緑内障
治療
薬物などで眼圧を下げ、
視神経の障害を抑える。
緑内障の治療には、
薬物療法、レーザー治療、外科手術の3つがあります。
●薬物療法
まずは、薬で眼圧を下げることが基本になります。

○点眼液
一般的には、最初に点眼液で眼圧を下げます。
緑内障の「
タイプや病状の進行の度合い、視神経の状態、視野の状態
などを総合的に判断して、目標とする眼圧の値を決めます。
そして、その目標値を常に維持できるように点眼薬でコントロールして
いきます。
1種類で効果が不十分な場合には、複数の点眼液を用います。
最近では、1日の点眼回数が少なく、より効果の高い点眼液も開発され
ています。

○内服薬
点眼液だけでは眼圧をコントロールできない場合は、内服薬が用いら
れます。
人によっては、「
手足にしびれ、食欲減退、めまい、味覚障害、腎臓結石
などの副作用が現れることもあります。
その場合は、レーザー治療や外科的治療が行われます。
●レーザー治療

薬物治療だけでは不十分な場合は、レーザー治療が行われます。
房水の出口である隅角の線維柱帯に、レーザー光線を照射して、
軽く焼くことで目詰まりを解消し、房水の流れをよくする方法です。
かつては、レーザーを照射することで線維柱帯そのものにも障害を与
えるため、繰り返し行うことはできませんでした。
しかし、最近では、線維柱帯に詰まった物質だけに吸収される、
新しいレーザーが開発され、繰り返し治療が行えるようになっています。
●外科的治療

レーザー治療が難しい場合や、レーザー治療で効果がなかった場合
は、外科的治療が行われます。
手術は、隅角に新しい房水の排出路をつくることで、眼圧を下げるの
が基本です。
最近では、手術により、ただ単に眼圧を下げるだけでなく、その人に
合った眼圧が保たれるよう、術後の房水の排出量を調節することが
できるようになりました。
●時々、視野の自己チェックを

緑内障は完治することがないので、一生つきあっていく必要があります。
しかし、治療技術の発達によって、緑内障になっても、不便なく一生を
過ごす人が多くなりました。
そのためには、早期発見・早期治療が大切です。
40歳を過ぎたら、1年に1回は検査を受けるようにしましょう。
また、時々片目で物を見て、視野のチェックをするのも早期発見に
役立ちます。