曲崎山日帰りコース
2001、10月21日(日)
関東森↓
八瀬森↓
大深岳↓
岩手山↓
三ツ石山↓
葛根田大白森↓
曲崎山は標高1333,8m八幡平から秋田県の鶴の湯温泉まで続く縦走路の中に有り、縦走路の大深岳から西では一番高い山です。私は長い間この山に登るのが念願でしたので、2001年10月に松川温泉から鶴の湯温泉まで八瀬森山荘一泊で縦走した際に念願の登頂を果たす事が出来ました。しかしこの縦走の折に秋田県側の大沢から日帰りで登れるルートがあることがわかりました。この大沢登山口を利用すれば八瀬森山荘にも日帰りすることが可能になります、早速ルートの確認のために歩いてみることにしました。
5時45分、自宅出発、
花巻から県道234号に入り雫石に向かう。山道の両側は紅葉が見頃になっている。雫石町からは国道46号を西に向かい田沢湖町に向かう、国道341号に入り玉川沿いに北上して玉川ダムに向かう。
7:58分 男神橋のたもとに着く
ダム湖を横切る橋(男神橋)を渡って小和瀬に向かう。ダム湖の東側を上流に向かって走っていく、道幅は狭いが舗装されている。
8:11分 上小和瀬林道の入り口に着く。
国道341号の男神橋交差点からここまで6,1km、左に橋を渡っていくと小和瀬発電所があるが、ここから右に砂利道の林道に入っていく。荒れてはいないので順調に進んでいく。小和瀬川の両側は紅葉が今盛り、大変綺麗だ。林道の真ん中に大きな岩が転がっていた、何とか岩を避けて通ることが出来たが落石に注意が必要だ。あんな岩に直撃を受けたらひとたまりもない。
8:26分 林道の分岐に着く
男神橋から10,8km、 右に入って橋を渡ると大沢分線、直進すれば上小和瀬支線、ここを直進して550mほど進むと林道は行き止まりになる。登山口の表示は全くない、駐車場もなくて林道脇に止めることになる。3台の車が止まっていた。4〜5台分のスペースが有るようだ。
曲崎山の東斜面からの展望、縦走路は森の中で見えない
登山口、(標識、駐車場は無い)
登山道脇の紅葉
8:45分 登山口出発
林道はこの先もまだ続くのだがすっかり廃道になっている。大沢を右下に見ながら進む、背丈ほどのススキの中を歩いていく刈り払いはしていない。
9:00分 林道終点着
林道の終点らしいらしい場所に着く、そして登山道を下りていくとすぐに大沢に着いた。沢に下りると少し大沢の川原を上流に向かって歩くことになるが、目印の赤いテープが有るので心配はない。
9:05分 尾根の取り付き着
ここから大沢は二股に分かれている、登山道は二股の丁度真ん中の痩せ尾根を登っていくことになる。右の沢に二段の滝が見えるがこちらは大沢の支流のようだ。本流は左、支流の流れを横切って尾根に取り付くと、曲崎山へ続く縦走路の大沢分岐まで標高差で360mの登りになる。急斜面で殆ど階段登りに近い、急斜面の尾根は見事なヒバ(クロベ?)の森だ。ヒバの根が露出していて階段代わりになっていて具合が良い。尾根の上はヒバと広葉樹の紅葉が調和して大変綺麗だ。立ち止まって紅葉を眺めて一服、ヒバの大木を見ては一服、と楽しみながら登っていく。
9:30分 緩斜面に出る
標高950m付近からは緩斜面になった、ここまで登るとブナの森になるが紅葉は終わり木々はすっかり裸になっている。
9:45分 尾根の上着
尾根の上に着いた。ここにスノーダンプが有った。春になると登山道の雪払いでもするのだろうか?不思議だ。少し進むと分岐がある、右に入ると大沢分岐へ、直進すると曲崎山への近道だ。右の道は刈り払いしていないので見落としやすい、分岐の角に大きなブナがあるので目印になる。
9:52分 分岐着
ここで曲崎山へ続く八幡平縦走路と合流する。先週の縦走以来一週間ぶりにやってきたが、紅葉はすっかり終わっていた。曲崎山の方向から3人の登山者が歩いてきた、地元の山岳協会の方達だった。昨夜は八瀬森山荘に泊まり小屋の補修をしてこれから大白森山荘を廻って帰るという。近年の内に大白森山荘は改築される予定との事、大分痛みも酷くなってきていたので朗報だ。その反面大白森山荘にはヤマネ、やオコジョが時々顔を見せるそうだが、新しくなってしまったら会えなくなるのだろうか?少し残念でもある ここからは先週歩いた道を進む、雲が出てこないうちに曲崎山に登ろう。
10:15分 大沢森着
曲崎山に向かって下っていく、斜面に登山道がはっきりと見えている、青空も広がっている。
10:42分 曲崎山直下着
曲崎山の直下に着いた。ここから標高差250mの急登が始まる。振り返ると大白森、秋田駒ケ岳が見える。
11:03分 曲崎山着
山頂に着いた。ここからは展望が利かないのでもう少し進んで東斜面に出る。今日はうす雲が出ているが山並みはすっかり顔を出している。東斜面からは、南に乳頭山、葛根田大白森、岩手山、八幡平まで見える。写真を撮り登山道に座ってしばらく展望を楽しんだ。
11:50分 曲崎山出発
帰りは、大沢の紅葉を楽しみながらゆっくりと下る。
14:00分 登山口着
小和瀬川、大沢の紅葉は素晴らしかった。帰りは、田沢湖町の国民宿舎(駒草荘)に寄って入浴して帰る。露天風呂からは正面に田沢湖、左に駒ケ岳が見えるので近くに来た時は立ち寄ることにしている。
「硫化水素泉で石鹸、シャンプーが付いて入浴400円、広間休憩833円、」
大沢の分岐点、(本流方向)
ヒバの林、登山道は中央
男神橋→11,4km、(車で33分)→登山口、
大沢登山口→1:07分→八幡平縦走路分岐→23分→大沢森→48分→曲崎山
大沢登山口→2:18分→曲崎山
大沢森東斜面から見た曲崎山
大沢付近の紅葉
えんど