黒糖について

黒糖 さとうきび畑

沖縄における黒砂糖づくりを重要な産業として広めたのは儀間真常氏で、1623年に使節団として中国に渡る人に頼んで製糖法を習わせ、それを持ち帰らせ一般に普及するようになりました。
1639年に江戸幕府は徹底した貿易統制を実施、統制直後の輸入砂糖は約350万斤に達し、沖縄、奄美の糖業を促す背景となりました。
首里王府は、1651年に砂糖専売制度を実施、1735年には買上糖制度を実施し、砂糖独占の強化を図り黒糖の増産に励みました。1831年に薩摩は、琉球に対して砂糖上納を命ました。以後この制度は、明治初期まで維持されました。王府時代を通じて糖業は薩摩、首里王府の政策に厳しく規制されながら発展したといます。

明治13年(1880年)には、鉄製搾車の購入には無利子で資金が貸し付けられたこともあり、鉄製の搾汁車が急速に普及しました。明治39年(1906年)には、糖業改良事務局が設置され、沖縄糖業振興に一役買うことになりましたた。
1910年には民間の手によって、含みつ糖の最初の機械製糖工場(高嶺製糖工場)が設置、同年嘉手納にも沖縄製糖鰍ェ建設されましたが、第二次大戦前の沖縄の糖業は、黒糖製造が中心でした。

第二次大戦により、製糖施設及び蔗園は殆ど壊滅状態になりましたが、蔗苗の保存と将来の糖業再建に備えるため、沖縄諮詢委員会は蔗苗の増殖を図り、苗圃の設置などの対策がとられました。
1948年には南大東島に大東糖業鰍ェ設立、1950年には琉球農林省による糖業復興計画が策定、沖縄本島南部に琉球製糖鰍フ設立を始めとして、県内各地に黒糖、分みつ糖工場が設置されるようになりました。1951年には新品種のNCO310が普及し、飛躍的に生産が拡大するとともに、糖業振興施策の推進、保護措置等によって沖縄糖業は一段と整備強化されました。

 

砂糖の種類

砂糖はサトウキビ(甘しゃ)から取ったものと、ビート(てんさい)か取ったものに分けられます。砂糖は以下のように、分けられます。

                    

原料糖 上白糖 てんさい糖 三温糖 白ざら糖 中ざら糖 グラニュー糖 黒砂糖 一番糖
さとうきびの生産地は消費地から離れているため原料糖のまま輸送され、用途や好みに合わせて生成されます。 結晶が細かくしっとりしていて、調味、菓子、飲み物などいろいろな料理に使われます。 ビートが原料で天然のオリゴ糖が含まれています。まろやかな風味があり、料理にコクやテリを出します。 純度は上白糖よりも低く灰分などを多く含んでいます。甘さも強く独特の風味とコクがあるため煮物などに適しています。 結晶が大きく無色透明で糖度はほぼ100%に近い高級な砂糖です。クッキーや果実酒に多く使われます。 結晶の大きさは白ざら糖とほぼ同じで純度も高く、糖度もほぼ100%。風味があり煮物などに使え割れます。 純度が高くさらさらしていてコーヒーや紅茶に最適です。ビートの多くがグラニュー糖に精製されます。 さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めた含蜜糖。カルシウムや鉄分が含まれていて、濃厚な甘さとコクがあります。 黒砂糖と同じ含蜜糖の一種でろ過により、異物を取り除く方法で、天然成分はそのままに、幅広く食品一般につかわれます。

            

黒砂糖の栄養成分

黒砂糖にはさまざまな栄養成分が含まれています。

(可食部100g当たり)

エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分
352Kcal 5.0g 1.7g 0g 89.7g 3.6g
カリウム カルシウム リン ナトリウム マグネシウム
1.100mg 240mg 31mg 4.7mg 27mg 94.2mg



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