真昼岳2
2002年8月22日(木)晴れ
所在地  岩手県沢内村、
標 高 1059、9m
11:20分  山頂手前のピークの真下に着く
 兎平から一旦尾根の道を緩やかに下り、林間の道を進むと山体の真下に着いた。ここからは標高差120mほどの急登が始まる、両手も使って登って行くと南側の視界が開けてきた。今歩いてきた兎平が見える。 
11:33分  尾根に出る
 急斜面の登りが終り尾根に出た。ここからは緩いアップダウンのある尾根を山頂に向かって進んで行く。陽射しを遮るような木は無い、ササ、と低い雑木、雑草の道だ、踏み跡はしっかりしていて歩きやすい。山頂直下の笹原を登りきって山頂に着いた。 
山頂手前のピーク中腹から兎平を展望、
登山道は尾根の林間を通っている
兎平↓
女神山方向→
花を掻き分けて進む
真昼岳山頂↓
11:58分  山頂着
 山頂には、単独行の男性が休んでいた。「真昼岳は岩手県の山と言うよりは秋田県の山ですね」と眼下に見える仙北平野に目をやりながら話しかけてきた。宮城県からいらした方だった、確かに目の前に見える広大な秋田の田園地帯に比べると山頂から見える沢内村は遥かに遠く小さく見える。確かにその通りだろう。今日は天気は良いのだが雲が多い、北隣の和賀岳も中腹から上に雲が掛かっていて中々姿を現さない。岩手山、鳥海山、早池峰山も見えなかった、残念。
山頂標柱、遠景は秋田仙北平野
山頂に有る真昼神社奥の宮、小屋の中に御神体が祭られている。
避難小屋を兼ねているが狭いので宿泊は難しそうだ、トイレは無し
12:20分  山頂出発
 下山には峰越コースを利用する事にした。山頂から峰越登山口までは約2、5km、峰越登山口から兎平登山口までの林道が約9kmほどあるようだ。現在岩手県側の林道が崩落していて通行止めになっているが徒歩ならば通れるだろう、天気も良いし時間にも余裕が有るので歩いてみよう。
女神山↓
兎平コース↓
山頂から南側の展望、南隣にある女神山が見えた
12:27分  赤倉コース分岐着
山頂まで0、5km、赤倉登山口から4、5km、峰越登山口から2、0km
 秋田県側の赤倉コースとの分岐に着いた。登山道脇にはハクサンフウロやトリカブト、他の花が咲いている。だが兎平コースの様にお花畑と呼べるような場所は無い、こちらは幾分花が少ない感じがする。幾つかのピークを乗り越えて行くが、陽射しを遮るような林間もなく周囲の展望を楽しみながらの散歩道。和賀岳に掛った雲が取れてくれ!!
山頂付近から峰越コースを展望する、写真に見えるピークを次々と乗り越えながら進む
↓996mのピーク
雲の中に和賀岳↓
13:00分  996mピーク着
 峰越登山口から最初のピークに着いた。
13:20分  峰越登山口着
 峰越登山口に着いた。ここからは林道を兎平登山口まで歩いて行く事にする。県境付近の林道はそれほど痛んではいなかったが、しばらく下ると林道を横切る沢から土砂が流れ落ちてきて小さな橋を塞いで沢水が林道に流れ出していた。そして林道に大きな溝を刻んで流れ下り、数百メートルも続いている。これではとても車は通れない、切り通しの崖からは大木が根こそぎ崩れ落ちて道を塞いでいる所もある。しかし復旧工事は全く始まっていない、当分通行は出来ないだろう。
林道が本内川の支流、小松倉沢に沿って続くようになるとあちこちに滝が見えるようになった。短調な林道歩きの息抜きといったところだろうか。
15:27分  兎平登山口着
長い林道歩きが終り通行止めのバリケードを迂回して兎平登山口に戻る。足が疲れた!!
登山道脇のハクサンフウロ
996mピークから真昼岳山頂を振り返る
真昼岳山頂↓
峰越登山口、林道手前が秋田県、写真奥が岩手県
兎平登山口→60分→兎平分岐→12分→お花畑→56分→真昼岳山頂→7分→赤倉分岐→53分→峰越登山口→2時間07分→兎平登山口に戻る

兎平登山口→2時間08分→真昼岳山頂
峰越登山口→1時間10分→真昼岳山頂(2000年7月15日登山)
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下山後は今年8月に開通した「銀河ナメトコライン」(県道12号、花巻大曲線)を通り花巻南温泉郷に抜けて大沢温泉で入浴(400円)汗を流して帰路についた。
えんど
笹に覆われたなだらかな尾根を進む