「蔵王のミニ縦走」

6月22日に蔵王の刈田岳レストハウスから蔵王中央ロープウエイ鳥兜駅までのミニ縦走を行いました。例年通りに梅雨入り前後のJR東日本大人の休日倶楽部のお徳用切符を利用し東北旅行しました。第一日は白石蔵王からバスで刈田岳に向かい地蔵岳までの縦走を楽しみ蔵王温泉に宿泊、第二日目は山形、仙台、八戸、久慈を経由して田野畑で宿泊、第三日目は北山崎展望台、宮古の浄土ケ浜の海岸美を満喫して宮古泊、最終日は盛岡 から小岩井農場で遊びました。

第一日目の天気は梅雨のようで曇時々雨でしたが、熊野岳からワサ小屋跡まではみずみずしい高山植物の花々を楽しむことができました。この山系は蔵王山として百名山に入っています。蔵王山は存在しないのですが、熊野岳は標高1841mの最高峰です。今回簡単な山行記録にいたします。

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今回歩いたルートの地図については、国土地理院の地理院地図が参考になりますので、ここからアクセスして下さい。 

2014年6月22日 (日)曇時々雨

この日の行動時間は次ぎの通りである。

刈田岳レストハウス(11:39)〜(12:34)熊野岳(12:46)〜(13:32)ワサ小屋跡(13:32)〜(13:40)地蔵山(13:40)〜(14:00)蔵王ロープウエイ山頂駅(14:25)〜(15:30)蔵王中央ロープウエイ鳥兜駅

白石蔵王から遠刈田温泉を経由し1時間40分ほどで刈田岳頂上直下のレストハウスのバス停に到着する。曇り空で今にも雨が降りそうなので、休憩所で雨支度をする。軽装の観光客の前でレインギアとスパッツをつけザックカバーまですると、いささか興味の眼で見られる。

バスの運転手さんがコーヒーを片手に話しかけてくる。二人の運賃の合計が3000円を越すので回数券を買うようにと親切な助言をしてくれた方だった。何とはない心遣いがうれしく東北地方を旅する魅力の一つだ。

レストハウスの裏口を出ると直ぐに御釜の景観が目に入る。まじかに近づくが幸いなことにはガスが晴れて全景が見渡せる。水の色はエメラルドグリーンで草津白根山のコバルトブルーの色とは異なるが天候のせいなのだろうか。

名残惜しく御釜を離れ、馬の背を歩いて熊野岳に向かう。スキーツアーのためか10mおき程度に丸太が立っているのでルートミスするわけがない。馬の背と言われるにしては幅広の道が続くが、途中からまた変わったアングルの御釜が見える。

この辺りから登山者が多くなり、自然に挨拶が交わされるようになる。徐々に斜度が上がり左手の残雪が見られる熊野岳の尾根を目指す。避難小屋が目印でそれほど息が上がらないで尾根筋に到着する。避難小屋には立ち寄らず、左に曲がって尾根を歩く。少し歩くと右手にワサ小屋跡に向かる下山道を見つける。

ここら辺りに来た頃に雨脚がきびしくなり、雨支度を十分にしてきたことが効果的だった。尾根に取りついて10分程度歩くと左手から斜めに登ってくるルートを合わせる。間もなく頂上の熊野神社の祠に到着である。雨はますます強くなり、軽装で登ってきた観光客は避難小屋で雨宿りをしている。下山の時間が気になる添乗員は心ここにあらずの感じであった。熊野岳の標高は1841mで蔵王山系の最高峰である。

雨が小降りになったので、地蔵山を目指して下山することにした。我々とつかず離れず登ってきた男性二名と女性一名のパーテイが地蔵山に下るのに十字路のワサ小屋跡への下山道まで戻らずに、山頂からワシ岩横の道に下ることを選ぼうとしていたようなので、十字路まで戻ることを助言した。地蔵山直前で追いついてきたパーテイは戻ることにして正解だったと感謝していた。初めてのルートであったが、地図を見て安全第一の道を取るのは当たり前と思っただけだ。

ワサ小屋跡までの下山道は石畳だが手入れが悪く歩きにくいものだった。しかし道の両側にはイワカガミ、ハクサンチドリなどが沢山咲いていて目を楽しめさせた。雨で生き生きとした花と葉が美しい。

ワサ小屋跡には姥の石像もあり由緒ありげなスポットだった。ここから観松平に行くルートが分岐しているが秋の紅葉は見事らしい。

少し登ると木道があり雰囲気のよい草原を歩く。間もなく標高1736mの地蔵山の頂上に到着である。残念ながら熊野岳同様に展望は全くない。そこそこに蔵王ロープウエイ山頂駅に向かう。雨に濡れた道は滑りそうで歩きにくい。注意して下山を続けると右手から地蔵山を巻いた道が合流する。合流点の先に大きな地蔵尊がお座りだった。冬の樹氷ツアーでおなじみの石像である。雨はますます強さを増し、地蔵尊を写すのに難渋する。

山頂駅に飛び込んで濡れたデジカメの水気を拭く。ここから蔵王ロープウエイ山頂線で樹氷高原駅経由で蔵王温泉に下ればよいのでほっとしたが、ところが整備不良で運行中止とのことだった。樹氷高原駅までざんげ坂を下り40分程度で行けるとのことで遅い昼飯とする。昼飯を取りトイレを済ませて下山を開始する。

地蔵尊への道を僅か戻り、最初の分岐を左に取ればザンゲ坂を経由して樹氷高原駅にたどり着くとの係員の説明を信じてザンゲ坂を下る。ザンゲ坂は左手はスキーコースで、ほぼ並行して道が付けられているが、時々スキーコースを離れる。ここでルートミスをしたようで、右手に下山道がつけられていてそのまま下ったらパラダイスゲレンデに向かってしまった。樹氷高原駅にはスキーコースを下ってユートピアゲレンデに向かうべきだったようだ。ザンゲ坂を下るとパラダイスゲレンデを抜けて蔵王中央ロープウエイの鳥兜駅に向かうことになるのは事前の調査で知っていたが、途中からユートピアゲレンデに行くルートがあるとは知らなかったのである。右手の下山道に入った際に樹氷高原駅へ向かうことは断念したことでもあった。距離的には樹氷高原駅に向かうのと鳥兜駅に向かうのは大差がないと思っていた。

山腹をめぐる道は縦走路としては適当で気分よく下って、パラダイス十字路に下り立つ。ここは既に広い林道が交差していて、鳥兜駅への山道は見当たらない。たまたま居合わせた地元の方に鳥兜駅への道を教えてもらう。退屈な林道を歩かされ紅葉峠を越えて鳥兜駅に到着した。10分ほどの待ち時間で温泉駅へのロープウエイに乗ることができた。

宿泊先のおおみや旅館へは蔵王中央ロープウエイの温泉駅の方が近く、結果的には樹氷高原駅から蔵王ロープウエイ山麓線で山麓駅に下りるよりは歩かずにすんだ。

おおみや旅館では玉子湯に入り山形牛のすき焼きを美味しくいただいた。東北地方のすき焼きは関東で言うすき煮であるが、最後まで同じ濃さの味が保たれていたのは、生野菜たっぷりのせいだったようだ。

本日のネット歩行時間は3時間8分、グロス歩行時は3時間51分であった。刈田岳レストハウス出発後御釜見物で6分ほど沈殿していた。(2014.07.01記)

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ご挨拶 アルバム 日ごろ思うこと パノラマ 登った山々 山望 花の巻 私の趣味 リンク集

第01回山行記録バックナンバー(何故山好きに)(2000.09.14)
第02回山行記録バックナンバー(念願の劔岳に登る)(2000.10.15)
第03回山行記録バックナンバー(秋の白峰三山)(2000.12.30)
第04回山行記録バックナンバー(交野山 - 石仏の道)(2001.03.15)
第05回山行記録バックナンバー(懐かしの摩耶山)(2001.04.15)
第06回山行記録バックナンバー(早春の奥比叡縦走)(2001.04.30)
第07回山行記録バックナンバー(めずらしく九州の山 - 由布岳)(2001.05.15)
第08回山行記録バックナンバー(八淵ノ滝から武奈ケ岳)(2001.05.30)
第09回山行記録バックナンバー(大普賢岳より七曜岳まで) (2001.06.15)
第10回山行記録バックナンバー(権現山より蓬莱山まで)(2001.07.15)
第11回山行記録バックナンバー(梨ノ木林道から竜ケ岳)(2001.10.15)
第12回山行記録バックナンバー(秋の鳳凰三山)(2001.10.30)
第13回山行記録バックナンバー(秋の天城縦走)(2001.12.30)
第14回山行記録バックナンバー(大台ケ原散策)(2002.01.15)
第15回山行記録バックナンバー(晩秋の百里ケ岳)(2002.02.15)
第16回山行記録バックナンバー(比叡山の初歩き)(2002.02.28)
第17回山行記録バックナンバー(雪のダイヤモンドトレール)(2002.03.15)
第18回山行記録バックナンバー(雪の上高地・乗鞍高原)(2002.03.30)
第19回山行記録バックナンバー(大原の山々縦走)(2002.04.15)
第20回山行記録バックナンバー(リトル比良)(2002.05.15)
第21回山行記録バックナンバー(山田牧場・志賀高原・鬼無里村)(2002.06.15)
第22回山行記録バックナンバー(浅間山系の前掛山・黒斑山)(2002.07.15)
第23回山行記録バックナンバー(根子岳・四阿山)(2002.8.15)
第24回山行記録バックナンバー(薬師岳・黒部五郎岳)(2002.09.15)
第25回山行記録バックナンバー(鹿島槍ケ岳・爺ケ岳)(2002.10.15)
第26回山行記録バックナンバー(荒川三山・赤石岳)(2002.11.15)
第27回山行記録バックナンバー(住塚山・国見山)(2002.12.15)
第28回山行記録バックナンバー(比叡山・飯室谷・横川根本中堂)(2003.01.30)
第29回山行記録バックナンバー(大見尾根和佐谷峠より天ケ岳行)(2003.02.15)
第30回山行記録バックナンバー(葛城山より竹内峠までの縦走)(2003.3.15)
第31回山行記録バックナンバー(獅子窟寺より月輪の滝までの古道を探索)(2003.3.30)
第32回山行記録バックナンバー(愛宕山系の芦見谷の遡行と滝谷の下降)(2003.4.30)
第33回山行記録バックナンバー(湖北の花で知られた赤坂山と三国山山行)(2003.05.15)
第34回山行記録バックナンバー(郷里長野市の市民の山である飯縄山)(2003.5.30)
第35回山行記録バックナンバー(愛宕山三角点と芦見谷)(2003.6.15)
第36回山行記録バックナンバー(梅雨の晴間に大山登山)(2003.6.30)
第37回山行記録バックナンバー(京都北山最深部の小野村割岳登山)(2003.07.30)
第38回山行記録バックナンバー(コウンド谷から小野村割岳登山)(2003.08.15)
第39回山行記録バックナンバー(懐かしの富士ノ塔山と旭山)(2003.08.30)
第40回山行記録バックナンバー(久し振りの北アは焼岳)(2003.09.30)
第41回山行記録バックナンバー(涸沢と北穂高岳)(2003.10.30)
第42回山行記録バックナンバー(岩菅山と裏岩菅山)(2003.12.15)
第43回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つである黒姫山)(2003.12.30)
第44回山行記録バックナンバー(部屋から見える霊仙寺山)(2004.01.15)
第45回山行記録バックナンバー(初冬の御在所岳)(2004.01.30)
第46回山行記録バックナンバー(戸隠高原スノーシューハイキング)(2004.02.15)
第47回山行記録バックナンバー(飯縄山にスノーシュー登山」)(2004.03.15)
第48回山行記録バックナンバー(根子岳にスノーシュー登山)(2004.03.30)
第49回山行記録バックナンバー(戸隠古道を越水ケ原まで歩く)(2004.05.30)
第50回山行記録バックナンバー(ブナ巨木で知られた鍋倉山を歩く)(2004.06.30)
第51回山行記録バックナンバー(信州百名山の一つである虫倉山を歩く)(2004.07.15)
第52回山行記録バックナンバー(長野市トレッキングコースの陣場平山を歩く)(2004.07.30)
第53回山行記録バックナンバー(五竜岳・唐松岳)(2004.08.15)
第54回山行記録バックナンバー(鏡平から笠ケ岳)(2004.09.15)
第55回山行記録バックナンバー(北信五岳の一つの妙高山)(2004.10.30)
第56回山行記録バックナンバー(初冬の雨飾山)(2004.11.30)
第57回山行記録バックナンバー(ミルフォード・トラック)(2005.01.30)
第58回山行記録バックナンバー(戸隠高原高デッキ山)(2005.04.15)
第59回山行記録バックナンバー(60年振りの冠着山登山)(2005.05.15)
第60回山行記録バッククナンバー(残雪の蓼科山登山)(2005.05.30)
第61回山行記録バックナンバー(岩井堂コースから虫倉山)(2005.06.30)
第62回山行記録バックナンバー(裏銀座から雲ノ平へ)(2005.08.30)
第63回山行記録バックナンバー(燕岳より常念岳へ)(2005.10.15)
第64回山行記録バックナンバー(涸沢カールの紅葉見物)(2005.11.15)
第65回山行記録バックナンバー(米子の滝から根子岳へ)(2005.11.30)
第66回山行記録バックナンバー(秋晴れの高社山)(2006.12.30)
第67回山行記録バックナンバー(晩秋の一夜山)(2006.01.15)
第68回山行記録バックナンバー(久しぶりの登山は若穂太郎山)(2006.11.15)
第69回山行記録バックナンバー(長野市東部にそびえる妙徳山)(2006.11.30)
第70回山行記録バックナンバー(冬の上高地でスノーシューイング)(2007.02.15)
第71回山行記録バックナンバー(今年の初登山は明覚山)(2007.05.15)
第72回山行記録バックナンバー(井上山へのハイキング登山)(2007.05.30)
第73回山行記録バックナンバー(新緑の金時山)(2007.06.15)
第74回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に尼厳山と奇妙山)(2007.07.30)
第75回山行記録バックナンバー(針の木岳から岩小屋沢岳までの縦走)(2007.08.30)
第76回山行記録バックナンバー(乗鞍岳の登山道を下る)(2007.10.30)
第77回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間に山上ケ岳)(2008.06.12)
第78回山行記録バックナンバー(笹ケ峰より戸隠へ)(2008.07.30)
第79回山行記録バックナンバー(信者の山の御岳へ)(2008.08.15)
第80回山行記録バックナンバー(花の白山)(2008.08.30)
第81回山行記録バックナンバー(南八ケ岳縦走)(2008.10.15)
第82回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間の八甲田)(2009.07.15)
第83回山行記録バックナンバー(ミチノクコザクラの岩木山)(2009.07.30)
第84回山行記録バックナンバー(甲武信岳より金峰山へ)(2009.09.15)
第85回山行記録バックナンバー(箱根外輪山の明神ケ岳)(2010.05.30)
第86回山行記録バックナンバー(ミヤマキリシマの九重山系)(2010.06.15)
第87回山行記録バックナンバー(南部富士と呼ばれる岩手山)(2010.7.30)
第88回山行記録バックナンバー(ウスユキソウの早池峰)(2010.08.15)
第89回山行記録バックナンバー(大雪山系の黒岳)(2010.08.30)
第90回山行記録バックナンバー(気になっていた塩見岳)(2010.09.30)
第91回山行記録バックナンバー(再挑戦した苗場山)(2011.07.30)
第92回山行記録バックナンバー(大日三山縦走)(2011.08.30)
第93回山行記録バックナンバー(紅葉の磐梯山)(2011.10.15)
第94回山行記録バックナンバー(戸隠高原のスノーシューハイク)(2012.01.30)
第95回山行記録バックナンバー(鬼女紅葉の砂鉢山)(2012.06.15)
第96回山行記録バックナンバー(梅雨の晴れ間の茶臼岳・栗駒山・秋田駒ケ岳)(2012.07.15)
第97回山行記録バックナンバー(中村新道を歩く)(2012.09.15)
第98回山行記録バックナンバー(月山と鳥海山)(2012.10.15)
第99回山行記録バックナンバー(紅葉の端牆山)(2012.11.15)
第100回山行記録バックナンバー(三登山でのわかんハイク)(2013.03.02)
第101回山行記録バックナンバー(戸隠の新雪スノーシューハイク)(2013.03.15)
第102回山行記録バックナンバー(旧東海道箱根湯本から元箱根を歩く)(2013.05.30)
第103回山行記録バックナンバー(箱根外輪山の明星ケ岳と塔ノ峰を歩く)2013.06.15)
第104回山行記録バックナンバー(山野草の中西山)(2013.06.30)
第105回山行記録バックナンバー(白神岳をピストン登山)(2013.07.15)
第106回山行記録バックナンバー(森吉山をミニ縦走)(2013.07.30)
第107回山行記録バックナンバー(蝶ケ岳と常念岳)(2013.08.30)
第108回山行記録バックナンバー(燧ケ岳と尾瀬ケ原)(2013.10.15)
第109回山行記録バックナンバー(奥西山)(2013.11.15)
第110回山行記録バックナンバー(飯縄高原の池めぐり)(2014.05.15)
第111回山行記録バックナンバー(東海自然歩道阿寺の七滝と鳳来寺山)(2014.05.30)