「岩井堂コースから虫倉山」

梅雨の晴れ間となった6月18日(土)に義兄と一緒に虫倉山を登りました。義兄は今年77才になりましたが、山登りを始めました。今秋涸沢の紅葉を見に行くことをとりあえずの目標としてぼつぼつと里山を歩いています。葛山・冠着山(坂井村)・三登山・髻山と順調に足を延ばしてきましたので、今回信州百名山の一つの虫倉山(標高1378m)に登ることにしました。

虫倉山には地元の中条村からも不動滝コース・さるすべりコース・岩井堂コース・小虫倉コースと四つのコースがありますが、昨年家内とさるすべりコースから登り不動滝コースに下った経験がありますので、岩井堂コースのピストン登山にしました。他のコースより距離が長い上に虫倉山への最後の登りでは鎖がつけられている急斜面があり、登山初心者にはよい経験が積めたようで義兄も鎖場の登り下りを楽しんだようでした。

頂上の展望は雲の影響で残念な結果となりました。北アルプスの針ノ木の大雪渓が白く長くうねっていたのが辛うじて認められました。近くの陣場平山・砂鉢山は勿論高妻山・戸隠西岳連峰辺りまでは何とか認識出来ました。

下山して岩井堂観音で美味しい水を飲みお土産に汲んで帰りました。長野市から1時間足らずでこのような充実した登山が出来る境遇をつくづく有難いと思っています。

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6月18日 (土) 晴

この日の行動は次の通りである。

登山口7:50〜8:57岩井林道登山口ルートとの合流点9:04〜9:35小虫倉(大姥神社)9:38〜10:50虫倉山12:00〜12:54小虫倉(大姥神社)13:04〜13:25岩井林道登山口ルートとの合流点13:25〜14:03岩井堂観音14:14〜14:16登山口

我が家を6:57に出発し途中道に迷うことなく7:40に岩井堂観音下の登山口に到着する。幸いにも登山口の20mほど先の林道脇に2台駐車可能なスペースがあった。

登山口には熊が出没するから注意されたいの看板が立てられていた。歩き始めて数分で左手に岩井堂観音への古びた石段があった。先を急ぐ登山ではないので岩井堂観音に立ち寄った。大きな岩の下に誠に古びたお堂が建てられていた。回廊に登るのも躊躇うような老朽状態であった。

5分ほど周囲の様子なども観察して登山道に戻る。涸れた沢を渡りフキが繁茂している道を歩いていくが、岩井堂コースは余り利用されていない感じを受けた。所々急な道をジグザグに登っていくと40分足らずでユリ道となりすぐに尾根道になる。ここまでの歩きは若干きついので立ち休みを数回取る。

尾根道に入るとそれほどの急勾配の道は無く廃道の表示を過ぎて岩井林道からの登山道の合流点に達し本格的な休みを取る。林間で涼しい風も通り絶好な休憩場所であった。

一息入れて元気を取り戻し小虫倉山目指してのんびりと登り続ける。義兄も一汗かいたのでペースが安定してきた。大姥神社は小虫倉山の頂上にひっそりと建っていた。むしろ小さな祠の感じではあるが、子供を授ける神、子供を守る神として地元の人々の信仰が篤いと聞いている。

いよいよ虫倉山への尾根歩きとなる。小さなコルまでは快適な縦走路の趣があったが、コルを越すと小さなピークがあり鎖がかけられていた。鎖場の経験が初めての義兄は慎重に下っているが身が軽いので心配は不要なほどであった。

虫倉山に向かう急登りに入ったが要所に鎖が付けられているので楽に登れる。道が荒れていて緊張させられる部分が一箇所あったがどうやら無事にクリアーして山頂に立つことが出来た。鎖の効用は下りで再認識することになった。

頂上には不動滝コース経由の上田からのご夫婦、さるすべりコース経由の更埴からのご夫婦が先着していた。四方山話をしたが梅雨の晴れ間とは言え快適な登山が楽しめるラッキーを喜び合った。

頂上からの展望は雲に災いされて十分ではなかった。本来ならば白馬岳から常念岳までのワイドビューが楽しめるはずであるが、僅かに針ノ木の大雪渓が白く長くうねっているのが僅かに見て取れた。近くにある陣場平山、砂鉢山(荒倉山)が比較的良く見え、砂鉢山の左手には高妻山・戸隠西岳が霞んでいた。

食事の後で恒例のコーヒーブレークを楽しんで下山とする。小虫倉山への鎖場を下らず不動滝コースを下ることも考えたが、駐車場所までの長い林道、車道歩きが応えそうなので思い切って小虫倉山への下りを選択する。この選択は賢明であって、案ずるよりも易しで2時間強で岩井堂観音に戻ることが出来た。鎖場になれた義兄は先にマイペースで下っていた。

大姥神社で達成感を味わいつつ休憩をしただけでその後は休憩も取らずに岩井堂観音の水場まで一下りであった。長野県の里山めぐりの山行記録で著名な長野県警の中嶋さんの情報によれば下りは2時間の所用時間となっていたが、それは恐らく鎖が準備されていなかった頃の記録だろうと思った次第である。登りは中嶋さんの所用時間より50分程度余計にかかって2時間50分程度が必要であった。

岩井堂観音の水をお土産に随分と日の高い内に自宅に戻ることが出来た。虫倉山は登山ルートも多く登山道も結構整備されていて近くにこのような名山があるのは誠に嬉しいものがある。この登山に先立ち13日に山菜採りを兼ねて黒姫山に登っている、途中で出会った東京からの二人連れの女性はいずれ虫倉山に登りたいと話してくれたが、そう言う状況であれば県外にも知れ渡った山であると言える。確かにこれほど北アルプス全体がバランスよく近くで見られる場所は他に知らない。小川村や大岡村(現在は長野市大岡地区)よりは上であると思う。(2005.06.22記)

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第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
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第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
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第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
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第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
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第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
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第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
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