不眠症の分類と治療
期間別分類と治療
1)一過性不眠
急性のストレス、環境の変化、交代勤務、時差症候群などによるもの
が多く、1〜7日程度の不眠。

(治療)
一過性の不眠であることを患者の理解させ、不安や焦燥感が強い
場合は、抗不安薬の投与とともに、1日か数日だけ睡眠導入剤を
投与する。
2)短期不眠
家庭、仕事などの比較的に長く続くストレスによる場合が多く、持続
が3週間以内の不眠。

(治療)
生活習慣の是正やストレスの緩和が困難な場合は、不眠時あるいは
2日に1回の割合で睡眠導入剤の投与を行う。
3)長期不眠
いわゆる不眠症であり、精神生理学的不眠、不眠恐怖症などによる
ものが多く、4週間以上も持続する。

(治療)
睡眠を妨げている基礎疾患が明らかな場合は、その治療が先決
である。
睡眠導入剤による治療の対象となるが、抑うつ状態が強い場合や
脳の器質的異常が疑われる場合はしかるべき専門科への受診
を促す。