「ミチノクコザクラの岩木山」

6月26日梅雨の晴れ間を利用して八甲田大岳を登りました。翌日岩木山8合目(標高1238m)から山頂を目指しました。岩木山(標高1624m)は岩木神社か嶽温泉から登山するのが正統なのですが、3日有効の徳用チケットを利用し時間的な制約があるとして省力登山したものです。

8合目から鳥の海噴火口までリフトを使うと往復1時間足らずで登れると昭文社の山と高原地図に記載されていますが、それほど簡単に登れる山ではありませんでした。しかしミチノクコザカウラ・ヒナザクラ・ハクサンチドリなど見事な高山植物を楽しむことができました。

前泊した弘前ではたそがれの弘前城と花の時期には素晴らしい情景を想像させる桜の古木を見物し、弘前の郷土料理をいただきました。けの汁の「け」は「はれとけ」の「け」であることに今気がつきました。

今回の山行記録は岩木山編になります。

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今回歩いたルートの地図を添付したかったのですが、国土地理院の地図閲覧サービス ウオッちずがコピーアンドペーストできなくなったので、参考となる地図にはここからアクセスして下さい。

2009年6月28日 (日)晴時々曇

この日の行動は次の通りである。

岩木山8合目9:20〜10:00鳥の海合流点10:05〜10:50岩木山山頂11:45〜12:13鳳鳴ヒュッテ12:13〜12:24種蒔苗代12:31〜12:41鳳鳴ヒュッテ12:41〜12:53リフト鳥の海噴火口駅12:53〜13:03リフト岩木山8合目駅

弘前7:20発のバスで嶽温泉に向かい嶽温泉で岩木山8合目行のバスに乗り換え9:10に最初の目的地に到着する。登りにリフトを使うのはいささか省力過ぎると思い、頂上を目指して登山口を探す。バスから下車した登山者は我々を除いて全員が登りリフトを利用した。

登山口は案内所とリフト乗り場の間にあったが案内もなくまったく分かりにくい。嶽温泉へ下る下山口ははっきり表示柱が出ていたが、登山口は何も表示がないのである。うろうろしていると地元のボランティアがみかねてか教えてくれた。

ここから鳥の海合流点(鳥の海噴火口駅まで5分の表示あり)まで、単調に暗い木立の中をジグザグに登る。ゴーロ石が露出している歩きにくい登山道である。我々二人だけの登りと思っていたところ、後から男性の二人連れが追いついてきた。8合目で遊んでいたらリフトの点検に入ったそうで乗車ができなかったとぼやいていた。

鳥の海合流点から頂上まで25分の表示が出ていたが信じがたい思いである。5分の休憩を取り頂上を目指す。途中でリフト利用の散策者が登りをギブアップして下山してくるのに出会う。鳳鳴ヒュッテまで登ったが第一おみ坂と第二おみ坂の急坂を見て下山を決定したとのことであった。ツアー旅行で8合目までに12:00までに戻らなければならない制約があるとのことであった。帰宅して某ツアーの案内を見ると鳥の海噴火口駅から山頂まで往復2時間を取ってあり、その程度で往復(休憩時間を含む)しなければならないことになる。

鳳鳴ヒュッテから眺めると二つのおみ坂は簡単に登れそうであったが結構手ごわいゴーロ道であった。しかし右側通行が徹底しているのでコース取りに迷うことはない。第二おみ坂の手前に物売りの小屋があったが開店はしていなかった。

既にリフトで登山したバスの同乗者は下山をしてきて多少の優越感を持って我々を励ましてくれる。岩肌に生えているミヤマキンバイをめでつつゆっくりと登り続ける。

だましのピークもなく頂上に到着した。頂上には三角点以外に岩木神社、休憩所、トイレ、大月桂月の歌碑、遭難防止用の鐘などがあった。頂上からの眺望は前日の八甲田大岳よりも良好で、東方向に北八甲田連峰と南八甲田連峰が望め、南西方向には白神岳が望めた。

休憩所に入り込みゆっくりと昼食を取る。風も防げて最高の食事場所である。約1時間も食事と休憩を取り元気を取り戻して下山を開始する。途中で嶽温泉から登ってきた男性の登山者が岩木山は修行の山、八甲田は楽しむ山と教えてくれた。

鳳鳴ヒュッテから岩木神社へ下るルートに種蒔苗代なる小さな火口池があり、その付近にミチノクコザクラが咲いていると聞いたので、寄り道をする。火口池までに至る登山道にはミチノクコザクラ、ヒナザクラ、ミヤマキンバイが咲いていて素晴らしい場所だった。ミチノクコザクラは岩木山の固有種だそうで、ヒナザクラはエゾコザクラの変種で白いコザクラである。登り下りに15分程度かかるが寄り道をするだけの価値はある。尚池のほとりで古びた寛永通宝文銭を拾ったが、昔岩木神社からの登山者が池に向かってお賽銭をあげたものと思われた。修行の山に登って何かの因縁を感じることであった。寛永通宝文銭は寛文銭といわれ寛文8年(1668年)に発行され明治初期まで通用したものと下山後に知った。

鳥の海合流点から登山道を下る選択肢もあったが、道悪の暗い林間道を30分以上下るのはあまり面白くないので、鳥の海噴火口駅からリフトを利用することにした。登りを歩き下りはロープウエィやリフトを使うことがヨーロッパで採用されている登山の仕方と聞いたことがあるがそれを実施したものである。前日の田茂范岳山頂駅からのロープウェイの利用、本日の鳥の海噴火口駅からのリフト利用で時間の節約になると同時に膝への負担が軽減した効果を実感した。

8合目から13:45発の嶽温泉行のバスに乗れ、弘前、八戸、大宮、長野と在来線特急と新幹線を乗り継ぎ22:30過ぎには自宅に戻ることができた。

本日の岩木山8合目から鳥の海噴火口駅までのネット歩行時間は2時間26分、グロス歩行時間は3時間33分であった。獲得高度は記録していなかったが標高差から400m前後だろう。(2009.07.03記)

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第01回山行記録バックナンバー(何故山好きに)(2000.09.14)
第02回山行記録バックナンバー(念願の劔岳に登る)(2000.10.15)
第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
第04回山行記録バックナンバー(交野山 - 石仏の道)(2001.03.15)
第05回山行記録バックナンバー(懐かしの摩耶山)(2001.04.15)
第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
第07回山行記録バックナンバー(めずらしく九州の山 - 由布岳)(2001.05.15)
第08回山行記録バックナンバー(八淵ノ滝から武奈ケ岳)(2001.05.30)
第09回山行記録バックナンバー(大普賢岳より七曜岳まで) (2001.06.15)
第10回山行記録バックナンバー(権現山より蓬莱山まで)(2001.07.15)
第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
第12回山行記録バックナンバー(秋の鳳凰三山)(2001.10.30)
第13回山行記録バックナンバー(秋の天城縦走)(2001.12.30)
第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
第15回山行記録バックナンバー(晩秋の百里ケ岳)(2002.02.15)
第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
第20回山行記録バックナンバー(リトル比良)(2002.05.15)
第21回山行記録バックナンバー(山田牧場・志賀高原・鬼無里村)(2002.06.15)
第22回山行記録バックナンバー(浅間山系の前掛山・黒斑山)(2002.07.15)
第23回山行記録バックナンバー(根子岳・四阿山)(2002.8.15)
第24回山行記録バックナンバー(薬師岳・黒部五郎岳)(2002.09.15)
第25回山行記録バックナンバー(鹿島槍ケ岳・爺ケ岳)(2002.10.15)
第26回山行記録バックナンバー(荒川三山・赤石岳)(2002.11.15)
第27回山行記録バックナンバー(住塚山・国見山)(2002.12.15)
第28回山行記録バックナンバー(比叡山・飯室谷・横川根本中堂)(2003.01.30)
第29回山行記録バックナンバー(大見尾根和佐谷峠より天ケ岳行)(2003.02.15)
第30回山行記録バックナンバー(葛城山より竹内峠までの縦走)(2003.3.15)
第31回山行記録バックナンバー(獅子窟寺より月輪の滝までの古道を探索)(2003.3.30)
第32回山行記録バックナンバー(愛宕山系の芦見谷の遡行と滝谷の下降)(2003.4.30)
第33回山行記録バックナンバー(湖北の花で知られた赤坂山と三国山山行)(2003.05.15)
第34回山行記録バックナンバー(郷里長野市の市民の山である飯縄山)(2003.5.30)
第35回山行記録バックナンバー(愛宕山三角点と芦見谷)(2003.6.15)
第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
第37回山行記録バックナンバー(京都北山最深部の小野村割岳登山)(2003.07.30)
第38回山行記録バックナンバー(コウンド谷から小野村割岳登山)(2003.08.15)
第39回山行記録バックナンバー(懐かしの富士ノ塔山と旭山)(2003.08.30)
第40回山行記録バックナンバー(久し振りの北アは焼岳)(2003.09.30)
第41回山行記録バックナンバー(涸沢と北穂高岳)(2003.10.30)
第42回山行記録バックナンバー(岩菅山と裏岩菅山)(2003.12.15)
第43回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つである黒姫山)(2003.12.30)
第44回山行記録バックナンバー(部屋から見える霊仙寺山)(2004.01.15)
第45回山行記録バックナンバー(初冬の御在所岳)(2004.01.30)
第46回山行記録バックナンバー(戸隠高原スノーシューハイキング)(2004.02.15)
第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
第52回山行記録バックナンバー(長野市トレッキングコースの陣場平山を歩く)(2004.07.30)
第53回山行記録バックナンバー(五竜岳・唐松岳)(2004.08.15)
第54回山行記録バックナンバー(鏡平から笠ケ岳)(2004.09.15)
第55回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つの妙高山)(2004.10.30)
第56回山行記録バックナンバー(初冬の雨飾山)(2004.11.30)
第57回山行記録バックナンバー(ミルフォード・トラック)(2005.01.30)
第58回山行記録バックナンバー(戸隠高原高デッキ山)(2005.04.15)
第59回山行記録バックナンバー(60年振りの冠着山登山)(2005.05.15)
第60回山行記録バッククナンバー(残雪の蓼科山登山)(2005.05.30)
第61回山行記録バックナンバー(岩井堂コースから虫倉山)(2005.06.30)
第62回山行記録バックナンバー(裏銀座から雲ノ平へ)(2005.08.30)
第63回山行記録バックナンバー(燕岳より常念岳へ)(2005.10.15)
第64回山行記録バックナンバー(涸沢カールの紅葉見物)(2005.11.15)
第65回山行記録バックナンバー(米子の滝から根子岳へ)(2005.11.30)
第66回山行記録バックナンバー(秋晴れの高社山)(2006.12.30)
第67回山行記録バックナンバー(晩秋の一夜山)(2006.01.15)
第68回山行記録バックナンバー(久しぶりの登山は若穂太郎山)(2006.11.15)
第69回山行記録バックナンバー(長野市東部にそびえる妙徳山)(2006.11.30)
第70回山行記録バックナンバー(冬の上高地でスノーシューイング)(2007.02.15)
第71回山行記録バックナンバー(今年の初登山は明覚山)(2007.05.15)
第72回山行記録バックナンバー(井上山へのハイキング登山)(2007.05.30)
第73回山行記録バックナンバー(新緑の金時山)(2007.06.15)
第74回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に尼厳山と奇妙山)(2007.07.30)
第75回山行記録バックナンバー(針の木岳から岩小屋沢岳までの縦走)(2007.08.30)
第76回山行記録バックナンバー(乗鞍岳の登山道を下る)(2007.10.30)
第77回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に山上ケ岳)(2008.06.12)
第78回山行記録バックナンバー(笹ケ峰より戸隠へ)(2008.07.30)
第79回山行記録バックナンバー(信者の山の御岳へ)(2008.08.15)
第80回山行記録バックナンバー(花の白山)(2008.08.30)
第81回山行記録バックナンバー(南八ケ岳縦走)(2008.10.15)
第82回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間の八甲田)(2009.07.15)