金峰山1
2004年1月4日(日)晴れ
所在地:長野、山梨県境
標  高:2599m 
 金峰山(きんぷさん)は長野県と山梨県の県境にあり日本百名山の一つです。長野県川上村廻目平キャンプ場 から登ってみました。廻目平キャンプ場の標高が1570m、金峰山頂まで標高差1029m距離が約5.4kmと日 帰りでのんびり登るにはちょうど良いコースでした。積雪がどのくらいなのか心配でしたが5〜10cm程度でしかも年 末年始の登山者の多い時期でしたので充分に踏み込まれていて(アイゼンは不要)大変歩きやすい状態でした。


 岩手県の自宅を3日朝6時に出発、小雨が降る天気の中東北道を南下して福島県に入ると雨が止み、栃木県 に入ると快晴の天気になった。栃木に入るとカーナビのスイッチをいれて廻目平キャンプ場を目的地にセットする。10 :35分佐野藤岡ICで降りて関越道本荘児玉ICまで下道を走る、この区間で1時間半掛かってしまった。(帰り道 には関越道花園ICで降りて東北道羽生ICまで下道を走ってみたがこちらは1時間だった)
上信越道佐久ICには13時15分到着、国道141号を南下して川上村に向かう。川上村に入ると西に真っ白く 雪を被った八ヶ岳が凄い迫力で迫ってくる。廻目平キャンプ場には15時到着。地元の人は暖冬で雪が少ないと言 っているが、確かに道端には殆ど雪が無い。しかしこの辺りは標高1000mを越えているのに野菜畑があり普通の 民家も一杯ある。岩手だったら野菜栽培はおろか暖冬と言ってもとても住んでいられない標高だ、この暖かさには驚 いてしまった。
キャンプ場の入り口にある金峰山荘は休業中だった。キャンプ場は有料なのだが冬季間は無料開放されているよう だ、しかし水洗トイレ、売店は鍵が掛けられていて利用できないし水道の水も出ない。ただ一箇所キャンプ場内駐 車場にある汲み取りトイレは利用可能だった。今の所キャンプ場の積雪は5cm以下なので車の進入が出来る、そ こで今夜はテントを張って夜を明かすことにした。
川端下付近から、正面岩山の麓左下付近に廻目 平キャンプ場がある
金峰山荘
(廻目平キャンプ場)
1月4日 7:00  金峰山荘前駐車場出発
 金峰山荘前の駐車場(約10台可能)には4〜5台の車が止まっていた。川端下(かわはげ)林道はここから3k m弱続いていて車の通行も充分可能な状態なのだが、道幅が狭く車のすれ違いが出来ない。また落石の危険が あるので400mほど進んだ所に車止めがあり一般車は進入できなくなっている。車止めまでの間の路肩にも駐車ス ペースが10台分ぐらいは有りそう。
写真右が金峰山荘、左が駐車場
中央の林道を歩いて行く
川端下林道は西股沢の左岸沿いに伸びている
7:50分  林道終点着
 雑木、カラマツ、そしてシラビソの森を眺めながら歩いて林道終点に着いた。此処からが登山道になる。登山道は 西股沢沿いに続いている。
8:03分  中ノ沢出合着
 沢の合流点に着いた。ちょっとした広場になっていて休憩するにはちょうど良いのだが、草むらには一台の廃車が放 置されていた。林道が此処まで続いていた頃捨てられたものだろが何とかならないものだろうか。
 地図上にはこの場所から八丁平まで続く登山道が記されている「崖崩れ道不明」と注意書きがあるのだが探して みると金峰山登山口の標識の裏手に沢沿いに登って行った人の踏跡があった。今でもルートは残っているのかもし れない。
8:20分  最終水場着
 砂洗沢に架かった橋を渡り中ノ沢沿いに進んで最終水場に着いた。此処からいよいよ急斜面が始まる。
8:48分  中間点の標識着
 「お疲れ様!ここは中間点です、あと半分ガンバッテネ」と書かれた標識があった。シャクナゲとシラビソの森の中で ぽっかりと視界が開けている。岩の上に乗って眺めると目の前に瑞牆山(みずがきやま)が見えた、そして遠方には八 ヶ岳も見える。ここを過ぎると鬱蒼としたシラビソの森が続く。
9:15分  尾根の道になる
 一旦尾根に出る。昨夜山小屋泊まりの登山者が続々と下ってくる。明日は仕事初めと言う方が多いのだろう、何 処と無く急ぎ足にも見える。
9:38分  金峰山小屋着
 シラビソの森から出ると目の前に金峰山小屋があった。ここから上は森林限界を超えるのでハイマツと岩の斜面が 広がっている。金峰山小屋は予想よりも立派な建物だった。そして直ぐ隣に自炊小屋があった。内部は5m×3m ぐらいの広さがあり毛布も備え付けられているようだった。(冬季使用料は一人1000円、休憩も有料)
中ノ沢出合
「ここは中間点です」の標識
中間点の標識を過ぎると鬱蒼とした
樹林の中の急斜面の道になる
金峰山小屋と自炊小屋
↑自炊小屋
自炊小屋
自炊小屋内部
山行きの記録へ
トップへ
金峰山2へ
えんど