女神山の滝
2002年7月29日(月)晴れ
所在地  岩手県湯田町
 和賀川の支流の一つ、下前川を秋田県境近くまでさかのぼって行くと7つの滝がある。その中の一つは「白糸の滝」として知られているが女神山登山コースの途中に有るので女神山登山と共に楽しむ事ができる。
 湯田町の国道107号線、川尻橋交差点から県道1号線(盛岡横手線)に入り沢内村方面に向かい7、1kmほど進むと「白糸の滝」の案内標識が立っている。この交差点から左の県道12号線に入って5kmほど進むと林道との交差点に案内標識が立っている。案内に従って右の相沢林道に入って行く。砂利道の林道を更に5、5km進むと駐車場に着く。(砂利道は整備されているが狭いのですれ違いには注意が必要)駐車場は女神山の登山口にもなっていて15台ぐらい置けそうだ。
白糸の滝
落差 30m
駐車場から歩いて7分ほどで白糸の滝の上に着く、そして急な坂道を3分ほど下ると滝の正面に着く。岩肌を薄く広がりながら落ちてくる、絹のカーテンの様にも見えて素晴らしい。
白糸の滝 正面から
白糸の滝 上の登山道から
姥滝
落差 35m
白糸の滝の左側、小さい尾根を挟んだ隣に有る。こちらは水量が多く荒々しい、この上流には「降る滝」がある
姫滝
白糸の滝から登山道に戻り奥へと進んでいくと「姫滝」の標柱が立っている。踏み跡を辿って草むらの中を進むと沢の中の道になる。そして正面に岩壁が立ちはだかって沢は行き止まりになっている。この岩壁が姫滝のようだが水が枯れていて殆ど流れていなかった。しかし、滝のすぐ下流には豊富な水が流れている、水面にはわずかに水蒸気が立ち上っていて井戸水の様に冷たかった。どうやら滝の周囲の地下を通って水が流れ落ちているようだ。よほど水量が多い時でないと滝から流れ落ちる姿を見ることはできないようだ。
しかし、水量の多い時は沢の中の道を歩くことができないだろうから...お姫様の姿を拝見する事はかなり難しそうだ。
姫滝 水が殆ど流れ落ちていなかった
女神霊泉
登山道を「降る滝」に向かって進むと岩手の名水20に選ばれた女神霊泉に着く。
降る滝
落差 40m
女神霊泉から更に200m上流に「降る滝」がある。
40m上から落ちてくる水が細かいしぶきになって落ちてくる。山道を歩いて汗ばんだ体には気持ちが良い。
この他にも「爺滝」「ひやげ滝」「不動の滝」があるが半日も有れば全部廻る事ができるだろう。滝三昧の後は麓の温泉で汗を流す、そんな夏の一日はいかがでしょうか。
降る滝 正面
降る滝 勢い良く流れ落ちてくる水飛沫が充満してヒンヤリとした風が流れてくる
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えんど