高圧6回線鉄塔
秦浜線275KV 4導体電線路に1径間だけ2導体4回線の電線が併架されています。
画像を見る限り電線は直線状に繋がっていませんが、
以前は田代幹線として直線状に繋がっていました。
手前の鉄塔は湘南変電所へ繋がり、奥の鉄塔では山間地を経て新秦野変電所へ
繋がります。
本当は交差のが良かったのですが、近隣に工業団地が出来て
電線を引き回す事が出来なかった事と思います。
東電では珍しい複導体6回線鉄塔になっています。
京浜変電所方面の鉄塔群 昭和46年建設
3基目から先は雪害の倒壊により建て替えられている 昭和61年
湘南線の連なる鉄塔
増強対策により昭和59年に建て替えられている
話は違うが、昭和50年代後半は66KVの154KV化や154KVの複導体化が
盛んに行われていた。
しかし、現在ではその他の区間が66KVのままだったり、単導体のまま等、
規格違いにより強化された場所が生かされていない箇所を見かける。
裏をかえせば近年それだけ送電技術力が進歩したとも言えるのだが・・・
湘南線については全てが2導体であり、規格が統一されている。