白血病
症状
急性は「貧血、感染、出血」。
慢性は症状がほとんど出ない。
急性白血病と慢性白血病では、自覚症状に差があります。
●急性白血病の症状

貧血出血感染」の三つが特徴的な症状です。
急性白血病では、血液中に未熟な白血球がどんどん増える一方で、
赤血球や血小板が少なくなります。
そのため、それぞれの血液細胞は、本来の役目を果たせなくなり、
赤血球不足による貧血、血小板不足による出血などが起こります。
また、白血球も未熟なままですから、病原体に感染しやすくなります。
●慢性白血病の症状

成熟型の白血球が増え、ほかの血液細胞は減少しますが、自覚症状は
ほとんど現れません。
かつては「
脾臓が腫れる」ことで、気がつくこともありましたが、この段階
は、病気が相当悪化した状態でした。

しかし最近は、定期健康診断などの血液検査で、白血球の増加が
わかり、比較的早く慢性白血病が発見されるケースが増えています。
●血球の役目

赤血球
 酸素を運ぶ

白血球 ウイルスや細菌を攻撃・排除する(生体防御)

血小板 出血を止める(血液凝固)

白血病になると、血球がそれぞれの役目を果たせなくなり、さまざまな
症状が現れる。
●慢性骨髄性白血病は症状が
ほとんどない


骨髄はスペースが狭いため、悪い細胞が増えると正常細胞の増殖が
極端に抑えられる。
そうなると、次のような症状が起きてくる。

正常な白血球が機能を果たさないため、ウイルスや細菌に
感染しやすくなる」。
熱を出しやすくなり、解熱薬をのんでも熱がひかなくなる。
また、血小板が減少するために、「
出血」傾向が強くなる。
歯ぐきから血が出やすくなったり、鼻血もでやすくなる。
ぶつけた記憶もないのに紫あざができるようになったり、足に出血斑
が出る。
赤血球の数も減るので、「
貧血」症状が起きるのも特徴だ。
顔色が悪くなったり、倦怠感があり、坂道や階段を上ると息切れする。
子どもの場合は元気がなくなる。

ただし、これは急性白血病の場合で、「
慢性白血病」では、自覚症状
が出ることは少ない。
ほとんどの場合、定期検診などで「
白血球数の増加」を指摘され、
白血病が見つかる。

白血病の原因は、基本的にはわかっていない。
確かに、原発事故のあったチェルノブイリや原子爆弾が投下された
広島や長崎で、白血病患者が多いことから、多量の放射線被爆が原因
の1つであることはわかっている。
また、ほかの癌の治療で抗癌剤を使うことで、DNAがダメージを受け、
造血幹細胞に傷がつくため、二次的に白血病になるケースもある。
しかし、そうしたことと全く関係なく白血病になる人のほうが多いのだ
が、その原因は不明だ。

白血病はどの年齢層にも発生するが、年齢層によって病型が異なる。
また、最近は60歳以上の人に患者が増えている。