三ツ峠付近の都留線
都留線は元々甲信幹線で大正12年に竜島発電所から塩尻−甲府−橋本を経て戸塚変電所へ
接続されていました。
電線路は長距離の中比較的緩やかな場所を通過していますが、
甲府−都留間にある御坂山地は急峻で過酷な場所を通っています。
登山で有名な三ツ峠山の横を通過し巡視路の一部は登山道にも使われています。
標高は1500mを超え、冬季は氷点下10度以下、常時積雪が有る状態です。
御坂山地は都留線の他に天竜南線も通っています。
今回は天竜南線含めこの付近を集中して撮影しました。
都留線17号 と 御坂山(1596m)
下に見える道路は旧国道137号
17号は急傾斜地の岩盤に建っている。
建設当時はかなり大変たったと思う。
また鉄塔は過酷な条件に耐える為に、山形鋼は幅広く厚みがあり大正12年によくこの場所まで
持ち込んだか感心させられてしまいます。
16号より甲府盆地を見渡す事が出来る
15号 16号とは標高差100mぐらい
紅白の分岐鉄塔は甲信幹線を更新した(1988−89年)御坂線10号鉄塔
15号は嵩上げされている。 確か1998年頃だったと思う。
切り開かれて場所に国道137が通っている。
1985年頃から登坂車線追加した拡幅が行なわれ、1995年頃にはこの付近の工事は完成したと思う。
ピークに位置する18号
右に三ツ峠山が見える
18号は八丁峠に建っており、標高は1505m有る
19号鉄塔 三ツ峠山の横を通過する
20号鉄塔
若番側を撮影 この付近は耐張鉄塔が続く
21号 清八峠−三ツ峠の稜線に位置する
標高 1450m
21号から見た22号鉄塔
都留方面が一望できる
33号鉄塔は捻架鉄塔で下からだと遥か上を見上げる事になるが、
21号からの撮影だと遥か下を見下ろす事になる。
都留方面の電線路に線を引いてみた。
手前の鉄塔が50号 都留市街地の紅白鉄塔が66号
一番奥の雛鶴トンネル付近が109号
都留線は過酷な三ツ峠付近を超え、都留・秋山・牧野・三ヶ木付近の山間地を通り
橋本変電所へ繋がる。
山の中をハイキングしながら撮影するのも一つの楽しみである。