2005年6月20日(月)曇り
所在地  岩手県岩泉町、新里村、宮古市境界
標  高  1229.7m 
 峠ノ神山は岩手の20名山で知られる亀ヶ森から、尾根伝いに北西へ2キロほど離れた場所に在ります。堺ノ神岳からは、東に約13km離れています。山頂の南斜面から亀ヶ森にかけての一帯は放牧場になっています。登山道は放牧場の中を通っていますので、牛の糞には注意が必要です。山頂の直ぐ下まで舗装道路が通じていますが、登山口を示す標識などは全く有りませんでした。
峠ノ神山
 害鷹森に登った後、村道を下り新里村和井内に出る。国道340号線との交差点を左に進み、340号を押角方向に数十m進むと左カーブの場所から右に入る道がある。この丁字路から右へ入り(標識には有芸と書いてある)舗装された山道を登って行く。約3.4km進むと右に分かれる道がある。この丁字路から右の道(舗装道路)に入り更に山道を約8km登って峠に着いた。正面には放牧場のゲートが有るが、今は開放されている。目の前に見える南斜面から亀ヶ森にかけて、広大な新里放牧場の牧草地が広がっている。
 峠の上は十字路になっていて、直進すれば新里放牧場の中を通り抜けて国道340号線の刈屋トンネルの50m手前に出る。(国道340号まで約14.4km、道幅は狭いが舗装道路) 右の砂利道は放牧場の作業道路らしいが、交差点のすぐそばにトイレがある。
そして左に進むと峠ノ神山の山腹を横切り亀ヶ森へと向かっている。
 左の道に入り、峠ノ神山の登山口を探して亀ヶ森の鞍部付近まで走ってみた。しかし登山口の標識は見つからなかった。峠ノ神山は放牧場の中にあるのだから、特に登山道を歩かなければ登れないと言うわけでは無いのだが、できれば登山道を歩きたい。引き返して探してみる。
登山口は十字路から200mほど進んだ所にある無人の雨量観測所の場所だった。駐車スペースは乗用車3台分ぐらい、他には十字路付近の路肩に数台と言ったところだろうか。
新里村和井内のカーブから有芸方面に入って峠ノ神山へ向かう
↓峠ノ神山
十字路付近から峠ノ神山を眺める、写真の道路は亀ヶ森へ向かう道 東屋から100mほど先に登山口がある
十字路の右側にトイレがあった
↓トイレ
登山口
放牧場の中を登ってゆく
12:25分  登山口出発
 頭上を見ると晴れているが、西の空には真っ黒い雲が広がっている。天候は下り坂、もうじき雷雨になりそうだ。山頂はすぐそこだから降り出す前に戻れるだろう、急ぎ足で登る。草地と雑木が交じり合った緩い斜面を進む、草地にはスズラン、キンポウゲ、等々が咲いている。
12:45分  峠ノ神山山頂到着
 山頂に到着、暗い雨雲が頭上まで覆っている。展望は全く無くなってしまった、堺ノ神岳や早池峰山の展望を楽しみにしていたが残念だった。雨がポツリポツリと落ちてきた、急いで下山する。下山後は新里放牧場を通り国道340号の刈屋に出て、国道106号沿いにある新里村の温泉施設「湯ったり館」で入浴して帰路についた。
中腹から登山口を振り返る
登山口→
↑十字路
←国道340号刈屋へ
キンポウゲ
スズラン
ヤマオダマキ
峠ノ神山山頂
新里放牧場を通り国道340号に出る
写真のトンネルが刈屋トンネル、トンネルの向こうが新里村茂市(国道106号まで約5km)
←峠ノ神山へ
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えんど
登山口→20分→峠ノ神山山頂