大峰山 北奥駈
大峰山 奥駈はインド、チベットの仏教(特に密教)に通じる日本山岳宗教、修験道のメッカであります。今から1300年前の奈良時代、役 小角という修験者が開拓した修行の道です。大峰全体吉野から熊野までを曼荼羅(仏さまの宿る聖なる場所・調和と共生の世界)ととらえ、太古の辻〜吉野を金剛界、太古の辻〜熊野までを胎蔵界に分かれています。かねてから一度は挑戦してみたいと思っていたところ「紀伊風土記の丘」で知り合ったベテランの山男オーク(樫)さんに連れて行ってもらいました。今回、「吉野〜熊野」のコース逆峰の北奥駈に挑戦しました。
  • 日にち   4月20日(火)〜4月23日(金)
  • 天候    1日目・・・くもり  2日目・・・快晴  3日目・・・快晴  4日目・・・くもり、、小雨
  • 参加者   オーク(樫)、マロン(栗)の2名
  • 行程
    1日目    和歌山(5:00) ⇒ 前鬼林道車止(8:00) ⇒ 下市駅(10:00) ⇒ 蔵王堂(10:30-11:00) →  

              金峰神社(12:00) → 青根ケ峰(12:20) → 四寸岩山(15:00) → 百丁茶屋(16:30)(泊) 【行動時間】 5:30

         2日目    百丁茶屋跡(6:45) → 大天井岳(8:00) → 五番関(8:25-9:30) → 洞辻(12:10) → 

                山上ケ岳(14:00-15:20) → 小笹ノ宿(泊)(16:00) 【行動時間】 7:00

         3日目    小笹ノ宿(5:30) → 大普賢岳(7:30) → 国見岳(8:45) → 七曜岳(9;15) → 行者還岳ノ宿

                (11:00-12:00) → 一ノ垰(13:10) → 聖宝ノ宿(14:40) →弥山(16:30)(泊) 【行動時間】 11:00  

         4日目   弥山(4:45) → 八経ケ岳(5:25) → 舟ノ垰(7:45) → 楊子ノ宿(8;30) → 孔雀の覗(10:00)

                 両部分け(10:30) → 釈迦ケ岳(11:30-12:00) → 深山ノ宿(12:40) → 太古ノ辻(13:30)  

                → 前鬼(15:30) → 前鬼林道車止(16:10) 【行動時間  11:25


奥駈(大峰道)について】
標高800mから1900mの峰々が連なる吉野から熊野まで(170km)を縦走する修業のことを奥駈といいます。熊野から吉野に行くコースを順峰(ジュンブ)、吉野から熊野に行くコースを逆峰(ギャクブ)といいます。道中、75ケ所の行場がありこれを靡(ナビキ)といい天台寺門宗は順峰をとり、真言宗は逆峰をとる。中世から殆ど逆峰が採用されている。
◆ 4月20日(火) 1日目くもり
5時和歌山市を車2台で前鬼に向う.R-24、R -170、R-169を走って前鬼口から前鬼林道車止へ8時に到着。オークさんの車を林道車止に置いてマロンの車で今来た道を大淀町町営駐車場まで引き返す。10時到着。下市駅で登山届を提出してタクシーで吉野金峰山寺蔵王堂に向う。10時20分到着。蔵王堂に御参りして土産物屋や旅館の立ち並ぶコンクリートの道を登る。縦走の始まりだ!!初日のザックは重い!!桜は既に散り、八重桜が少し残る程度。観光客はマバラで閑散としている。
吉野金峰山寺蔵王堂
11時45分水分神社に到着。赤い鳥居をくぐって石段を上ると桧皮葺の立派な神社だ。境内の石楠花が美しい!!さらにコンクリートの道を上りつめると金峰神社だ。時刻は12時10分。道路を挟んで本殿に向って左側の社務所が焼失していて現在再建中。右側の休憩所で4人のハイカーと橿原市から来たという宮大工さんが昼食をとっているところだ。我々もここで昼食をとることにした。早朝、岩出町のコンビニで買ったおにぎりを2個ほうばる。ここまでに4Lの水を担ぎあげたがここで十分な水が得られたと思うと疲れがゾ〜っと出てきた。残念無念!!
水分神社の鳥
12時40分。金峰神社を出発。ここから本格的な奥駈けがはじまる。よく滑る石畳の道を標識に沿って左に曲がるとすぐ青根ケ峰(858m)の頂上だ。頂上を過ぎるとすぐ林道にでる。林道を避けてできるだけ古道を歩くがこの辺りは林道によって所々古道がブっ切られている。誠に残念だ!!
水分神社(みくまりじんじゃ)
やがて古道はモノレールの線路に沿って四寸岩山への登りにさしかかる。フウフウいいながら14時45分、四寸岩山(1235m)の頂上に到着。頂上は西側の谷から吹きつけるガスに覆われて殆ど何も見えない。時々ガスが切れて晴れ間に黒滝村の集落が見える。
頂上からドンドン下って行くと再び林道である。その林道を横切ってしばしの休憩。これからの登りを上りきるとすぐ足摺ノ宿跡だ!

四寸岩山の頂上(1235m
足摺ノ宿跡到着は15時20分。
お堂と苔むした石灰岩の上に修験地蔵尊が祀られている。辺りは静寂で幽玄の世界だ!!

足摺ノ宿跡の地蔵尊
ここまで来ると今夜の宿泊所百丁茶屋跡に建つニ蔵小屋はもうすぐだ。16時30分ニ蔵小屋に到着。小屋の掃除をしてから早速夕飯の仕度だ!!夕食はカレーに即席ラーメンだ!!夕食後外に出て小鳥の声や森林浴を楽しんでいたが寒くなってきたので小屋に戻りシラフに潜り込む。青根ケ峰以降誰にも会いませんでした。1日目にしては順調なスタートでした。19時就寝。
ニ蔵小屋