高血圧
収縮期血圧と拡張期血圧
●収縮期血圧(最大血圧)
収縮期」とは、心臓が全身に血液を送り出すため収縮した状態を
指します。
心臓が収縮すると、血液が搾(しぼ)り出されるように、大動脈に送り
こまれます。
大動脈などの太い血管は、弾力性があるため、血液を勢いよく送り
出すとともに、拡張して血液をためることができます。
血液が勢いよく送り出されるときは、血圧は高くなります。
このときの血圧を「
収縮期血圧(最大血圧)」といいます。

●拡張期血圧(最小血圧)
拡張期」とは、全身から戻った血圧が心臓にたまり、心臓が拡張して
いる状態です。
このとき、心臓は血液をおくり出していませんが、収縮期のときに拡張
していた大動脈などの太い血管が収縮して、たまっていた血液を緩や
かに送り出すため、血圧は低くなりますが、一定値を保っています。
このときの血圧を「
拡張期血圧(最小血圧)」といいます。
なぜ年をとると高血圧になるのか
お年寄りの高血圧の特徴は、収縮期血圧(上の血圧)が高く、
拡張期血圧(下の血圧)は、むしろ低くなってくることです。
収縮期血圧が160mmHg以上で、拡張期血圧が95mgHg以下の場合を

収縮期
高血圧
といっています。
高齢者には、収縮期高血圧が加齢とともに増えてきます。

この
収縮期高血圧は、動脈硬化が原因で起こってきます。
血管は年齢とともに変性し、お年寄りになると、動脈硬化が進行して
いきます。
動脈硬化とは、血管壁の弾力性がなくなって血管が硬くなることです。
そのため、血管の抵抗は高まり、血圧が高くなるわけです。

お年寄り(70〜80歳代)の場合、血圧を下げる目安は高めに設定し、
収縮期血圧が150〜160mmHgになるように治療します。
60歳代は合併症がなければ、若い人と同じように治療します。