月9ドラマ『プライド』

まあ、勝手に書きなぐるのみのレポートです。
レポって言うか、感想文?(笑)
ホントは、シーン毎に感想書きたい気分なのですが
それはまた大変なので、随時加筆と言う事で。

第11話 3/22放送

「氷の女神は見る人によって違う」・・・・結構笑いました。笑っちゃいけないシーンだけど、亜樹じゃーん!みたいな。
日記にも書きましたが、作りすぎな感は否めない。
「ビューティフル・ライフ」のラストと同じく、NHLに行ったハルの帰国シーン。どうなの?とちと疑問。
ま、リアリティを持たせる為にはしょうがなかったんでしょうけど、あのサングラスはイケマセン。
そして、夏川もあっさり引き下がりすぎ。だって、あんなに殴られた相手でしょ?ハルは。
夏川にとってハルは、無意識でも嫉妬心を掻き立てられる相手だったんでしょう。
嫉妬心・・・・裏返せば羨望と劣等感。ま、普段の生活でもありますよね。
ある人の前に出ると、自分の小ささというかダメな所をイヤというほど直視させられるような。
でも、自分と似た所がある友則の話は素直に聞けた。聞けたというか、自分の中にくすぶり続けていた
モヤモヤを、友則が表に炙り出したという感じでしょうか。
自分の周りからいろんな人が消えてしまい自暴自棄になったハルと対照的ですね、亜樹は。
ハルが去り(ってか、また戻ってくるのは想像に難くないけど)夏川も去り、それでも強く自分らしく
あり続けた亜樹は、最後まで誇りを捨てなかったという事でしょうかね。
現実をちゃんと受け止められる亜樹は偉いと思いました。「私の2年は何だったの〜!」と発狂もしないし
同じことを繰り返さないよう、「待つ」と一言も言わない。
ハルが帰って来るんだという確信がなかったのかもしれないですね。
いや、違うな。ハルは「電池が切れたら戻ってくる」と言ってるんだから、帰ってくるのは明らかですか。
スケートを始めたり、ハルのインタビューシーンの肝心な所でテレビを消してしまうシーンは可愛かった。
それから「NHL目指してる」と真顔で言うところも。
古き良き時代の女でありながら、ウィットに富んだ会話が出来るってのは貴重な存在。
え?って言ってる間に大和がリンクに登場したり、兵頭と容子が復縁したり、
ジェットコースターな最終話でびっくりしました。
1時間半でああなるって事は、2時間とかにした方が良かったんじゃないの?
せっかく、今まで細かく丁寧に書いてきた話が、最後にセカセカしたんじゃ台無し。(チョー辛口ですいません)
それにしても、先々が読めてしまった脚本。あれで良かったんだろうか?
もしかしたら、ノベライズを読めばまた違った感想を持てるかもしれないけれど。
まぁ、みんなが成長できてよかったかな と(笑)結局それでまとまるか。

 

第10話 3/15放送

亜樹は結婚を決意。夏川に「あなたをピエロになんかしない」と側に歩み寄ります。
でも、それってやっぱり裏切り行為。告訴取り下げの為でしょ。
ハルと大和が帰るまで、「勝ち続ける」とブルスコメンバーは一致団結。真琴はとっても強くなりました・・・
兵頭にもまた何かありそう。
ラストのシーンでは「今行けよ!ハル!」と叫んでしまいました。 でも、本当に相手を思うってこういうことなのかな。
私にとっては見慣れている車椅子を拭くシーン。そう「Beautiful Life」での一こまです。(関東では深夜に再放送中)
何でややこしくする事ばっかりするんだろうか、ハル。
亜樹は諦められるけど、ホッケーは・・・ ってそんなもんじゃないだろう?
ただ一人の理解者だったじゃん!しっかりしなよ、ハル。
NHL(カナダ)のトライアウトに行く事で、忘れようとするんだろうな。それでいいのか?!
亜樹もなんだかんだ理由をつけて、ハルとのことを終わらせようとします。そこまでして、お互いに消し去ろうとするのは
悲しいの一言。弱さを見せた夏川を愛しいとすら言う亜樹が分からない。「愛」ではないぞ、それは。
「自分から誰かを愛そうとしない、ハルはずるい」という一言を喰らい、ハルもダメージを受けてしまいます。
もしかしたら、「言わなくても通じ合っていた」という過信があったのかな。タイミングが超悪いハル。
そして、今度ばかりはどうしてやる事も出来ない大和。
最終回は・・・・嫌な予感がするけれど(笑)
結婚式だろうか。はたまた、亜樹の家に行くんだろうか?
いや、きっと違うな。リンクだな。例の「氷の女神」をついに見たハル。
「氷の女神」は身近にいる人間。近すぎて分からないけれど、困難を乗り越えれば気付く。
当たり前すぎて失くすまでわからない。それが、亜樹だった・・・ 結構良い線行ってる気がする(爆)

 

第9話 3/8放送

大和が・・・・怪我の功名といいますか、百合と復活しました。
選手生命絶望とまで言われながらハルのために行こうとする大和を見て、百合も何かを感じたよう。
大和の絶望を知り「FACE OFF」で意気消沈するメンバーを、ハルと友則が引っ張ります。
あの寒い二人(笑)しかし、やっぱり同じチームメイト。二人の気持ちを一瞬にして理解します。
男ってすごいのねぇ・・・感心しきり。
一方、ハルが言い切った言葉を亜樹も否定しません。それに逆上する夏川。おびえる亜樹。
あんなに懇願するとは思いもよらなかったはず。私なら、あれはもうダメだ。
しかし、亜樹は夏川を受け止めようと決心。なぜ?2年も待ったから?
そこまで義理立てする理由は見つからない。ハルの本心を知ってるのに、ちょっと理解できない。
そして、亜樹の怪我を見てハルは逆上します。
木村君自身がとある雑誌に話していたけど、私もあれには気が付きました。
ハルが橋の上でキス(契約印)をした場所。そして、二人で迎えた朝にも・・・・
すごい細かい所にもハルの気持ちが見え隠れします。8話でもありました。亜樹が寝ていた方に突っ伏す所とか。
本能のままに夏川の所へ行って、殴打。そして、逮捕。
でもさぁ・・・兵頭酷過ぎ。グリーンモンスターに託した「羽を取り上げる作戦」が上手く行かず、
おそらく自分が手を下す事になっただけの話なんでしょうが、言いたい放題。
勝手に自分達それから全てのアイスマンの夢をハル一人に託すとはやりすぎ。
ハルは立ち直れないくらいダメージを追いました。安西に始まり、大和・亜樹そして兵頭。
周りの人間が次々と離れてしまいます。試練としても酷過ぎる。
彼を引き上げられるのは、やはり亜樹しか居ない・・・・

 

第8話 3/1放送

夏川が戻ってきましたねぇ・・・ 9話の予告で亜樹に暴力を振るうシーンが流れました。
なんか、それで夏川の人となりが分かったような気がします。ま、ハルに直接会いに行ったところでも
夏川の小ささ(笑)というか偽善者ぶりが見えましたが。
偽善者と言っては御幣がありますか。弱い所を見せたくないと言う男心は分からなくも無いですが、
結局亜樹って「清く正しい存在」というか、相手が自分の不甲斐なさを痛感してしまう存在でもあるわけです。
「けんかもした事ない穏やかな関係」と夏川とのことを大和に話します。
それってぶっちゃけてないって事でもあり。多かれ少なかれ女性なら安定志向はあるけれど
ケンカすら出来ない相手と一緒に居て楽しいのかどうかはすごく疑問。
亜樹もハルと出会ってハルに感化されるというか、母性が増すというか。
夏川とは「愛されるから愛する」ような所があったと思うんですが、それが一方通行な愛に変わったりもして。
大和が大変な事にもなりました。大和って人生の貧乏くじ引くタイプ(笑)
貧乏くじってどのことを言うのか分からないけど。でも、大器晩成しますよ、きっと。同性には好かれるから。
兵頭コーチがハルにそこまで固執する理由が分かりません。いったい「氷の女神」ってなんだ?
ハルは蜜柑色のライトの電球に書かれたメッセージをようやく見つけます。
左右のポッケに入れたキーが非常に虚しかった。大和がどうのより、自分がやろうよ、まず。後悔する前に。
分かりづらいよ、ハル。そんなんじゃ女は着いて来ない。
ハルってタイミング超悪・・・ま、恋愛での不器用さは仕方ないけどねぇ。
最大の関門は「行くな」とハルが言えるかどうか。そして、大和の復帰・・・
6話あたりからストーリーがヘヴィ&難解になってきたんで、視聴者が着いて来れるか?

 

第7話 2/23放送

幸せそうな亜樹とは反対に、不安にかられるハル。亜樹を見つめるハルの瞳が、もうたまらない・・・
「温かい女に嵌まってて、それが結構心地良い」とコーチに打ち明けるシーンもなんかギュッと心を
掴まれた様な気がしました。
ハルは「マジになった俺の負け」と、引き下がろうとします。やっぱりそれは、大和が言うように正しくない。
亜樹だって「誰にもやらない」って言って欲しい。そこはハルの弱点であり、長所でもあり。
ホッケーにはゆるぎない自信を持ってるけれど、愛する人の前では「彷徨える子羊」だったりして。
ハルの「好きな人を困らせたり邪魔したりしたくない」って言う気持ちは、寂しくもあるわけで。
その狼狽ぶりは、普通の女なら「そんなあなたは見たくない」と言われても良い様なもんだけど。
亜樹も「(ハルと結んだゲーム契約の)終わりが来なければ良い」と願ってはいるけれど、大和の一言が
重くのしかかります。亜樹は決断を下せるんだろうか?
でも、亜樹よりもハルの気持ちが分かるってのはどういうこと?
夏川は、やっぱり前回書いたとおりの男で、ハルとはまた違う自信家。
2年も待たせておきながら という、見てる方には腹立たしさもあり。
亜樹は今まで、大人の男としか付き合ってこなかったんじゃないかな?
「大人の男」と言うのは、取り乱したりわがまま言ったりしない男。夏川ってそんな感じ。
夏川と付き合ってる時は、ずっと上を向いて背伸びしてたような気がします。
ハルと出会って、同等もしくは下を向く相手と付き合ったんじゃないでしょうか?
見下ろすというのではなく、「守るべき愛しい対象」という感じ。
夏川もおそらく誠実さは持ち合わせていて、「帰ってきたら結婚しよう」っていう言葉も信頼できるモノ だったんだと
思います。でも、夏川とは違う、子供っぽいけれど自分を純粋に求めてくれる存在に面食らいながらも
母性本能を揺さぶってくるハルに愛おしさを感じてたりして。
安西&容子&兵頭の間でも、同じようなやり取りがあったんでしょう。
兵頭は「彼女の所に戻るつもりはなかった」って言い、ハルはそれを否定しました。
それはやっぱり、ハルと安西が同じ立場だったという事。兵頭=夏川では無い様ですけど。
実際どうなんですかね?
自分が守ってあげたいような男と自分を包んでくれる男と、どっちにより気持ちを動かされるか?
ま、ハルにしても亜樹が窮地に立たされる場面では、体を張って前に立つとは思いますけど。
なーんか、ハルや大和、夏川にしても非常にロマンチストですよね。
一つの事に打ち込む、世間ズレしてない男たちと言うか。
このドラマに出てくる女性陣は、ある意味ものすごくリアリストで。っていうか、女って現実至上主義ですよね。

 

第6話 2/16放送

ラストの「幸せな朝」のシーンですら、泣けて泣けて仕方がありませんでした。
と言うのは、途中に挟まれた大和&百合のシーンが引っかかってしまうから。
同性だから分かる、お母さんのずるさや女として「それはどうなの?」って言う所。
ハルは、 幼児期の「ウチで帰りを待ってくれている優しいお母さん」の所で止まってしまってるので、
なかなか現実を受け入れられません。25年くらい、そう思い続けていた訳ですから。
美化して虚像を膨らませて、「自分が泣かないで頑張れば、きっと」って思い続けてきたんです。
男の人ってそうなんだろうな って何となく納得。
でも、亜樹にお金を借りたと分かった時点で、やっと気がつく訳です。
有名になった自分に興味があっただけで、息子としての自分には興味がなかったこと。
そして、母よりもいつまでも女でいたいという気持ち。
お兄ちゃんはまともだったんですよ。まともに生きてきて、ちゃんと結婚までしてるんですから。
だから、自分達を放り出した女に「会わない、金も渡せない」と言えた訳です。
ハルは、誰かに「もう、待っても無駄だよ」って言って欲しかったのかな。もしくは、自分がその代わりに って
言うような女性を待ってたんだろうか?そこがちっと歯切れが悪いですね。
ハルは、 亜樹が言うように「可哀想」なんだろうか?弱音を吐く相手は、友則でも大和でも良かったはず。
いや、違うな。彼らが先にさらけ出してしまったから、ハル自身がさらけ出せなかったんだな。
ってことは、結局「大きな愛で、自分の全てを受け止めてくれる人」待ちだったんだ。
どうするんだろう?亜樹の彼の帰国。
電池切れで戻ってくる訳ではなく、名声や栄誉を手に入れた上で戻ってくるんですから
それをチラチラさせて、結婚を迫るでしょう。「俺はお前を幸せに出来る」と。
「2年も連絡寄こさないで、それはね〜だろ」と観てる方は思いますけど。ハルは「契約切れだから、行け」と
背中を押すでしょう。「俺は楽しかったから」って笑ってバイバイ。
ま、それも色々複雑な思いはあるでしょうけど、やっぱりハルはそういう人なので。
問題は、亜樹が踏ん切れるか。やっと救われたハルを放り出せるか。やっぱり、亜樹には出来ないと思いますがね。 だからと言って、待っていた2年を無駄には出来ない気持ちもあるでしょうし。
この回を見ると、「期間限定だから燃え上がった」んじゃない事が分かります。
だって、亜樹自身ハルを受け入れた訳ですから。 ゲームでそんな重い物を背負う理由がない。
やっぱり運命の出会いだったんでしょうかね。

 

第5話 2/9放送

バイク便のバイトで人身事故・・・バイクの免許は取れる年齢だろうけど、それは退学でしょ?
そして、ホッケー部があるくらいだから私学じゃないの? もしくは、男子校?
大和は28くらいなのかな。彼が16歳くらいって、バイク便あったんだろうか?学費を稼ぐ為のバイトかな。
でも、それなら新聞配達くらいにしておこうよ>野島さん。
それらを総合すると、 大和ん家は貧乏までは行かなくても裕福ではないらしい。
結構、疑問詞が浮ぶ「大和・過去のトラウマ」の回でした。
百合もどこまで気が付いてるんだろうか?今、価値観書き換えの最中でしょうか?
大和も亜樹には話すのね。ハルが信頼する女性だから、自分も信頼・・・でも、百合の友達で、百合の耳に入る事も承知の上、というか自分で言えないから亜樹から話してもらえることを計算して話したっぽい。
「ホッケーが嫌い」と言ったのも、結局殺めてしまった少年の代わりに全うしてるだけで、自分が楽しむまでには至ってない っていうのが原因。だけど、その使命感だけであんな激しいスポーツをやるというのは、理解しづらいかな。重大なトラウマを隠していただけに、今までの話のあの強い大和が嘘っぽく思えてしまう。
12年ですよ。その12年の重みを、この1話だけで見せるのはムリがあったんじゃないでしょうか?
そして、今回もハル&亜樹の話ではないので詰める所がこれ以上みつかりません。

 

第4話 2/2放送

「何があっても守りたい恋人や仲間が、あなたにはいますか?」
4話は暗にそう問われたみたいで、ギクっとしますね。
友則には甘いハルの真実や、容子と兵頭の関係も徐々に明らかに。
初めは兵頭と付き合っていた容子だけど、兵頭がえーっとカナダだっけかアメリカだっけかのシステムを学びに行ってる間に安西と出来てしまった・・・ってとこですかね。
やっぱり、容子≠亜樹でした。待てなかった女とずっと待ってる女、もしくは放っておけない女と放っておいても大丈夫な女。ただ、どちらが楽かといわれるとどっちもどっちかな。
同性には理解してもらいやすいハルと、分かりづらい友則。パッと見、共通項のない二人だけど、寂しがりやっていうのは同じ(笑)二人のやり取りは、ハル&大和の時とは違って軽く見えがちだけど、やり返しに行く時の車中のシーンがどうにも笑えて仕方なかった。でも、それは二人の信頼関係も表していて、後ろにいる亜樹はそこには入れない(前には座れない)という暗示。
他のドラマに比べると軽く見られがちなテーマだけど、結構絵を見てるだけでも分かる事があるんですよね。
マジックと鏡を取りに行った真琴が、自分でヒゲを書いたりね。そうそう、真琴は最後の方の乱闘シーンでも亜樹を端に誘導してたり。細かいというか、ものすごい時間掛かってますよね、確実に。
当のハルと亜樹は、「ゲーム」という契約が重荷になってきてます。
自分の事は良く分かってくれている亜樹(ま、それも大和の功績のもとに って話なんですけど)だけに ハルも一目置いていて、やっぱりそろそろガーッと押したい訳ですが、ただそうやって押す事で自分の方になびく亜樹をまだ許せなかったりするのかもしれないですね。 だから、「愛してたんでしょ?」とか聞いちゃうんだと思う。 そうやって自分に歯止めを掛けてるんでしょう。
うーん、いや亜樹の気持ちが分からないから行かないのかな。
どっちにしろ、見てる方は「そんなツマラナイ契約、さっさと辞めてしまえ〜」と思うんですけどね。
途中で投げ出したり出来ないのが、「古き良き時代の人間」ってとこですか(笑)
あ〜分かった。
もし、お互い好きになってしまったとしても、先に言い出さないような亜樹が好きなんだな。
決定権は男にくれる女だから。
でも、亜樹は言いそうなんだよなぁ・・・・「ゲームオーバー」ってハルが言い出したら。
「そんなの、勝手に一人で決めないで」って。
今回は友則の回なので、あんまり詰めるとこありませんでした。すいません。

 

第3話 1/26放送

なんだか思ったとおりに事が進行する・・・野島フリークか?>自分
「愛という名のもとに」とか「ひとつ屋根の下」とか見てた世代なら、このドラマ結構理解できるんじゃないでしょうか?リアルタイムでOA見た後に、もう一度リピートすると「ははぁん」と思うところが結構あって。
大和と亜樹が同じアパートに住んでいた って言うのも2話に伏線があったし、 1話でハルと安西のトレーニングに付き合った真琴の一言も今回あり。
真琴に向けた「チキンハート」の一言も、場面によって意味が違かった。笑いましたね、ラストのは。
容子の就職の世話をする兵頭の気持ちと言うか心中も、先にハルが「容子さんに近づいたら容赦しない」って言ってたとおり、下心みたいなものもあるみたい。
亜樹との関係も若干進展。氷解?今まで大和頼りだったネガティブな面に気付いてくれる亜樹を信頼し始めます。「強い」と言われる人の方が、心のよりどころを欲しがってたりしますから。
亜樹にしたって、「分かってあげたい」って思う気持ちが生まれてきてるから頼られるのは嬉しいんじゃないかな。
でも、それは1話の突然の訪問シーンからずっと、ハルは発信し続けてるんで「今さら気付いたのかよ?」って感じも無きにしも非ず(笑)
「自分があんまり好きじゃない」というのは、ハルを揺り動かす大きな要因。 でも、あんなに周りがフォローしてくれる人って居ないなぁ・・・人望があるというか。それだけ、周りの事を思ってるっていうことの裏返しかな。
自分以上に自分を分かってくれる人が居るって言うのは幸せですね。
今回でハル=兵頭だと発覚。そして、大和=亜樹ということも。容子=亜樹では無いんですよねぇ、微妙に。安西=兵頭でもないし。でも、その似た者同士ってのは危険。下手すれば共倒れってこともある。
兵頭が言う「安西はお前(ハル)に嫉妬してた」が、安西と容子とハルの関係を表してるような逆に引っ掻き回してるような。そして、安西の代わりに自分も参戦みたいな(笑)実際にハルを見て分かった訳ですよ。
兵頭は、才能の足りない部分を努力やメンタル面でカバーするような安西が羨ましかった。そして、兵頭は選手を続けるよりも指導者という道を選んだ。安西は、才能はあるけれどそれに溺れず努力して一線にのし上がった。そんな安西でも、才能もメンタルの強さもあるハルには勝てなかったってとこでしょうか。
病気の発覚を期にハルに譲ったのかは微妙ですけど、ハルの台頭っていうのは世代交代だった訳ですよね。 間接的でも兵頭と安西を踏み台にしてきた訳です。
その、「もっと強いヤツの出現」というのは男性にとっては引き際なのかな。 相撲なんかでも、横綱引退の記者会見などでよく聞く言葉ですけど。
色々伏線も張られてるんで、探してみてください。

 

第2話 1/19放送 25.1%

「歯」をお守りに渡すのはやめて欲しい〜!!いくら好きな人のモノでも嫌だ!
1話はハルの話しか書かなかった事を反省し、周りの人の話も。
タイミングが悪く、嘘の上塗りを続ける大和。おそらく、その結果は自分でも良く分かってるんだろうけど、言い出せない・・・・言ってしまえば楽になるのになぁ。と周りは皆思ってるはず(笑)
でも、それが彼の不器用さで長所なんだと思う。 亜樹が言うように彼も「古き良き時代」の男。
真琴は小ネタ・笑い担当(失礼な)というか、感情面担当。大和にしたって、あんな何度も鴨居に頭ぶつけなくてもいいのに・・・という所でハタと気が付いた。彼らは子供なんだと。子供がそのまま大人になった集団。
ハルというガキ大将を筆頭に、『気は優しくて力持ち』の腕力担当:大和、ちょっとインテリで作戦(策略)担当の友則、舎弟兼使いっぱ(笑):真琴。そう思って観ると、見事に当てはまりませんか?
(なんかみんな犬っぽいのは気のせい?ハル=小型の癖に威勢がいい柴、大和=ラブラドール、友則=犬の癖に真ん中分けにしてる外国犬、真琴=チワワ(笑))
そうそう、亜樹。「ママ」なんて言われたら本気で怒らなくちゃ!(亜樹って天然・・・)
でもハルって、亜樹がそういうこと言われても、言葉の裏の真意みたいなものを探るというか察する人間だと分かってやってるような気がする。借りたビデオにしても、帰らぬ相手を待ち続けるヒロインが、実はそういう女の所に最後は奇跡が起きるんだ だから負けるなっていう、メッセージのつもりだったのかなぁなんて思ったり。
(自分の理想 じゃなくてね)
ものすごい計算してますね〜計算って言うか気遣いっていうか。でも、相手はきっと気が付かないんだけど。
ハルは「君が幸せなら俺じゃなくてもいい」ってタイプかな。が、容子が「厳しいのね、里中くんの愛情って」と言ったように「ただし俺が認めた相手なら」っていう注釈付き。物分り良いんだか、勝手なんだか(笑)
亜樹が危険な場面から目を逸らさなかった事で、ハルにもスイッチが入ったような気がします。
きっと、「ずっと待ってる女」が理想なのではなく、「自分から目を逸らさない、たとえ四面楚歌の状況になったとしても、こいつだけは俺の味方だ」って思える女を探してたんじゃないかな、ハルは。
ラストでは、亜樹も好印象だったはず。
さーて、ニューヨークに行った音信不通の恋人はいつ現われるのか。前半だったらハルに勝ち目なし・・・

 

第1話 1/12放送 28.0%

かっこ良すぎ〜(すいません ペコ)
まず、ホッケーをあんなにやれる出演者に驚き。一番は「静」のイメージがある染五郎さんかも。
タイトルバックは長野オリンピックのメイン会場・Mウエーブとか言ってたんですが、試合会場はBIGHATでしたね。事前に長野県民に招集掛けてたみたい(その時は2,000人)。行きたかった・・・
ハルが良く口にする『古き良き時代』。アスリートの中では生き続けている魂と言いますか。
安西夫婦しかり、亜樹しかり。そして、ハル自身も『古き良き時代』を地で行く人間。
でも、それが決して良い側面ばかりではなく、『古き時代の悪しき風習』 みたいなのを批判する兵頭コーチ(佐藤浩市さん)が居たり、容子(石田ゆり子さん)も「私だって女でいたい」と。
ハルが安西(時任三郎さん)を盲目的に尊敬するように、同じ思いで真琴(佐藤隆太さん)なんかもハルを見上げてるんだよなぁ・・・と、安西絶命の場面で思いました。二人とも似たモノ同士で口にしなくても分かり合える。いろんな物を背負い込んでも、それでも頂点に立とうとする者にしか見えない景色が、二人には見えてる。
だから、安西コーチはハルを鍛えたし、ハルはコーチの期待に応えようとした。そこは、きっと容子にも入り込めない領域。たぶん嫉妬してたんじゃないかな、二人の関係を。
だけど、コーチの死であんなに夢中だったホッケーすら出来なくなるハルっていうのが分かりづらい。
大和(坂口憲二さん)に「辞めないよな?」って言われるまで気が付かなかった。
でも考えてみると、コーチの延命はハルがホッケーを続ける理由。一線から決して退かない理由。
「あんたが安西さんの意志を継げよ!」と言わなきゃ、 チームメートのハルへの思いだって分からない。
友則(市川染五郎さん)が「あいつ心配だから、今日は側に居てくれ」って大和に言った所で、
ハルの憔悴ぶりや友則との信頼関係みたいなのがやっと分かったっていうか。
難しいですね、野島脚本。相変わらず。
「電池が切れるまで頑張ったら、きっと戻ってくる。充電させてくれる女の所に」 と容子に対しても思ってるはず。 私なら「寂しいなんて感じたことない、一度も」で スイッチが入りますけどね。
とにかくチームワークとパワーと熱さ溢れる1話でした。
気になる事が一点。ホッケーチームの主要キャスト以外がどうもパッとしない。
たぶんどっかにも書かれてるだろうけど・・・・しょうがないんですかね。
肉体系(体育会系)で坂口くん(28歳くらい?)と佐藤隆太くん(24くらい?)の間の層が居ないのか、その辺りはもう別ドラに主演済みなのか・・・ どうも華が足りないんですよ。
女性陣も竹内さんと中越&MEGUMIの間が空きすぎ。 どう化けるか、楽しみではあるけど。