冬の焼石山麓
2002年2月21日(木)
9時10分、国道397号から中沼登山口に続く尿前(しとまえ)林道入り口を出発。先日の日曜日だろうか?スノーモービルが走って踏み固まった道を山スキーで進む、全くラッセルの必要が無い。
10時9分、荒沢林道に入って進むと左の急斜面から右の荒沢に向って雪が崩れ落ちている。雪崩の跡だ!!小さい雪玉がコロコロと落ちている。林道はすっかり埋まって沢まで一直線、ちょっと怖い。
11時17分、中沼登山口に着いた。駐車場もトイレも深い雪の中だ。スノーモービルのトレースはここで消えている。銀明水まで点検に来たのかと思ったが....正面に天竺山、左に六沢山が見える。まだお昼前、ここまできたら中沼まで行って見よう。
12時10分、中沼に着いた。沼は一面の雪野原、真中がほんの少し盛りあがっている。そして正面に横岳の壁が立ちはだかって凄い迫力だ、樹氷の表面を思わせるような..巨大なモンスターと言った感じに見える。天気も良い、銀明水まで行けそうだ。
13時10分、銀明水まで後少し、ツブ沼コースとの合流地点を過ぎると夏道の上の稜線に冬コースの標識が有った94番、銀明水が100番になっている様だ、だいぶ錆びて番号が読み取れない標識も多い。コース沿いに山スキーのシュプールがあった、最近登ってきた人がいるようだ。どうやら単独行の方らしい、山頂まで登れただろうか?
13時20分、銀明水避難小屋到着、小屋の廻りの雪は思ったよりも少なかった。玄関は吹き溜まりになっていてドアが開かない、備え付けのスコップで掘ってみたが陽射しで溶け出した水でドアの底が凍りついている。裏に廻って窓から入る。玄関にはドアの隙間から吹き込んだ雪が積もっていた。
これはこれは!!石油ストーブが有った。油は殆ど無かったが灯油を持ってくれば暖かい朝を迎えられそうだ。二重サッシの窓から陽射しがたっぷり入って内部は温かい、日中はストーブの必要は無いくらいだ。これで玄関のドアさえ開いたら言う事無しなんだが...
13時40分銀明水出発帰路につく、獅子ヶ鼻岳の稜線が眩しい。14時近くなるともう西日、と言った雰囲気になってくる。冬の日は短い、天気が良い内に帰ろう。銀明水の涌き水は雪の下で全く見えなかった。今回で焼石岳のルート下見は終り、いよいよ次は本番、焼石岳山頂にアタックしよう。
国道397号駐車場→2時間7分→中沼登山口→53分→中沼→1時間10分→銀明水
国道397号駐車場→4時間10分→銀明水
えんど