2006年1月4日(水)曇り
所在地  長野県、山梨県境界
標  高  2899.2m
 八ヶ岳の最高峰、赤岳に登ってきました。今回は天候に恵まれず全く展望がありませんでした。良い写真は撮れませんでしたが、コースタイムの記録をホームページに残しておこうと思います。

7:15分  八ヶ岳山荘出発
 美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場に車を止める(一日500円)登山者カードに記入して出発する。計画では昨夜美濃戸に泊まって山頂を目指す予定だった。しかし途中の林道が積雪は15cm程度なのだが凍結してツルツル状態になっている。幅員も狭く4駆車以外進入禁止とのこと。予定を変更して美濃戸口から山頂往復とする。
八ヶ岳(赤岳)
美濃戸口の八ヶ岳山荘
←やまのこ村へ
7:56分  やまのこ村着
 雪道の林道を歩いて美濃戸に着いた。晴れていれば林道の正面に阿弥陀岳が見えるらしいが、曇っていて全く展望が無い。林道はこの先も続いているが一般車両が進入できるのはここまで。
赤岳山荘の駐車場→
8:09分  美濃戸山荘着
 美濃戸山荘の上で行者小屋に向かう登山道と赤岳鉱泉へ向かう道に分かれる。赤岳鉱泉方面はこの先も林道が続いているが、行者小屋方面は歩道になる。
雑木交じりの針葉樹の森を沢沿いに進む。針葉樹の枝には雪がたっぷりと積もっているが、幸いな事に風がないので雪が落ちてくる心配はない。登山道はしっかり踏み固められているので大変歩きやすい。 昨夜行者小屋に泊まったと見られる登山者が続々と下山してくる。数組の先行グループを追い越して行者小屋に着いた。
美濃戸山荘の上で道が
分かれる→
←赤岳鉱泉へ
行者小屋へ→
←登山道の様子
10:00分  行者小屋着
 真っ白く凍りついた行者小屋に到着。風は無いのだが周囲はガスに覆われて山は全く見えない。ちょうど下山してきた単独男性に様子を尋ねると、稜線まで登って引き返してきたが、山頂を目指して登って行ったグループがあるという。上部の条件はそれほど悪くないらしい。展望は望めないが、せっかく来たのだから行けるところまで登ってみよう。アイゼンを装着、ピッケルを手にして10:15分行者小屋を出発、文三郎新道に向かう。
10:28分  阿弥陀岳方面に向かう分岐着
 阿弥陀岳方面にはトレースは無い。次第に急斜面の登りになる。
テント場から行者小屋を振り返る↑ (下山の時撮影、雲が切れ始める)
行者小屋から赤岳山頂が一瞬見えた↑ (下山の時撮影)
赤岳↓
↓稜線分岐
10:45分  鎖場始まる
 鎖場の階段は雪に埋もれ始めているが、鎖は殆どの箇所で露出している。高度を増すにつれ風が強くなってきた。稜線の手前からは強風に変わる。
鎖場の様子→
←下山の途中ガスが切れて行者小屋が見えた
11:25分  稜線分岐着
 赤岳から阿弥陀岳に続く稜線に到着。風が強い!突風にあおられて転びそうになる。しかしこの強風地帯は赤岳の南側に廻り込むまでの数十mの間だけだ、廻り込んでしまえばだいぶ風が弱くなる。

11:40分  キレット方面分岐着
 分岐の表示があった、キレットと書いてある。権現岳方面に向かうルートらしいが視界は全く無い。ここから急斜面の岩場登りが始まる。ルートには鎖が張り巡らしてある。ガスに覆われていて上も下も見えないが、晴れていればかなりの高度感が味わえることだろう。

12:02分  赤岳山頂到着
 展望は全く無し。わずかに赤岳山頂小屋が霞んで見えるだけ。風が強くかなり寒い!山頂標柱の証拠写真を撮って下山する。
稜線分岐標柱↓
岩場に張られた鎖
赤岳山頂
八ヶ岳山荘→41分→やまのこ村→13分→美濃戸山荘→1時間51分→行者小屋→1時間25分→稜線分岐→37分→赤岳山頂

八ヶ岳山荘→4時間47分→赤岳山頂
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えんど
↓行者小屋