「燧裏林道を歩く」

会津駒ケ岳登山の後桧枝岐村から帰宅するのに、燧裏林道、尾瀬ケ原を経由することにしました。30日は御池より燧裏林道を歩いて見晴へ、31日は見晴から尾瀬ケ原を抜け鳩待峠へののんびりルートです。

今回は燧裏林道を歩いた際の山行記録です。相変わらずの曇時々雨の天候でしたが、燧裏林道の雰囲味は十分に味わいました。兎田代先から三条ノ滝を経由し、平滑ノ滝までは登山コースに相当します。

この山行記録の写真画像のページに飛びたい場合は、ここをクリックして下さい。 アルバムは二回に分けています。

今回歩いたルートの地図については、改定された国土地理院の地理院地図が参考になります。例に「燧ケ岳」と入力下さい。

2015年08月30日 (日) 曇時々雨

この日の行動時間は次ぎの通りである。

御池登山口(8:58)〜(9:05)燧ケ岳登山道分岐(9:05)〜(9:49)上田代(9:49)〜(10:53)天神田代(10:53)〜(11:12)裏燧橋(11:25)〜(12:20)段吉新道林分岐(12:20)〜(12:31)兎田代(12:50)〜(13::35)三条ノ滝分岐(13:35)〜(13:54)三条ノ滝第一展望台(14:08)〜(14:22)三条ノ滝分岐(14:22)〜(15:26)平滑ノ滝展望台(15:26)〜(15:42)段吉新道合流点(15:42)〜(15:47)無料休憩所(15:47)〜(16:30)第二長蔵小屋

番屋前8:00のバスで御池を目指す。尚この辺りでの乗降はどこでもOKである。御池に8:30に到着するが、雨が降りそうなので雨支度をして、道標にしたがって駐車場を横断して御池登山口に向かう。

登山口より5分ほど歩くと燧ケ岳登山道分岐に至る。道標より見晴まで9.4kmと知るがこれは段吉新道経由の距離である。三条ノ滝に回ると10.3km程度になるようだ。燧ケ岳までは4.5kmになっていた。なお見晴新道は閉鎖中との掲示があった。2013年の台風で登山道が消失したとのことで未だ開通していない。

木道になって御池田代が現れる。トリカブトやサワリンドウが迎えてくれる。緩い登りで田代坂を超えると姫田代になり更に上田代になる。広々とした上田代は気持ちがよい。上田代は燧裏林道で最大の湿原だそうで、本来ならば越後の山々が見える場所だということだが残念ながら展望はない。

沢を渡るとノメリ田代である。ノメリは傾斜のある湿原とかでその様子はよく分かる。更に横田代を過ぎまた沢を渡ると天神田代である。樹林帯が発達して湿原の趣は失われているとのことだ。天神田代からは渋沢温泉小屋への道が分岐しているが、道標は壊れていて温泉小屋への道は荒れているように感じた。

天神田代から下りの道になり小広場に下り立ったが、そこは裏燧橋の袂であった。ここまで歩き詰めだったので、休憩をする。見晴方面より歩いてきたグループに出会ったが天神田代まであとどの程度で到着するか質問された。なるほど登山地図では裏燧橋は歩行時間のポイントにはなっていない。

渋沢は涸れ沢であった。裏燧橋は吊橋で少々は揺れた。裏燧橋から約1時間下り基調の道を歩くと段吉新道と三条ノ滝への分岐に至った。当初から三条ノ滝に向かう計画だったので、迷うことなく三条ノ滝に向かう。この分岐から見晴まで段吉新道経由で3.9km、三条ノ滝経由で4.8kmになる。

兎田代の手前で三条の滝と渋沢温泉小屋経由小沢平への分岐があったが、ここも道標も壊れていた。暗い雰囲気で行き先不安になる。しかし三条ノ滝方面に少し進むと兎田代の小さな湿原になる。まったく静寂な湿原で落ち着く感じである。時間なのでここで木道の腰かけておにぎりの昼食とする。

兎田代先から見晴と三条ノ滝分岐に至る道は直登道(直滑降)であり、雨上がりで赤土が滑り往生した。標準時間の2倍を要してしまった。下りついた場所は見晴と三条ノ滝の分岐になっていた。ここからわずかで三条ノ滝に到着する。しかし雨上がりで道の状態が悪く、二つの木の階段を慎重に下ると第一展望台まで思いのほか時間がかかった。

第一展望台からの三条ノ滝の眺めは素晴らしかった。数日の雨により水量も増し、落差90mの滝は正に華厳の滝や那智の滝の様子にも劣らない。華厳の滝や那智の滝はいわば遠見の滝であるが、三条ノ滝は目近にあるだけ迫力満点である。天下の三瀑布の三つめは諸説あるようだが正に天下の三瀑布の一つにしてもよいだろう。

三条ノ滝の眺めと爆音に大満足して往路を戻り見晴に向かう。三条ノ滝分岐から平滑ノ滝展望台までは完全に登山道で観光気分で歩ける状況ではない。思いのほか時間を要し、先行きの状況が分からないので少々不安になる。

平滑ノ滝展望台から段吉新道との合流点までは道もよくなり、15分程度で到達できた。見晴まで2.0kmとのことで悪路も予想されないのでほっとした。間もなく無料休憩所の建物が見え水をいただき、案内の老婆と話を交わす。我々が最終の歩行者かと質問されたが、多分そうだろうと答えた。この後無料休憩所は閉められることになったろう。老婆はどこに泊まるのかと聞いてきたので、第二長蔵小屋と答えるとあと30分の歩きと元気をくれた。

元湯山荘、東電小屋分岐を過ぎるといよいよ赤田代に入る。雨も止み背景の山々も姿を現す。見晴方面より傘をさした女性が歩いてきて挨拶を交わす。日常の服装をしていて尾瀬ケ原散策の観光客とも思えない。小屋の従業員なのかも知れない。足元にアケボノソウが咲いているのに気がついた。広くイワショウブが目についた。

16:30頃予定を1時間ほど遅れて第二長蔵小屋に到着した。男性の入浴時間が17:00とのことで、チェックイン後登山靴、雨具、スパッツの洗いもそこそこに汗を流す。乾燥室が完備して大いに助かった。

部屋は8名用の5号室に二人の余裕だった。少し時期が外れるとこのような様子になる。夕食は5:30で食堂で確認したところ利用者は6名程度であった。デザートのプチシュークリームは有難かった。

途中でお目にかかった植物は順不同にトリカブト、キンコウカ、イワショウブ、オゼミズギク、オゼヌマアザミ、ミヤマアキノキリンソウ、ワレモコウ、ウメバチソウ、サワキギョウ、アケボノソウなどであった。

本日のネット歩行時間は6時間46分グロス歩行時は7時間32分であった。兎田代先から平滑ノ滝までは登山コースと同程度の道の状態であった。燧裏林道は軽視してならない。(2015.09.09記)

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第01回山行記録バックナンバー(何故山好きに)(2000.09.14)
第02回山行記録バックナンバー(念願の劔岳に登る)(2000.10.15)
第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
第04回山行記録バックナンバー(交野山 - 石仏の道)(2001.03.15)
第05回山行記録バックナンバー(懐かしの摩耶山)(2001.04.15)
第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
第07回山行記録バックナンバー(めずらしく九州の山 - 由布岳)(2001.05.15)
第08回山行記録バックナンバー(八淵ノ滝から武奈ケ岳)(2001.05.30)
第09回山行記録バックナンバー(大普賢岳より七曜岳まで) (2001.06.15)
第10回山行記録バックナンバー(権現山より蓬莱山まで)(2001.07.15)
第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
第12回山行記録バックナンバー(秋の鳳凰三山)(2001.10.30)
第13回山行記録バックナンバー(秋の天城縦走)(2001.12.30)
第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
第15回山行記録バックナンバー(晩秋の百里ケ岳)(2002.02.15)
第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
第20回山行記録バックナンバー(リトル比良)(2002.05.15)
第21回山行記録バックナンバー(山田牧場・志賀高原・鬼無里村)(2002.06.15)
第22回山行記録バックナンバー(浅間山系の前掛山・黒斑山)(2002.07.15)
第23回山行記録バックナンバー(根子岳・四阿山)(2002.8.15)
第24回山行記録バックナンバー(薬師岳・黒部五郎岳)(2002.09.15)
第25回山行記録バックナンバー(鹿島槍ケ岳・爺ケ岳)(2002.10.15)
第26回山行記録バックナンバー(荒川三山・赤石岳)(2002.11.15)
第27回山行記録バックナンバー(住塚山・国見山)(2002.12.15)
第28回山行記録バックナンバー(比叡山・飯室谷・横川根本中堂)(2003.01.30)
第29回山行記録バックナンバー(大見尾根和佐谷峠より天ケ岳行)(2003.02.15)
第30回山行記録バックナンバー(葛城山より竹内峠までの縦走)(2003.3.15)
第31回山行記録バックナンバー(獅子窟寺より月輪の滝までの古道を探索)(2003.3.30)
第32回山行記録バックナンバー(愛宕山系の芦見谷の遡行と滝谷の下降)(2003.4.30)
第33回山行記録バックナンバー(湖北の花で知られた赤坂山と三国山山行)(2003.05.15)
第34回山行記録バックナンバー(郷里長野市の市民の山である飯縄山)(2003.5.30)
第35回山行記録バックナンバー(愛宕山三角点と芦見谷)(2003.6.15)
第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
第37回山行記録バックナンバー(京都北山最深部の小野村割岳登山)(2003.07.30)
第38回山行記録バックナンバー(コウンド谷から小野村割岳登山)(2003.08.15)
第39回山行記録バックナンバー(懐かしの富士ノ塔山と旭山)(2003.08.30)
第40回山行記録バックナンバー(久し振りの北アは焼岳)(2003.09.30)
第41回山行記録バックナンバー(涸沢と北穂高岳)(2003.10.30)
第42回山行記録バックナンバー(岩菅山と裏岩菅山)(2003.12.15)
第43回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つである黒姫山)(2003.12.30)
第44回山行記録バックナンバー(部屋から見える霊仙寺山)(2004.01.15)
第45回山行記録バックナンバー(初冬の御在所岳)(2004.01.30)
第46回山行記録バックナンバー(戸隠高原スノーシューハイキング)(2004.02.15)
第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
第52回山行記録バックナンバー(長野市トレッキングコースの陣場平山を歩く)(2004.07.30)
第53回山行記録バックナンバー(五竜岳・唐松岳)(2004.08.15)
第54回山行記録バックナンバー(鏡平から笠ケ岳)(2004.09.15)
第55回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つの妙高山)(2004.10.30)
第56回山行記録バックナンバー(初冬の雨飾山)(2004.11.30)
第57回山行記録バックナンバー(ミルフォード・トラック)(2005.01.30)
第58回山行記録バックナンバー(戸隠高原高デッキ山)(2005.04.15)
第59回山行記録バックナンバー(60年振りの冠着山登山)(2005.05.15)
第60回山行記録バッククナンバー(残雪の蓼科山登山)(2005.05.30)
第61回山行記録バックナンバー(岩井堂コースから虫倉山)(2005.06.30)
第62回山行記録バックナンバー(裏銀座から雲ノ平へ)(2005.08.30)
第63回山行記録バックナンバー(燕岳より常念岳へ)(2005.10.15)
第64回山行記録バックナンバー(涸沢カールの紅葉見物)(2005.11.15)
第65回山行記録バックナンバー(米子の滝から根子岳へ)(2005.11.30)
第66回山行記録バックナンバー(秋晴れの高社山)(2006.12.30)
第67回山行記録バックナンバー(晩秋の一夜山)(2006.01.15)
第68回山行記録バックナンバー(久しぶりの登山は若穂太郎山)(2006.11.15)
第69回山行記録バックナンバー(長野市東部にそびえる妙徳山)(2006.11.30)
第70回山行記録バックナンバー(冬の上高地でスノーシューイング)(2007.02.15)
第71回山行記録バックナンバー(今年の初登山は明覚山)(2007.05.15)
第72回山行記録バックナンバー(井上山へのハイキング登山)(2007.05.30)
第73回山行記録バックナンバー(新緑の金時山)(2007.06.15)
第74回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に尼厳山と奇妙山)(2007.07.30)
第75回山行記録バックナンバー(針の木岳から岩小屋沢岳までの縦走)(2007.08.30)
第76回山行記録バックナンバー(乗鞍岳の登山道を下る)(2007.10.30)
第77回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に山上ケ岳)(2008.06.12)
第78回山行記録バックナンバー(笹ケ峰より戸隠へ)(2008.07.30)
第79回山行記録バックナンバー(信者の山の御岳へ)(2008.08.15)
第80回山行記録バックナンバー(花の白山)(2008.08.30)
第81回山行記録バックナンバー(南八ケ岳縦走)(2008.10.15)
第82回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間の八甲田)(2009.07.15)
第83回山行記録バックナンバー(ミチノクコザクラの岩木山)(2009.07.30)
第84回山行記録バックナンバー(甲武信岳より金峰山へ)(2009.09.15)
第85回山行記録バックナンバー(箱根外輪山の明神ケ岳)(2010.05.30)
第86回山行記録バックナンバー(ミヤマキリシマの九重山系)(2010.06.15)
第87回山行記録バックナンバー(南部富士と呼ばれる岩手山)(2010.7.30)
第88回山行記録バックナンバー(ウスユキソウの早池峰)(2010.08.15)
第89回山行記録バックナンバー(大雪山系の黒岳)(2010.08.30)
第90回山行記録バックナンバー(気になっていた塩見岳)(2010.09.30)
第91回山行記録バックナンバー(再挑戦した苗場山)(2011.07.30)
第92回山行記録バックナンバー(大日三山縦走)(2011.08.30)
第93回山行記録バックナンバー(紅葉の磐梯山)(2011.10.15)
第94回山行記録バックナンバー(戸隠高原のスノーシューハイク)(2012.01.30)
第95回山行記録バックナンバー(鬼女紅葉の砂鉢山)(2012.06.15)
第96回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間の茶臼岳・栗駒山・秋田駒ケ岳)(2012.07.15)
第97回山行記録バックナンバー(中村新道を歩く)(2012.09.15)
第98回山行記録バックナンバー(月山と鳥海山)(2012.10.15)
第99回山行記録バックナンバー(紅葉の端牆山)(2012.11.15)
第100回山行記録バックナンバー(三登山でのわかんハイク)(2013.03.02)
第101回山行記録バックナンバー(戸隠の新雪スノーシューハイク)(2013.03.15)
第102回山行記録バックナンバー(旧東海道箱根湯本から元箱根を歩く)(2013.05.30)
第103回山行記録バックナンバー(箱根外輪山の明星ケ岳と塔ノ峰を歩く)2013.06.15)
第104回山行記録バックナンバー(山野草の中西山)(2013.06.30)
第105回山行記録バックナンバー(白神岳をピストン登山)(2013.07.15)
第106回山行記録バックナンバー(森吉山をミニ縦走)(2013.07.30)
第107回山行記録バックナンバー(蝶ケ岳と常念岳)(2013.08.30)
第108回山行記録バックナンバー(燧ケ岳と尾瀬ケ原)(2013.10.15)
第109回山行記録バックナンバー(奥西山)(2013.11.15)
第110回山行記録バックナンバー(飯縄高原の池めぐり)(2014.05.15)
第111回山行記録バックナンバー(東海自然歩道阿寺の七滝と鳳来寺山)(2014.05.30)
第112回山行記録バックナンバー(蔵王のミニ縦走)(2014.07.15)
第113回山行記録バックナンバー(赤城山系の黒檜山から駒ケ岳への縦走)(2014.08.15)
第114回山行記録バックナンバー(秋の谷川岳へ再挑戦)(2014.11.15)
第115回山行記録バックナンバー(戸隠キャンプ場から瑪瑙山登山)(2014.11:30)
第116回山行記録バックナンバー(南東北でスノーシューハイクを楽しむ)(2015.02.15)
第117回山行記録バックナンバー(瑪瑙山中腹までのスノーシューハイク)(2015.03.15)
第118回山行記録バックナンバー(三登山を輪かんじきで登る)(2015.03.30)
第119回山行記録バックナンバー(筑波山を下る)(2015.04.15).
第120回山行記録バックナンバー(両神山白井差コースを登る)(2015.05.30)
第121回山行記録バックナンバー(霧ケ峰高原散策)(2015.06.15)
第122回山行記録バックナンバー(後立山好展望スポットの鷹狩山)(2015.06.30)
第123回山行記録バックナンバー(梅雨入りの西吾妻山登山)(2015.07.15)
第124回山行記録バックナンバー(安達太良山再挑戦)(2015.07.30)
第125回山行記録バックナンバー(初秋の会津駒ケ岳)(2015.09.15)