山口出発
 登山者カードに記入して出発、明るい雑木林の中をほぼ平坦な道が続いている。今日の天気予報では曇りの一日になるはずなのだが、予報に反して陽射しが強い。歩き始めると間もなく汗が噴出してくる。
 5分ほど進むと、溶岩流の展望はこちらからどうぞ・・・と表示が立っていた。登山道から左に入ると焼走り溶岩流の上に出た。
 国の特別天然記念物に指定されている「焼走り溶岩流」、1719年岩手山の噴火によって流れ出した溶岩が冷えて固まった物だという。
 300年余り経っても草木が生えない溶岩流を見ていると、火山の脅威を感じさせてくれる。 登山道は溶岩流の西側の縁に沿って登って行く。
←焼走り溶岩流の上から
岩手山を眺める
 9:48分  登山口から0.7km地点着
10:20分  登山口から2.2km地点着

 ここまではなだらかな溶岩流に沿って登ってきたが、ここからは第二噴出口に向かって急な登りになる。

10:55分  第二噴出口着
登山口から3.1km、山頂まで3.6km
 登山道の左側に大きな岩場が現れた。林間から突き出した岩場に出てみると、眼下に焼走り溶岩流が広がっている。300年前にこの場所から溶岩が流れ出したものらしい。
↓2.2km地点の登山道の様子
↑第二噴出口から溶岩流を見下ろす(溶岩流の左側の林間に登山道がある)
↑第二噴出口から岩手山の山頂を見上げる
↓登山口駐車場
焼走りの湯↑
焼走り溶岩流
11:10分  第一噴出口着
 第二噴出口から更に急斜面を登り第一噴出口に着いた。この辺まで登ると足元は細かい溶岩で覆われた道になる。第一噴出口の真っ黒な溶岩の斜面に小さなコマクサが咲いている。いよいよコマクサの大群落に近づいてきた、林間を抜けて陽射しが眩しい。ザクザクの溶岩の道、両側には立ち入り規制のロープが設置されている。

11:22分  コマクサ群落到着
 北斜面の砂礫地に薄いピンク色のコマクサがポツリポツリと咲いている。登山道はコマクサ群落の中を登ってゆく。細かい溶岩の急斜面、ズルズルと靴が滑る。数百メートルの間コマクサの群落を眺めながら登る。今日の目的はここまでの予定だったのだが、天候が良いので登れるところまで行って見ることにしよう。
↑コマクサ群落の中を登って行く
↓コマクサ