2006年3月22日(水) 晴れ
所在地  岩手県釜石市
標  高  1291m
11:46分  片羽山雄岳山頂到着
 硬雪の斜面、ラッセル無しだったので予定よりも早く雄岳に到着できた。ここまでカンジキは出番が無かった。
無風快晴、360度の展望が広がっている。しかし天候は下り坂の予報、空が霞み始めている。北方は早池峰山まで、東方は鯨山、太平洋、西方は六角牛山、南方は五葉山、そしてすぐ眼の前に雌岳が見える。空が白っぽくて写真のコントラストが悪いのが残念。
片羽山(雌岳)2
雄岳山頂から六角牛山を眺める→
11:55分  雄岳山頂出発
 雄岳山頂から雌岳に続く稜線には期待していたとおりの雪庇ができていた。
これなら藪漕ぎしなくても雌岳へ行けそうだ。早速雪が消え始めた雄岳の南斜面を下って稜線の雪庇に取りつく。
六角牛山↓
↓雄岳山頂から雌岳を眺める
片羽山雌岳↓
雌岳山頂↓
 小さなピークを幾つか乗り越えながら、最低鞍部まで南斜面の雪渓を下る。
陽射しを受けて雪が緩んでいる、靴が沈み込むがカンジキを履くほどではない。
 稜線の藪の様子を見ると、思ったよりも薄い感じがする。何より林床の笹薮が膝丈ぐらいしかない。この程度の藪ならば夏場でもそれほど苦労せずに歩けそうな気がする。

12:14分  最低鞍部着
 東斜面に大きく張り出した雪庇の上にはスノーシューのトレースが残っている。登山口からずっと続いていた登山者のものに間違いない。私と同じように残雪期の雌岳を目指して登って来られたのかもしれない。
片羽山雄岳↓
雌岳の稜線から雄岳を振り返る→
最低鞍部→
片羽山雄岳↓
早池峰山↓
雌岳山頂からの展望
12:30分  片羽山雌岳山頂到着
 雌岳山頂直下の斜面は、まばらな低潅木が生えているだけ。強い北西風に吹き飛ばされるのだろう、薄っすらと積もった雪の所々で地面がむき出しになっている。凍った雪の上を慎重に登って雌岳山頂に着いた。
山頂には鉄製の支柱に木の板をボルトで止めた山頂標識が立っていた。文字は殆ど消えかけているが、片羽山雌岳の文字がかすかに読み取れる。それにしても藪山の山頂には不釣合いなほどしっかりしている。この標識はかつて雌岳の南側、釜石鉱山側から登山ルートが有った当時に設置されたものではないだろうか?それとも今でも釜石鉱山側からのルートが生きているのだろうか? 山頂からは雄岳山頂と同様の眺望が楽しめる。

 
雌岳山頂を見上げる↓
雌岳山頂の南端と、遠方に五葉山が見える↑
雌岳山頂から六角牛山↑
六角牛山↓
五葉山↓
↓愛染山
片羽山雄岳登山口→25分→2合目→57分→6合目→49分→雄岳山頂→28分→最低鞍部→16分→雌岳山頂

片羽山雄岳登山口→2時間55分→雌岳山頂(休憩時間含む)
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