姫神山
2004年6月17日(木)晴れ
標  高  1123.8m
所在地  岩手県玉山村
 姫神山は北上山地の代表的な山ですが、北上川を挟んで岩手山と向かい会うような位置関係にあります。そのため姫神山から眺める岩手山は南北に裾野を伸ばし、富士山をおもわせる様な美しい姿を見せてくれます。岩手山の展望台として、また八幡平、早池峰山、和賀山塊、盛岡市街・・等々360度の展望が楽しめる山として多くの登山者が訪れているようです。今回は広い駐車場の有る一本杉登山口から登ってみました。

 盛岡から国道4号を北上して玉山村に入る。啄木記念館を過ぎて進むと間もなく芋田交差点がある、この交差点に姫神山登山口の案内標識が有るので信号を右に入り進んでいく。案内標識に従い5.2kmほど進むと姫神山第一駐車場に着く。ここが一本杉登山口のキャンプ場用の駐車場になるようだ、更に400mほど登って第二駐車場に着いた。こちらには100台近く止められそうな広い駐車場とトイレがあって、姫神山の登山口はこちらになる。登山者名簿はトイレの入り口に備え付けられている。
駐車場入り口から見える姫神山
広い駐車場と遠くに見える岩手山
駐車場にあるトイレ
10:30分  一本杉登山口出発
 駐車場には数台の乗用車が止まっていた。トイレの脇を通り芝生の広い斜面を登って行く、振り返ると岩手山が見えている。芝の斜面を登り終えると林道に出る、そしてここに登山道入り口の標識が立っている。ここからは杉林の中の道を登って行く。途中に一本の杉の大木がある、これが一本杉と言うらしい。近くに湧き水がありこれが「一本杉清水」と言われて岩手の名水20選に選ばれていると登山口の案内板には書いてあった。しかし湧き水のそばには、飲用には適しませんとの注意書きがあった。一見して飲みたくなるような水には見えなかった。
一本杉
一本杉清水
10:44分  ざんげ坂着
 この辺からは杉林が終わり雑木林になり、急坂になっていく。丸太を横にして階段が作られている、上りきると五合目に付いた。
10:52分  五合目着
 尾根の上に着いた、ここからは尾根の道が始まる。大勢の登山者によって踏み込まれ、木の根が露出している。六合目を過ぎる辺りからコースに岩が露出した部分が多くなってくる。登山道の脇を注意して見ているのだが、花は一本も目に入らない。花の少ない山なのだろうか・・
11:30分  山頂まで300m地点着
 岩がゴロゴロした道を登って行く。間もなく林間を抜けて視界が開ける、斜面から突き出した大岩の上に上ると岩手山が綺麗に見える。
六合目付近の登山道
山頂の祠
11:41分  姫神山山頂到着
 山頂には数人の登山者が休んでいた。今日は天候に恵まれて360度の展望がある。なんといっても岩手山の眺望が素晴らしい。岩手山を中央に置くと、左奥に秋田駒ケ岳、右奥には八幡平の山並みを従えて山麓から山頂へと滑らかに立ち上がっている姿は富士山にも負けない美しさがある。南東方向には東西に長く稜線を伸ばした早池峰山も見えている。
 姫神山は短時間で登れて山頂からの展望は素晴らしい山だが、花を眺める楽しみはあまり期待できないのではないだろうか。登るなら快晴の日がお勧めだろう。
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えんど
一本杉登山口→22分→五合目→49分→山頂

一本杉登山口→1時間11分→姫神山山頂
山頂から岩手山を眺める