「花の白山」

御岳登山の疲労もとれたので、8月5日と6日に白山に登りました。白山は富士山、立山と並んで日本三名山の一つであり、ハクサンの接頭語が付く高山植物が18種もある花の名山でもあります。

金沢市内に前泊し一泊二日の山行になりました。バラエティに富んだ高山植物は期待にしていた通りの見事さでしたが、特にクロユリの群生は見たことのない素晴らしさでした。砂防新道を登りましたが水も豊富で結構なル−トでありました。下山には観光新道を使いましたがお花畑が楽しめました。

金沢市内観光も楽しめましたが、名物のハントンライスを食べる機会がなかったのは残念でした。

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今回歩いたルートの地図を添付したかったのですが、国土地理院の地図閲覧サービス ウオッちずがコピーアンドペーストできなくなったので、参考となる地図にはここからアクセスして下さい。

2008年08月05日 (火) 曇時々晴

この日の行動は次の通りである。

別当出合7:27〜8:18中飯場8:28〜9:53甚之助避難小屋10:18〜10:42南竜山荘への分岐10:42〜11:41黒ボコ岩11:51〜12:18室堂センター

金沢駅東口より5:30の始発バスに乗り7:20頃別当出合(標高1260m)に到着した。トイレなど済ませて出発する。登りは砂防新道を利用し下りは観光新道を利用することにしたので、右手の吊橋を渡って先ず中飯場を目指す。吊橋から手取川の砂防ダム群を見るが誠に景観と言うべき風景である。砂防ダムの建設に反対する市民運動もあるが、急流の多い山地において砂防ダムは必要な設備であると思う。

中飯場まではきつい登りもなくセンジュガンビ・シナノオトギなどを楽しみながらマイペースで進む。中飯場にはトイレがあり水も豊富に利用できる。誠に快適な設備と言うものである。

甚之助避難小屋までもそれほどの急坂もなくミヤマキンバイ・ゴゼンタチバナ・ミヤマアキノキリンソウなどを愛でつつ登り続ける。ゴゼンタチバナも白山に縁のある命名で御前峰より由来するのだそうだ。小屋の手前でやや苦しさを覚えたが、下山者の励ましの声を受けつつ頑張る。

甚之助避難小屋にもトイレと水の用意があり有難い。ここで早めの昼食とする。コッフェルでラーメンを作っている家族連れもあり、ひとまずルートの半ば以上を登ってきたとの安心した様子が感じられる。

ここから黒ボコ岩まではより高い尾根筋へと登らなければならないのだが、登山道の左右にぼつぼつと高度に見合った高山植物が見られるようになり、またきれいな水が流れている小さな沢筋を横切るので快適なコースである。ハクサンフウロ・マルバダケブキ・シナノキンバイなども見られた。途中で延命水なる水場があった細い流れであった。延命水を過ぎるとすぐに黒ボコ岩であり、ここは観光新道の合流点でもある。一休みして軽食をとる。

黒ボコ岩を過ぎたらもう厳しい登りはない。弥陀ケ原から眺める御前峰は感動ものらしいが、あいにくと雲がかかっていて全容は見えない。弥陀ケ原には木道が敷かれているが、クマザサが生えていて高山植物はあまり見られない。エコーラインと呼ばれる南竜山荘への木道を過ぎると五葉坂で、この坂を一登りすると室堂センターの前に出る。

宿泊手続きを済ませ一休みして室堂センター付近のお花畑を散策する。平瀬道に沿って広がるお花畑にクロユリの群生が見られたが、それ以外にもミヤマキンバイ・ハクサンコザクラ・クルマユリ・コバイケイソウなど多士済済である。御前峰には翌日登る予定なのでのんびりした午後を大いに楽しんだ。

夕方になって雲がなくなり御前峰の全容が明らかになった。思った以上にハイマツなどの緑もありたおやかな山容である。

部屋は下の棚で一畳に一人の割り当てだったので満足できる就寝が可能であった。ここでも水が不自由なく使えるので有難い。トイレもフラッシュ水洗であるが、南竜山荘ではウオシュレットが設備されているとのことであった。

本日のネット歩行時間は4時間6分、グロス歩行時間は4時間51分、獲得高度は1297mになっていた。

2008年08月06日 (水) 曇時々晴

この日の行動は次の通りである。

室堂センター6:02〜6:25高天原6:25〜6:42御前峰頂上6:58〜7:25翠ケ池展望ポイント7:30〜8:37室堂センター8:58〜9:13弥陀ケ原9:13〜9:13黒ボコ岩9:13〜9:40馬ノタテガミ上部お花畑9:51〜10:21殿ケ池避難小屋10:34〜11:35別当坂分岐11:45〜12:50別当出合

午前5時頃白山比刀iシラヒメ)神社の太鼓が鳴る。お日の出を拝む登山者はその頃から頂上を目指して登りは始める。我々はお日の出を拝まないので、のんびりと朝食を待つことにした。

朝食の際に食卓に出されていた海苔の佃煮が美味であった。トイレを済ませ室堂センターを出発する。御前峰の頂上を目指しついでお池めぐりをして下山するのが本日の予定である。

高天原辺りまでは登山道はまったく整備されていて快適な登りである。高天原に着く頃室堂センターからラジオ体操の音が聞こえてくる。太郎平小屋と同じ宿泊者へのサービスである。霧が晴れず前途のお池めぐりへのルートに若干の不安を感じる。

御前峰(標高2702m)の頂上は広く神社、三角点、頂上標識、方位盤が散在している。近くの剣ケ峰が時折見えるが展望はほとんどない。もちろん北アルプスなどは望むべくもない。一休みの後お池めぐりに出発する。

頂上から縦走に入る手前の岩場が少しややこしいが、縦走路に入れば問題のないルートになる。霧が晴れてきて大汝峰、剣ケ峰、別山などが見え始める。この調子ならお池めぐりのコースを間違いなくトレースでできると安心する。御宝庫の独特な岩峰の手前から翠ケ池方面を目指してガレ場を下る。油ケ池や紺屋ケ池も見えてきてお池めぐりの核心部に入ってきたことを感じる。

翠ケ池の展望ポイントで一休みし周囲の山々と池の風景を堪能する。雪は残っていないが雪田跡にはミヤマキンポウゲ・チングルマ・ツガザクラが見られた。ハクサンイチゲが見られると思ったが残念であった。南竜ケ馬場や別山に生えているのだそうだ。

血ノ池、五色池を過ぎ千蛇ケ池に至ったが、千蛇ケ池は前面雪に覆われていて池の雰囲気はない。時間的に余裕があるので、大回りして水屋尻雪渓の上部を横切るコースに入る。百姓池のほとりにはハクサンコザクラがきれいに咲いていた。

百姓池からのコースはハイマツ帯を横切るもので、それなりの雰囲気があるものであった。水屋尻雪渓の頭には雪が残っていなく難なくと通過して室堂センターに戻った。

室堂センターでトイレを済ませ、スタッフに挨拶をして下山を開始する。弥陀ケ原を気分良く下りころ黒ボコ岩もパスして快適に下る。蛇塚あたりには見事なシナノキンバイが咲いていた。

登山者が少し下にマツムシソウが咲いていると教えてくれたが、馬ノタテガミの手前のお花畑のことであった。休憩を取る時間でもあり一休みすることにした。ミヤマダイコンソウ・ミヤマキンバイ・ゼンテイカ・カライトソウ・アザミ・シモツケソウ・イブキトラノオ・ハクサンコザクラ・ミヤマアキノキリンソウ・タカネナデシコ・ハクサンシャジン・アザミなど点々と咲いている。ヨツバヒヨドリにからんでアサギマダラも見られる。

殿ケ池避難小屋にはトイレがあるだけで水は利用できない。観光新道を登りのルートにすることはこの点からかも考えものである。この先2時間ほどの下りで別当出合に戻れるので、予定のバスには十分間に合うことを確かめた。

別当坂分岐まではゆっくり下りえらい思いはしなかったが、分岐から別当出合までは結構しんどい下りであった。最初は明らかに谷筋でありゴーロは疲れの出た足にはきつい。このような状況になるとストックの有難さを実感する。この急坂、五輪坂と言うようだが、この坂を登るだけでも観光新道は登り向きではないと思った。

ややグロッキー気味の足を引きずり転倒だけはしないように慎重に下り続ける。1400m付近で林道を横切るように地図では表示してあるが林道を横切った記憶がない。

懐かしい川瀬の音が聞こえるとつらい下りの終焉で、小川の流れで登山靴を洗うようにとの細かい指示が見られて別当出合に戻ることができた。

本日のネット歩行時間は5時間32分で、グロス歩行時間は6時間48分であった。(2008.08.13記)

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第01回山行記録バックナンバー(何故山好きに)(2000.09.14)
第02回山行記録バックナンバー(念願の劔岳に登る)(2000.10.15)
第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
第04回山行記録バックナンバー(交野山 - 石仏の道)(2001.03.15)
第05回山行記録バックナンバー(懐かしの摩耶山)(2001.04.15)
第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
第07回山行記録バックナンバー(めずらしく九州の山 - 由布岳)(2001.05.15)
第08回山行記録バックナンバー(八淵ノ滝から武奈ケ岳)(2001.05.30)
第09回山行記録バックナンバー(大普賢岳より七曜岳まで) (2001.06.15)
第10回山行記録バックナンバー(権現山より蓬莱山まで)(2001.07.15)
第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
第12回山行記録バックナンバー(秋の鳳凰三山)(2001.10.30)
第13回山行記録バックナンバー(秋の天城縦走)(2001.12.30)
第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
第15回山行記録バックナンバー(晩秋の百里ケ岳)(2002.02.15)
第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
第20回山行記録バックナンバー(リトル比良)(2002.05.15)
第21回山行記録バックナンバー(山田牧場・志賀高原・鬼無里村)(2002.06.15)
第22回山行記録バックナンバー(浅間山系の前掛山・黒斑山)(2002.07.15)
第23回山行記録バックナンバー(根子岳・四阿山)(2002.8.15)
第24回山行記録バックナンバー(薬師岳・黒部五郎岳)(2002.09.15)
第25回山行記録バックナンバー(鹿島槍ケ岳・爺ケ岳)(2002.10.15)
第26回山行記録バックナンバー(荒川三山・赤石岳)(2002.11.15)
第27回山行記録バックナンバー(住塚山・国見山)(2002.12.15)
第28回山行記録バックナンバー(比叡山・飯室谷・横川根本中堂)(2003.01.30)
第29回山行記録バックナンバー(大見尾根和佐谷峠より天ケ岳行)(2003.02.15)
第30回山行記録バックナンバー(葛城山より竹内峠までの縦走)(2003.3.15)
第31回山行記録バックナンバー(獅子窟寺より月輪の滝までの古道を探索)(2003.3.30)
第32回山行記録バックナンバー(愛宕山系の芦見谷の遡行と滝谷の下降)(2003.4.30)
第33回山行記録バックナンバー(湖北の花で知られた赤坂山と三国山山行)(2003.05.15)
第34回山行記録バックナンバー(郷里長野市の市民の山である飯縄山)(2003.5.30)
第35回山行記録バックナンバー(愛宕山三角点と芦見谷)(2003.6.15)
第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
第37回山行記録バックナンバー(京都北山最深部の小野村割岳登山)(2003.07.30)
第38回山行記録バックナンバー(コウンド谷から小野村割岳登山)(2003.08.15)
第39回山行記録バックナンバー(懐かしの富士ノ塔山と旭山)(2003.08.30)
第40回山行記録バックナンバー(久し振りの北アは焼岳)(2003.09.30)
第41回山行記録バックナンバー(涸沢と北穂高岳)(2003.10.30)
第42回山行記録バックナンバー(岩菅山と裏岩菅山)(2003.12.15)
第43回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つである黒姫山)(2003.12.30)
第44回山行記録バックナンバー(部屋から見える霊仙寺山)(2004.01.15)
第45回山行記録バックナンバー(初冬の御在所岳)(2004.01.30)
第46回山行記録バックナンバー(戸隠高原スノーシューハイキング)(2004.02.15)
第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
第52回山行記録バックナンバー(長野市トレッキングコースの陣場平山を歩く)(2004.07.30)
第53回山行記録バックナンバー(五竜岳・唐松岳)(2004.08.15)
第54回山行記録バックナンバー(鏡平から笠ケ岳)(2004.09.15)
第55回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つの妙高山)(2004.10.30)
第56回山行記録バックナンバー(初冬の雨飾山)(2004.11.30)
第57回山行記録バックナンバー(ミルフォード・トラック)(2005.01.30)
第58回山行記録バックナンバー(戸隠高原高デッキ山)(2005.04.15)
第59回山行記録バックナンバー(60年振りの冠着山登山)(2005.05.15)
第60回山行記録バッククナンバー(残雪の蓼科山登山)(2005.05.30)
第61回山行記録バックナンバー(岩井堂コースから虫倉山)(2005.06.30)
第62回山行記録バックナンバー(裏銀座から雲ノ平へ)(2005.08.30)
第63回山行記録バックナンバー(燕岳より常念岳へ)(2005.10.15)
第64回山行記録バックナンバー(涸沢カールの紅葉見物)(2005.11.15)
第65回山行記録バックナンバー(米子の滝から根子岳へ)(2005.11.30)
第66回山行記録バックナンバー(秋晴れの高社山)(2006.12.30)
第67回山行記録バックナンバー(晩秋の一夜山)(2006.01.15)
第68回山行記録バックナンバー(久しぶりの登山は若穂太郎山)(2006.11.15)
第69回山行記録バックナンバー(長野市東部にそびえる妙徳山)(2006.11.30)
第70回山行記録バックナンバー(冬の上高地でスノーシューイング)(2007.02.15)
第71回山行記録バックナンバー(今年の初登山は明覚山)(2007.05.15)
第72回山行記録バックナンバー(井上山へのハイキング登山)(2007.05.30)
第73回山行記録バックナンバー(新緑の金時山)(2007.06.15)
第74回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に尼厳山と奇妙山)(2007.07.30)
第75回山行記録バックナンバー(針の木岳から岩小屋沢岳までの縦走)(2007.08.30)
第76回山行記録バックナンバー(乗鞍岳の登山道を下る)(2007.10.30)
第77回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に山上ケ岳)(2008.06.30)
第78回山行記録バックナンバー(笹ケ峰より戸隠へ)(2008.07.30)
第79回山行記録バックナンバー(信者の山の御岳へ)(2008.08.15)

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