「コウンド谷から小野村割岳登山」

梅雨の晴間の6月22日(日)に、佐々里峠から小野村割岳に登りました。下山時に時間的余裕があったので、予定を変更してワサ谷から下の町へでなくコウンド谷から能見口に出ることにしました。ところがルートファインディングに失敗し、気が付いたらワサ谷林道に下り立っていました。

小野村割岳頂上から951mピーク手前の天狗岳とコウンド谷への分岐までは正しいルートに乗っていたことは間違いなかったので、再び梅雨の中休みの7月15日(火)に能見口からコウンド谷を経て分岐までのルートを歩くことにしました。途中コウンド谷が増水していたので登山情報のルートよりかなり手前で尾根に取り付き、笹やぶこぎを強いられましたが951mピークから南東方向に派生している尾根にたどり着き、前回ミスをした分岐を確認することが出来ました。

分岐からあばよくば天狗岳を往復出来ないかと欲張った計画も立ていましたが、久多広河原線よりコウンド谷への林道を見つけるのに手間がかかり、時間的余裕がとれずこれはギブアップしました。帰りは普通にワサ谷林道を下りました。

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7月15日(木)曇 

この日の行動は次の通りである。

京阪出町柳駅(広河原行バス)7:50〜9:39バス停能見口9:46〜10:49コウンド谷林道取り付き(光砥石橋東詰)10:49〜11:13林道終点11:18〜12:39ピーク951m東南尾根880m付近12:39〜13:10小野村割岳・天狗岳分岐(前回ミス地点)13:14〜13:54小野村割岳14:50〜15:09ワサ谷林道取り付き15:09〜15:39ワサ谷林道上手のゲート15:39〜16:17ワサ谷林道下手のゲート16:17〜16:35バス停下の町(京阪出町柳駅行バス)17:19〜京阪出町柳駅

7:27頃に京阪出町柳駅に到着するが、本日はウイークデイのため先客は不在である。尚私は6月27日で会社を退職して現在は毎日が日曜日の身分になっている。バスは定刻に発車したが私達以外はカメラ用の一脚を持った若者だけである。

市内から2名が乗り込むがガラガラの状態が続く。若者は花背峠で下車し、市内で乗り込んだ客も花背保育園前で下車する。代わりに地元の女性が2人乗車する。

尚京都バス広河原線は扶桑橋以北からは乗降は停留所以外でも可能となり、合図のためか北行きはグリーンスリーブス、南行きはアンニーローリーのメロディを奏でながら走行していた。

能見口には定刻に着いたようだが、停留所の上手にある公民館でバス待ちをしていた女性はこのメロディが聞こえなかったようで、見計らいでバス停に下りてきたが乗り遅れて気の毒であった。この公民館のトイレは観光トイレとして使用時間帯は決められているが登山者に開放されていて清潔で利用価値がある。

久多広河原線に沿ってぼつぼつと歩き出すが、車道沿いに能見川が流れていて杉林との組み合わせは実に京都北山らしい風景である。右手に桑谷山に取り付く長戸谷を見て更に久多方面に歩を進めるが、コウンド谷への林道の取り付きをミスしかなり歩いて不審に思い11:29にUターンをする。注意して下ると光砥石橋の手前(登る場合は渡った後)の右手に荒れた林道が再び目に入る。実は登ってくる際にこの林道の手前まで入ったが荒れ放題の林道であったので、うっかりと本命の林道と思わなかったのだ。ここまでで約40分ロスタイムを作ってしまった。

コウンド谷の林道は荒れているし梅雨時期でもあるのでわだちの跡がぬかるんでいて誠に歩き難く興が乗らない。25分ほど歩くと林道の終点になる。右手のコウンド谷沿いに登山ルートがつけられているが、傍らの杉の木に巻かれた赤テープに天狗岳と書かれていたので、ルートを外していないと一安心する。

しばらくはテープを追いながらコウンド谷沿いに登高を続けるが、谷が狭くなっている地点(谷の分岐前と思う)でふみあとが不明瞭になり谷を直接遡行する雰囲気になったが、梅雨時期で増水しているので少し早めであるが右手の尾根に取り付く。この取り付いた地点に赤テープが二ケ所(立ち木に一箇所、折れた木の枝に一箇所)見られたので、ここらで取り付いても問題ないと判断したものだ。

かなり急な雨上がりで滑りやすい傾斜をよじ登り、一旦涸れた沢状の部分を詰め若干右方向にトラバースして笹原に入り、やぶこぎして上がったところ高度約880mの尾根筋に到着出来た。涸れた沢状を登っていた際に直径1.5cm長さ20cm程の大ミミズを見つけたが一瞬小型のヘビかプラスチック製のチューブかと見誤るほどのものであった。

尾根筋は左右に切り払われていて左手に登りつめたら951mピークに到達出来るのは間違いないと確信した。左手(北西方向)に尾根筋をたどるがアップダウンがあり、ピークには例によって樹齢の古い杉が見られる。951mピークはかなり古い大杉が生えていた地点と思うが標識はなかったようだ。このピークの少し手前の木にコウンド谷と書かれた赤テープが巻きつけられていたが、コウンド谷を最後までつめて尾根に向かうとこの地点辺りに登りつくようである。

951mピークとおぼしきピークから僅かの歩きで前回ルートファインディグに失敗した天狗岳・951mピークの分岐、今回のコウンド谷遡行では小野村割岳・天狗岳の分岐に到着した。這い上がった尾根から約30分でこの分岐に到達出来た。この地点から天狗岳へのルートは確かに良く踏まれていて、天狗岳への登山はコウンド谷から上がるのが普通のように思われる。

6月22日にコウンド谷に下ろうとしてワサ谷の支谷に下りたミスは、どうやら951mピークを経ずに尾根筋を外れて右方向に下ってしまったのが原因であることがはっきりして納得し、わだかまりが消え去った。

ここから小野村割岳へは簡単に到達出来るはずであるが、若干ルートファインディングにまごつき山頂到着は13:54となってしまった。前回小野村割岳より小野村割岳・天狗岳までの分岐までは27分で歩けたが、今回その逆で40分もかかってしまった。どうやら逆に歩いた場合はふみあとが見つけ難いようだ。

2回目の小野村割岳の頂上であるが、時期的なこともあり前回よりは展望が利くものの期待に沿うものではない。本日はウィークデイのため16時台のバスの便はなく17:19下の町発まで時間があるので、頂上での滞留時間を多く取りのんびりと下山することとする。

ワサ谷林道への下山道は頂上直下はやや斜度があるものの杉の葉が残っていて歩き安く20分足らずでワサ谷林道の取り付きに降りることが出来た。取り付き手前で谷を渡るがここで汚れた顔や手が洗えた。ところで本日のような条件で登って来たルートを下るのは足場が悪く実際的ではないだろう。実は12:30までに小野村割岳・天狗岳の分岐まで入れたら天狗岳に登ろうと計画していたが、コウンド谷林道の取り付けを探すのに時間がかかり過ぎたのでギブアップした。帰りにコウンド谷に下る際の困難さを考えたら時間的な問題だけではなかったようだ。

ワサ谷林道に下り立ち林道を三曲がりほどしたら、前回ワサ谷の支谷を下って林道に合流した地点を通り過ぎた。今回は増水のため見違えるような小谷の様相であった。その下手の滝はワサ谷に注ぐ三番目の滝(最後の滝)であったが、京都北山の谷には難しい滝はないから道に迷ったら谷筋を下るのは悪い選択ではないと聞くものの、このような滝があるのならこの言い分は必ずしも信じるものではないと思った次第である。

後は前回たどった林道を下ればよい。下手のゲートを過ぎて左手の流れに沿って沢山のコゴミを見たが、恐らく栽培しているものだろう。以前に和佐又ヒュッテの周りで見たのと同じ趣であった。下の町バス停に16:25に帰着した。帰りのバスまでの時間が十分にあったので随分ゆっくりと歩いたが1時間35分程度で下山出来た。今回は雨模様でなかったので川沿いの緑地で昼寝をしながらバス待ちとなった。

帰りのバスに花背峠で朝下車した若者が乗り込んで来たがそれでもガラガラで、その後は京都産業大学前から大勢の学生が乗り込みほぼ満席となった。市内に入って浴衣姿の若い女性が乗車するのが多くなった。

実は7月15日は祇園の山鉾巡航の宵々山であったので、この後2時間30分程四条通、室町通、新町通と鉾と山を見物するおまけがついた山行であった。本日のグロス歩行時間は6時間39分、ネット歩行時間は5時間34分(いずれも40分のロスタイムを含む)で、累積獲得高度は小野村割岳までで669mとなっていた。梅雨時の谷遡行は増水のため正規のルートがフォローしにくい場合があることを実感させられた。(2003.07.24記)

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第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
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