三井化学線
三井化学線を発見した時は私は感激しました。
まだこの形の送電線が残っているなんて・・。
しばらくの間私の記憶だけ残っている鉄塔でした。
今から15年前、東京電力・塔ノ沢線は私が一番好きな鉄塔でしたが、
経路変更により撤去されてしまいました。
この鉄塔と同じ形の三井科学線が残っていて本当によかったです。
29号鉄塔です。
道路に近く比較的撮影しやすい鉄塔です。
27号鉄塔です。
電線が曲がる為に懸垂碍子が傾いています。
この鉄塔は神奈川県横浜市原宿付近にあります。
この形の鉄塔は25号〜29号まで5基存在しています。
この送電線は三井化学線と旧原宿線の1回線毎使用しています。
建設は昭和5年です。 高さは鉄柱としては平均か?
塔ノ沢線は上段・中段の碍子がピン碍子で、
下段の碍子が懸垂碍子でした。
なんといっても大きなピン碍子は一番の魅力でした。
塔ノ沢線と並走していた三枚橋線が撤去され、
その後塔ノ沢線も撤去されるとの情報を得ていましたが、
機会がなく撮影する事が出来ませんでした。
いまでも悔やまれる事のひとつです。
追記
尚、塔ノ沢線は日本で最初の鉄塔送電線だったそうです。
東京電力では2001年秋、創立50周年記念に電力史料館が
オープンします。
この中の展示物に実物の塔ノ沢線の鉄塔が公開される様です。
オープンしたらぜひ足を運びたいと思います。
場所は京南変電所が在った所です。(最寄駅は南武線尻手駅)
このあたりは新川線、南武線、市場線、相武線、JR送電線等
古くからの鉄塔が在りますのでぜひ寄り道をお勧めします。
電力史料館の詳細情報は東京電力・電力史料館の
ホームページをご参照ください。