羽後朝日岳貝沢コース3
2005年5月20日(金)晴れ
所在地 秋田県田沢湖町、角館町
標 高 1376m
鞍部を過ぎると朝日岳の東斜面の雪渓を登って行く。大荒沢岳よりも勾配が少し緩やかな尾根が続いている。雪渓は朝日岳山頂の手前200m付近にある標高約1350mピークの下で消えていた、ここからは藪こぎになる。
尾根の西側から吹き付ける強い風雪で、藪は東側へとなびいている。風下の東斜面を進もうとすると、雑木やササが斜めに折り重なり行く手を遮る。一旦尾根に出てみる、すると尾根の西斜面は幾分藪が低くて薄い事に気が付いた。
1350mピークに着くと、東斜面に小さい雪渓が残っているのが目に入った。一旦藪から雪渓に出て50mぐらいだろうか、距離を稼ぐ・・・しかし距離を稼いだつもりだったのだが、尾根の東側に下ってしまった為に、再度深い藪をかき分けて尾根に登り直すことになってしまった。
山頂に近づくに従い藪が薄くなる、赤テープも見えるが踏み跡と言えるものではない、藪の薄い所といった感じだろうか。
足が地面に着かない、ササヤブで足を滑らす、雑木の枝を踏み外して転ぶ、ザックの紐が枝に引っ掛かる、足を擦りむく、等々・・わずか数百メートルの藪こぎで色々経験させてもらった。
朝日岳中腹の雪渓から大荒沢岳方向を振り返る
↓沢尻岳
大荒沢岳↓
1350mピークから朝日岳
山頂を眺める
藪をこいで山頂へ向かう
↓標高1350mのピーク
↑山頂直下から振り返る 手前に写っている雑木が一番手ごわい藪だった、枝が硬くて間をすり抜ける事ができない。
遠方はモッコ岳↓
大荒沢岳↓
↓標高1350mのピーク
モッコ岳↓
↑山頂から振り返る
一旦藪から出て少しだけ残った雪渓を歩いてみたが、時間的には尾根筋を歩いた方が早かったかもしれない
10:06分 朝日岳山頂到着
山頂直下のササヤブを漕いで山頂に到着。沢尻岳に着いた時、朝日岳山頂は雲に覆われていて見えなかったのだが、今は雲が切れて田沢湖、白岩岳、和賀岳、そしてモッコ岳方面も見えている。
雪の消えた山頂は枯れ草の間からカタクリが顔を出している。冷たい北風を避けて東斜面に座り込み、じっくりと展望を楽しんだ。
←朝日岳山頂
朝日岳山頂の石碑
昭和三年八月十七日
の日付けがある
朝日岳山頂に咲く
カタクリ
えんど
貝沢登山口駐車場→38分→新郡界分岐→27分→前山分岐→60分→沢尻岳→37分→
大荒沢岳→18分→最低鞍部→36分→朝日岳山頂
貝沢登山口駐車場→3時間36分→朝日岳山頂(休憩含み)