「長野市東部にそびえる妙徳山」

長野市の東部に根子岳が左右に広い稜線を広げてそびえています。その左側の稜線の手前に姿のよい三角錐の山が見えます。長野市と須坂市の境にもなっている標高1294mの妙徳山です。長野市が作成した若穂太郎山のパンフレットにも登山ルートが紹介されています。

車で林道高岡・山新田線から分岐した林道をつめ白髭大明神里宮まで入ると1時間20分程度で登れると知り、若穂太郎山に次いで足を伸ばすことにしました。山新田の集落から林道高岡・山新田線に合流する車道を見つけられず、山新田公会堂に車を置いて、頂上を目指しました。谷筋を歩くので陰気な登山コースで、ゴーロ帯もあり頂上直下では標高差130mにわたる急坂もあり、里山と侮れない登山になりました。

立ち木にさえぎられ頂上からの展望は期待ほどではありませんでしたが、根子岳の爆裂口の全容を望むことができました。

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10月28日 (土) 晴

この日の行動は次の通りである。

自宅出発8:03〜9:05山新田公会堂9:15〜9:35謙信道入口(林道高岡・山新田線)9:35〜9:53妙徳線口9:53〜10:16白髭大明神里宮10.26〜10:31穴水10:31〜10:40穴水不動尊10:40〜10:48坊の立10:48〜10:59中間点10:59〜11:53白髭大明神本宮12:00〜12:07妙徳山頂上12:44〜13:43中間点13:43〜14:07白髭大明神里宮14:07〜15:15山新田公会堂

車で白髭大明神里宮までアクセスする予定で山新田の集落を抜けたが、林道八町線と林道高岡・山新田線のジャンクションポイントまでの道を見つけることができなかった。古い参道に乗り入れて白髭大明神旧前宮跡の手前まで進んだが前進不能で引き返した。5万分の1の地形図には林道高岡・山新田線に合流すると記載されていたが、真っ直ぐ古い参道に入らず手前左折が正解であった。とにかく初めてで林道八町線と林道高岡・山新田線のジャンクションポイントの山火事防止の看板までたどり着くのは難しい。

無理を避けて山新田の公会堂の庭に駐車しここから歩き始める。前進不能で引き返した古い参道に入り薄暗い無舗装のルートをたどると白髭大明神旧前宮跡の前を過ぎ、直ぐに林道高岡・山新田線に合流した。林道を横切り荒れた参道を歩き続ける。まったく手入れがされていないので藪漕ぎに近い感じの歩きが続く。再び林道高岡・山新田線(雁野線口と妙徳線口の間)に合流するが、その先の参道はあとかたも見えないので林道を歩くことにする。

大きなカーブを過ぎ少し歩くと左手に妙徳山近道の表示があり参道が登山ルートになっている。ここに駐車して登山を開始すると記した山行記録もあるが、現在はさらに進んだ先に妙徳線口の表示があり白髭大明神里宮まで舗装済みの林道が分岐している。ここから20分強ほど歩くと林道の終点でそこには白髭大明神のいわれを記載した案内板が立てられていた。ここには5〜6台程度の駐車スペースがある。

小休止後案内板の左後に付けられた踏みあとから山に入る。直ぐに右手に白髭大明神里宮の石祠が鎮座している。小さな谷を渡ると妙徳山近道からの登山ルートに合流する。

里宮から5分ほど歩くと穴水の表示がありかなり深い穴の下に流水が見られた。長い柄のついた柄杓が用意されていてこの柄杓で名水を味わう仕組みである。涼しいこの頃喉の渇きも感じられないので名水を味わう気分にもなれずパスする。更に進み穴水不動尊像が見られる付近にも第二の穴水があった。

最初の穴水から15分程度歩いた地点でゴーロ帯となる。坊の立なる表示があったがはっきりせず立の坊かも知れない。5万分の1の地形図によれば、このゴーロ帯を直登し尾根に取り付くルートがあるが、現在は利用されていない模様である。ひょっとすると直登をためらったのが地名の由来かも知れない。現在の登山ルートはゴーロ帯を横切り尚谷筋をつめている。

ゴーロ帯から10分ほどで中間点の表示があった。この地点から頂上まで40分、里宮まで20分と記されていたが、この地点の標高は990m程度なので高度差だけでも45分はかかると思われ、かなり健脚の登山者用と思われた。

谷筋を離れ頂上への支尾根へ取り付くことになるが、高度差130m以上にわたって急坂が続きトラロープの連続である。登りではさほど有難く思わなかったが下りでその恩恵を感じることになった。妙徳登山では夏でも軍手必携と言うものである。ただ谷筋の歩きは陰気であったが、この急登は陽も差し込んで雰囲気はよい。

支尾根を登り切った場所に白髭大明神本宮が祭られていた。この地点から頂上までは7分程度の距離であったが、急坂の登りでいささか息が上がったので周囲の景色を楽しみながら一休みした。先日登った若穂太郎山の頂上が眼下に見下ろせる。

頂上はかなり広いが立ち木が多く展望はもう一つの感じであった。東には逆光ながら根子岳の緩やかな稜線が望め、四阿山の爆裂口が大きく広がっている。また笠ケ岳、横手山、御飯岳も望めた。西には千曲川を向こうに長野市の東南部が広がりを見せMウエーブの特徴ある屋根が懐かしい。コナラの幹に新しい熊の爪あとが生々しく残されていた。先日若穂太郎山を蓮台寺に向かって下った際、蓮台寺の裏に熊のオリが置かれていたことを思い出し昼食もそこそこに下山を開始した。

加齢とともに下山が下手になり時間を食うことになっているが、トラロープの急坂を下るのは一層手間がかかった。浮石に足を取られないように慎重に歩を進める。中間点になかなか到着しないで、いつ表示が現れるかと気をつけながら下り続ける。

中間点を過ぎたら後はゴーロ帯を慎重に横切り、穴水不動尊、穴水をやり過ごしたら白髭大明神里宮への分岐である。この分岐は注意をしないと見過ごす恐れがある。

白髭大明神里宮から山新田公会堂に下るのに少々ルートを変えた。妙徳線口から林道高岡・山新田線を忠実に歩き、林道八町線を通って山新田グランドを経由して山新田公会堂に帰着した。

本日のネット歩行時間は公会堂から公会堂までで5時間16分であった。グロス歩行時間は6時間で、獲得累積高度は800mであった。尚文化の日にもかかわらず他の登山者にはまったく遭遇せず、我々二人の妙徳山であった。(2006.11.27記)

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第01回山行記録バックナンバー(何故山好きに)(2000.09.14)
第02回山行記録バックナンバー(念願の劔岳に登る)(2000.10.15)
第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
第04回山行記録バックナンバー(交野山 - 石仏の道)(2001.03.15)
第05回山行記録バックナンバー(懐かしの摩耶山)(2001.04.15)
第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
第07回山行記録バックナンバー(めずらしく九州の山 - 由布岳)(2001.05.15)
第08回山行記録バックナンバー(八淵ノ滝から武奈ケ岳)(2001.05.30)
第09回山行記録バックナンバー(大普賢岳より七曜岳まで) (2001.06.15)
第10回山行記録バックナンバー(権現山より蓬莱山まで)(2001.07.15)
第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
第12回山行記録バックナンバー(秋の鳳凰三山)(2001.10.30)
第13回山行記録バックナンバー(秋の天城縦走)(2001.12.30)
第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
第15回山行記録バックナンバー(晩秋の百里ケ岳)(2002.02.15)
第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(スノーシューで雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
第20回山行記録バックナンバー(リトル比良)(2002.05.15)
第21回山行記録バックナンバー(山田牧場・志賀高原・鬼無里村)(2002.06.15)
第22回山行記録バックナンバー(浅間山系の前掛山・黒斑山)(2002.07.15)
第23回山行記録バックナンバー(根子岳・四阿山)(2002.8.15)
第24回山行記録バックナンバー(薬師岳・黒部五郎岳)(2002.09.15)
第25回山行記録バックナンバー(鹿島槍ケ岳・爺ケ岳)(2002.10.15)
第26回山行記録バックナンバー(荒川三山・赤石岳)(2002.11.15)
第27回山行記録バックナンバー(住塚山・国見山)(2002.12.15)
第28回山行記録バックナンバー(比叡山・飯室谷・横川根本中堂)(2003.01.30)
第29回山行記録バックナンバー(大見尾根和佐谷峠より天ケ岳行)(2003.02.15)
第30回山行記録バックナンバー(葛城山より竹内峠までの縦走)(2003.3.15)
第31回山行記録バックナンバー(獅子窟寺より月輪の滝までの古道を探索)(2003.3.30)
第32回山行記録バックナンバー(愛宕山系の芦見谷の遡行と滝谷の下降)(2003.4.30)
第33回山行記録バックナンバー(湖北の花で知られた赤坂山と三国山山行)(2003.05.15)
第34回山行記録バックナンバー(郷里長野市の市民の山である飯縄山)(2003.5.30)
第35回山行記録バックナンバー(愛宕山三角点と芦見谷)(2003.6.15)
第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
第37回山行記録バックナンバー(京都北山最深部の小野村割岳登山)(2003.07.30)
第38回山行記録バックナンバー(コウンド谷から小野村割岳登山)(2003.08.15)
第39回山行記録バックナンバー(懐かしの富士ノ塔山と旭山)(2003.08.30)
第40回山行記録バックナンバー(久し振りの北アは焼岳)(2003.09.30)
第41回山行記録バックナンバー(涸沢と北穂高岳)(2003.10.30)
第42回山行記録バックナンバー(岩菅山と裏岩菅山)(2003.12.15)
第43回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つである黒姫山)(2003.12.30)
第44回山行記録バックナンバー(部屋から見える霊仙寺山)(2004.01.15)
第45回山行記録バックナンバー(初冬の御在所岳)(2004.01.30)
第46回山行記録バックナンバー(戸隠高原スノーシューハイキング)(2004.02.15)
第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
第52回山行記録バックナンバー(長野市トレッキングコースの陣場平山を歩く)(2004.07.30)
第53回山行記録バックナンバー(五竜岳・唐松岳)(2004.08.15)
第54回山行記録バックナンバー(鏡平から笠ケ岳)(2004.09.15)
第55回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つの妙高山)(2004.10.30)
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第65回山行記録バックナンバー(米子の滝から根子岳へ)(2005.11.30)
第66回山行記録バックナンバー(秋晴れの高社山)(2006.12.30)
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第68回山行記録バックナンバー(久しぶりの登山は若穂太郎山)(2006.11.15)